大作・新作が続々――これから登場するiPhone向けゲーム:FF/FFIIの動画もあります(1/2 ページ)
新作iPhoneアプリやこれからのアプリ開発の方向性を披露するイベント「I Love iPhone × Apps」で、ファイナルファンタジー for iPhoneをはじめとする多数の新作アプリが紹介された。FF/FFIIの公式映像も交え、期待の新作ゲームをピックアップする。
2月11日、アップルストア銀座で、iPhone向けにアプリケーションを開発しているベンダーが集い新作アプリなどを紹介するイベント「I Love iPhone × Application Marketing vol.1」が開催された。
今や全世界に5000万台以上が存在するiPhone/iPod touchは、ゲームプラットフォームとしても注目を集めている。スクウェア・エニックスやコナミデジタルエンタテインメント、バンダイナムコゲームス、カプコン、ハドソン、コーエー、テクモ、ゲームロフトなどなど、ゲームコンソールやPC、ケータイ向けにゲームを提供している名だたるメーカーが、iPhone向けにアプリを開発し、世界へ向けて販売している。App Storeでは16万以上のタイトルが配信されているが、この16万タイトルのうち、ゲームカテゴリーに属するアプリは約17%を占め、約18%の電子書籍に次ぐシェアを持つ。
I Love iPhone × Appでは、これから登場するiPhone/iPod touch向け新作ゲームが多数披露されたので、まとめて紹介しよう。
ファイナルファンタジー/ファイナルファンタジーII
スクウェア・エニックスの「ファイナルファンタジー」シリーズといえば、ゲームで遊んだことがある人なら1度は聞いたことがあるビッグタイトルだ。1月21日に同社がiPhone/iPod touch向けに「ファイナルファンタジー」「ファイナルファンタジーII」を配信すると発表したときの記事には、多数の読者からアクセスがあった。
イベントに登場したスクウェア・エニックス モバイル事業部 プロデューサーの松井良磨氏は、このiPhone/iPod touch向けファイナルファンタジーの最新映像と、iPhone/iPod touch版のコンセプトを披露した。以下はスクウェア・エニックス提供の公式映像だ。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
「iPhone版のファイナルファンタジーは、FFシリーズとしては初のタッチパネル対応を実現しました。iPhone向けに出すからには、iPhoneのユーザーさんが快適に使えなくてはなりません。そこでiPhoneのスペックを最大限生かした美しいグラフィックとiPhone独自のUIを採用し、ユーザーの操作性を第一に考えて開発しています。20年来のファンの方から新しいユーザーの方まで、幅広い層に満足いただけるようなものにしたいと思っています」(松井氏)
ファイナルファンタジーといえば、プレーヤーがコマンドを選んで敵を攻撃したり、自分のHPを回復させたりするのが一般的だが、iPhone版ではこうした動作をタッチで行う。さらに魔法を使う際には、魔法が選びやすいよう、よく使う魔法が選びやすい1ページ目に移動するなど、独自の改良を加えた。単純に十字キーをタッチパネルに置き換えるだけではなく、タッチパネルでの快適な操作感を追求しているという。
iPhone版ファイナルファンタジーの画面。画面左下に表示されているのが十字キー代わりの固定パッド。戦闘シーンではタッチ操作を多用し、操作性を高めている
ファイナルファンタジーIIもiPhoneで操作しやすくチューニングされている。中央の画面の右下に表示されているボタンはダッシュボタン
発売時期は「春になる前くらい」を目指していると松井氏。価格などはまだ明らかにされなかったが、発売が待ち遠しいタイトルだ。
Hyper Sports Winter
コナミデジタルエンタテインメントは、2月12日から配信開始の今まさに“旬”なウィンタースポーツをテーマにしたタイトル「Hyper Sports Winter」を披露した。こちらはすでに配信が始まっている。価格は230円と手ごろで、オリンピックを見ながら自分もiPhoneやiPod touchでゲームを楽しんでみるといいかもしれない。
ゲームはハーフパイプ(スノーボード)、ボブスレー、スピードスケート、フィギュアスケート、スキージャンプの5種目が用意されており、それぞれタッチパネルを生かしたユニークな操作で競技タイムや飛距離、得点などを競う。ハーフパイプではジャンプ中に円を描くようにタッチしたりとちょっと変わった操作を採用。スピードスケートではフリックひたすら繰り返す。ボブスレーやフィギュアスケート、スキージャンプではバランスを取りながらiPhoneを傾ける操作が中心となる。いずれも誰でも手軽に楽しめるタイトルとなっている。
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