バンダイナムコゲームスのPSP向けアクションゲーム「ゴッドイーター」が2週続けてトップも維持しています。
「ゴッドイーター」のテレビCMや広告を見たことがある方はご理解いただけると思いますが、「モンスターハンター」シリーズを意識してか、“狩り”というキーワードを全面に押し立てています。日本において、PSPというハードと親和性が高く、かつ売れたタイトルを意識しないほうがおかしいのですが、ユーザーも次にくるアクションゲームを探している中での絶妙なタイミングでの“狩り”だったのも好調の理由ではないでしょうか。もちろん、その世界観やゲームシステムに魅力を感じて、というのが売れている一番の理由だと思います。
PSPタイトルは、ハードが携帯ゲーム機ということもあり、外出時に持ち歩き、移動の途中や暇なときに手軽に遊べることを念頭に置いて開発されています。「モンスターハンターポータブル 2nd G」などは、直接友人と顔を合わせながらアドホック通信で遊べることがヒットの要因といわれています。なかなか家に集まることはできない人々が、ふと立ち寄ったファストフード店などで気軽に集まってひと狩り――といった場面を生み出しました。あーでもない、こーでもない、あっち行った、こっち来たなどなど……。
今、シングルプレイが中心だった日本のゲームシーンは、変わりつつあります。ソーシャルゲームやブラウザゲームなど、みんなが時間やスペックに拘束されることなく、気軽に楽しめるものが溢れ、iPhoneアプリなどが毎日大量にリリースされています。ユーザーが選ぶことすら面倒くさくなるほど数多く発売・配信されるゲーム市場で、どうアピールしていくのか。「ゴッドイーター」のような新規タイトルは特に、その打ち出し方とタイミングが難しいだけに、こうして成果を上げていることはいいニュースなのではないでしょうか。今後期待のシリーズに成長するのではないかとにらんでいます。
関連キーワード
週間ソフト販売ランキング | ゴッドイーター | PSP | アクションゲーム | CM | ドラゴンクエストVI 幻の大地 | New スーパーマリオブラザーズ Wii | バンダイナムコゲームス | iPhoneアプリ | ソーシャルゲーム
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 週間ソフト販売ランキング:体験版は大事
「ゴッドイーター」が約30万の販売し、「ドラクエVI」を軽く抜きトップです。 - 週間ソフト販売ランキング:幻の大地にいます
DS版天空シリーズの中では最高の出足のようです。 - 週間ソフト販売ランキング:良作を見逃さないで
年度末ということもあり、これから4月まで(特に後半)、けっこう発売されます。 - 週間ソフト販売ランキング:またあの夢の国へ
正月明けて、スクエニの人気シリーズ最新作がトップに輝きました。 - 日々是遊戯:まさに怪物! 歴代「スーパーマリオ」シリーズでもっとも売れた作品は?
「NewスーパーマリオブラザーズWii」の300万本突破間近を記念して、今回は「スーパーマリオブラザーズ」シリーズの出荷本数を振り返ってみます。 - 週間ソフト販売ランキング過去記事一覧
- ITmedia Gamez