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噂に振りまわされること、ありますよね。

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 例えば、ある日Webの掲示板やTwitterで、自分が好きなオンラインゲームがサービスを中止するらしい――なんて噂を見たら、誰でも心がざわつき、その真相を知りたいと思うことでしょう。どんなサービスにもいつか終わりはあるわけで、誰しもが仕方がないとは思いつつも、思い入れやそのゲームへの愛情、そしてけっこうお金も時間も費やしてしまった引き返せない心情を含めて、誰かに確かめずにはいられなくなるのでしょう。

 昔であればその噂の伝染力も遅かったのでしょうが、いまはネット時代です。あっという間に人の知れることになります。しかも、その噂のタイトルを扱う会社の社長にまで、ダイレクトに伝達する時代になったのです。

 スクウェア・エニックス代表取締役社長の和田洋一氏がTwitterを始めたのは以前紹介しました(スクエニ和田社長がTwitter開始! 広報「確かに本人です」)。その和田氏が、Twitter上で投げられた質問に答えた形で、その噂を全否定しました。「そんなことされたら困りますっ ><」と。

 ちょっとかわいいお返事ですが、確かに稼ぎ頭のタイトルをおいそれとは中止にはできないでしょう。噂そのものは「ファイナルファンタジーXIV」が発表されたあたりからちらほらとネットに書き込まれていましたが、Twitterを和田氏が始めたことでダイレクトにユーザーから質問が送られるようになり(目に触れるようになり)、本人が答えるという事態を生んだのではないでしょうか。

 会社の代表がTwitterをするのに関しては、直接意見ができ、ユーザーとコミュニケーションができる風通しの良さとスピード感を評価する意見がある半面、ダイレクトすぎて会社内部とのコンセンサスが取れないのではないかという危惧する意見もあります。なんにせよ、とりあえず噂に関しては代表者から「困る」との言質をとったわけで、ファンにとってはひと安心したのではないでしょうか? ただ、またなにかのきっかけで噂が飛び交うかもしれません。今回の件だけでなく、噂に不安がるゲームユーザーにどう安心感を与えることができるかも、メーカーには求めらているのです。

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