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3年D組“勇なま先生”の授業を受けに、魔物づくり学校へ――「勇者のくせになまいきだ:3D」発売記念イベント開催(1/2 ページ)

「勇者のくせになまいきだ」シリーズの脱力ぶりは最新作でも健在(褒め言葉)。発売記念イベントだって、一筋縄ではいかなかったようです。

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三次元ではない! 3つのダンジョンだから「勇なま:3D」!

懐かしい教室でのイベント。前作の「勇者のくせになまいきだor2」では銭湯で発表会が催された。相変わらずのセンスは健在である。ちなみに日直はトカゲオトコとリリス

 今は廃校となった世田谷区立池尻中学校を再生してワーキングスペースとしている世田谷ものづくり学校の3年D組教室に、授業開始を告げるチャイムが鳴り響いた。そして、我らの3年D組の担任“勇なま先生”が扉を開けて入ってくる――。

 ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンは3月7日、メディアとユーザーを招いたイベント「魔物づくり学校3年D組 勇なま先生」を開催した。これは、PSP用ソフト「勇者のくせになまいきだ:3D」(以下、「勇なま:3D」)が3月11日に発売されるのを記念して行われたもので、最新作のゲーム説明をするとともに、ゲームの内容そのものといっていい脱力感いっぱいのイベントとなった。


教室のそこかしこに、小ネタが満載。とりあえず時間割を見る限り、主に土掘りと水遊びが多めの内容となっているようだ

 「今回のタイトルにもある“3D”は、3作目であるとともに、今年ソニーグループが全社を挙げて取り組む3D化に乗っかったから」と、冒頭から飛ばすのはSCEJの本作プロデューサー・山本正美氏。もちろん、本作の“3D”は3次元の“3D”ではなく、3つのダンジョンが用意されているという意味。やはりどこまでも人を食ったような挨拶である。同じく新要素の紹介に登場したアクワイアの本作ディレクター・大橋晴行氏も「面倒なのでできれば入れたくなかった要素が、ムービーにされてしまって入れざるを得なくなった」とひょうひょうと述べるほどの飛ばしてくれた。。

 前述した最新作で登場するダンジョンは、「メインダンジョン」「まいにちダンジョン」「ファミリーダンジョン」の3つ。前作にもあった「メインダンジョン」には、3エリア全33ステージを単身で攻略するというもので、3段階の難易度設定が用意されている。


今回の悪ノリの主犯(?)ともいえる山本正美氏(左)、大橋晴行氏(右)はたぶん自分で染めたイメージカラーの紫色の研究員服で登場


水もしたたる「メインダンジョン」

本作の世界。中央にある小島が、前作のマップだそうだ。「まるでア○フガルドのようなものです」とは山本氏の談

 大橋氏は、以前から生態系を扱うゲームなのに水が出ないのは気になっていたらしく、ようやく新要素として“水分と水棲魔物”を実装した。これは、ダンジョンのどこかにある水が噴き出す場所をツルハシで掘ると、ダンジョン内に“魔水”があふれ出て、その魔水を制御することで“水棲魔物”が誕生するというもの。

 また、「勇なま:3D」では“魔物と知能進化”を実現している。これは、ある条件がそろうと魔物たちの知能が進化し、勇者に対して罠を仕掛けたり、偵察や集団行動を取ったりするというもので、こうした人間らしい知的な行動によって魔物に対する愛着が増すはずだと山本氏。魔物によって知的行動が異なるので、ぜひその眼で確認してもらいたい。

 もちろん、勇者も残念ながらパワーアップしてしまっている。いわゆるRPGの勇者といわれるキャラクターは、ただボスを倒しにダンジョンに入るわけではない。時には経験値稼ぎであったり、レアな魔物を狩るだけだったりと目的が違う。最新作ではダンジョン内の生態系次第で、EXTRA STAGEに突入し、“目的を持つ勇者たち”が登場する。彼らはますます強敵となってしまうが、倒すとポイントも多くなる。また、武道家、僧侶、シャーマンといった新たなジョブも登場するので、彼らの行動も注目したい。

 さらに前作で危なくなった時に役立った“ダンジョンクエイク”のようなツルハシスキルのバリエーションが一気に全44個に増えている。あちこちで水が噴出させられる“ミズノツルハシ”や、勇者の行き先が分かる“ナビィタイマー”などお役立ちスキルが満載だ。なお、これらのツルハシスキルを獲得するには、勇者が落とす“ドラゴンオーブ”を集める必要がある。ドラゴンオーブについては……特に触れるまでもないだろうが、例のアレである。



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