大人のゲーム環境構築は家具から考える(1/3 ページ)
ゲームをプレイする環境というと、モニターやスピーカーを考える人も多いはず。もちろん、それも大事だが、真の大人は家具もきっちりそろえておきたい。ということで、数々のデザイン家具を送り出しているハーマンミラージャパンさんに「ゲームプレイにおすすめ!」なプロダクツを聞いてきました。
ステキなゲーム環境って何だろう?
ゲームを遊ぶにあたって、もっとも快適な環境とは何か――。
筆者は、液晶モニタ−、プラズマはもちろんのこと、ヘッドマウントディスプレイ、450インチスクリーン+ドルビー対応の映画館でのゲームプレイ、5.1chのサラウンドスピーカーやヘッドセットと、過去にありとあらゆるゲーム環境を体験してきた。
その中でも、軽視しがちだったのがイスやデスクのプレイ環境だったが、これを改善することによって、肩こりの軽減、長時間プレイ時に蒸れない、姿勢が楽になる、といった様々なメリットが得られることに気がついて以来、現在はそれなりに気をつかった構成にしている。とはいっても、まだ筆者が使用しているのは、個人用の環境にしか手が届いていないのが現状だ。
そこで、今回は、様々なゲームのシチュエーションにあった家具を、ハーマンミラー・ジャパンの前澤恵子さんに紹介していただいた。ハーマンミラー・ジャパンは、ワークチェアとして有名な「アーロンチェア」をはじめ、「イームズラウンジチェア」、「イームズシェルチェア」といったさまざまなプロダクツを展開している。プロダクツコンセプトの「問題を解決するためのデザイン」を実現した家具の数々は、日本はもちろん、世界中に愛好家を生み出している。
それでは、さっそく前澤さんに大人のための魅惑の家具ワールドへ誘っていただこう。
家族みんなでゲームを楽しみたい、そんな方には……
まずは、リビングでWiiを遊ぶファミリーにオススメの家具セットを前澤さんに聞いてみたところ、「リビングで家族そろってゲームを楽しみたいという方には、『イームズソファコンパクト』と『イームズエリプティカルテーブル』のセットがおすすめです」と断言する。
「このソファは、デザイナーのイームズの自宅にあったソファを原型に製品化されたもので、コンパクトという名前ですが、ゆうに3人が腰掛けられます。これに、サーフボードテーブルの愛称で親しまれている『エリプティカルテーブル』をあわせると、ソファのどの位置に座ってもテーブルが目の前にあるので、ちょっとものをおいたりするのにもいいんです」(前澤さん)
大型のテレビと併せて、リビングルームにこれをおけば、家族団らんの場がより快適になるだろう。また、実際に自宅で『イームズソファコンパクト』を使用している、という前澤さんは「ソファを買うときには、みなさんデザインや色味ばかりチェックされていて、意外と見落としがちなのが、掃除のしやすさなんです。このモデルは足がすっきりとしていて掃除がしやすいですから、そういった意味でもファミリーユースにお勧めですね」とのこと。
さらに、もっとハイクラスなソファを家族で使いたい方には、ということでオススメしてもらったのは『イームズソファ』。2シートと3シートの2モデルがあり、それぞれ140万円と160万円というソファだ。「1950年代を中心に生まれたミッドセンチュリーの流れの集大成といってもいいこのソファは、世代を超えて受け継いでいく家具といえます。家族でゲームをする、映画を見る、そういった空間がさらに印象深くなっていくでしょう」と前澤さん。
家族でゲームを遊ぶ、というと多くの人は任天堂のWiiを思い浮かべるだろうが、今後は、カメラを使用した認識技術が話題のマイクロソフトのProject Natalや、ソニーのPlayStation Move、PlayStation Eyeをはじめ、様々なゲームがリビングに設置されていくだろう。その中に、誰もがくつろげる環境を構築する、というのは大人のたしなみのひとつ、と言えるのかもしれない。
価格:62万6850円(税込)
イームズソファコンパクトと、イームズエリプティカルテーブルは、それぞれ数色のバリエーションが用意されている。リビングルームのテイストにあわせて選びたい。
価格:12万9150円(税込)
サーフボードのような形状のこのテーブルは、ソファー全面に天板が届くため、非常に使い勝手がいい。
価格:138万4,950円〜(税込)
前面のレザー部分に目がいきがちだが、使い込むほどに味が出るプライウッド製の背面部は、壁に向けておくのはもったいないほどの質感だ。
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