「THE IDOLM@STER STATION!!! FIRST TRAVEL」収録裏話を聞きにいきました(1/2 ページ)
「THE IDOLM@STER」のキャスト・今井麻美(如月千早役)、原由実(四条貴音役)、沼倉愛美(我那覇響役)の3人によるCD発売を記念して記者会見が開かれた。
人気ゲーム「THE IDOLM@STER」(以下、アイマス)のキャストである今井麻美(如月千早役)、原由実(四条貴音役)、沼倉愛美(我那覇響役)によるWebラジオ番組「THE IDOLM@STER STATION!!!」。この3人のパーソナリティによる完全オリジナル・アルバム「THE IDOLM@STER STATION!!! FIRST TRAVEL」が、2010年3月24日に発売される。
撮り下ろしのソロ曲3曲に加え、トリオによる楽曲も2曲。さらに3人によるトークも多数収録、対談やメイキング映像が収録されたDVDも封入される。このCD発売を記念し、キャスト3人によるリリース記念会見が開催された。収録時の裏話も多数飛び出した会見の模様をリポートしていこう。
「IM@S ST@TION」7カ月間の旅路を振り返る
会見は、まず簡単な挨拶からスタート。そして約7カ月(2月現在)続いてきたラジオ「THE IDOLM@STER STATION!!!」を振り返っての感想が語られた(以下、敬称略)。
沼倉 我那覇響役の沼倉愛美です。ついこの間、前髪を切りました。
今井 如月千早役の今井麻美です。同じく前髪を切りまして……それいいって? こういう記者会見チックのって、ラジオ関連でやるのは初めてで。でも自信を持ってお届けできるCDができたので、こうやって皆さんに集まっていただけて嬉しいです。
原 四条貴音役の原由実です。前髪は……さっきちょっと自分で切ったんですけど(笑)、ええと……平和、です。
今井 平和です(笑)
沼倉 平和です?(笑)
原 7カ月……そんな経ってるんですね。でも最近は3人でお話しするってことが、すごく自然になってきて。1月に新しいコーナーも始まったりして、ようやく先週くらいからなんとなく分かってきて。ちょっと遅いんですけど、少しずつつかめてきたので(笑)
沼倉 最初は経験が無かったところから始めさせていただいて。私としては、あっという間だなと。その中で今井さんに鍛えられて(笑)、ちょっとずつできるようになってきたかなっていう実感が、やっと。
今井 番組を始める時は、私が二人を引っ張っていく役を仰せつかったんですが、スタッフさんからの「(リード役を)分かってるよね?」というプレッシャーがすごくて(笑)。でも、ぬー(沼倉)も由実ちゃんも吸収力が早くて。二人を引っ張っていく日もあれば、二人に乗っかって行く日もあって、色んな番組の顔が出るようになってきたっていうのが、自分でも楽しく感じています。
続いて今井さんから、今回発売されるCDのコンセプトなどが語られた。
今井 この番組の「THE IDOLM@STER STATION!!!」は、STATIONっていう駅の意味だけじゃなくて、みんながここに集ってくれればアイマスの情報が見られるよ、という意味も込めてます。でも番組をやっている中で、「STATION」って言葉をあまり活用していないということに最近気付いて(笑)。CDを作る上で、3人でどんなコンセプトにしようかって話をする中で、初心に帰って。「STATION」って言葉を盛り込んでみるのがいいんじゃないか、3人でどこかへ旅に出かけようよ! ということで、「FIRST TRAVEL」というタイトルになりました。
CDに封入されるブックレットには、3人で集合し旅へ出かける、といった旅をイメージしたカットが満載されているという。また、声優という仕事自体が「色々な所を旅しているようなもの」という想いも込められているという。
大物起用にオリジナル楽曲 悪戦苦闘する原・沼倉
ここからは収録される楽曲についてのトークへ。3人で歌う「DEAD or ALIVE」は、「JAM Project」参加や自身のソロ活動、またアニソン系楽曲プロデュース活動なども多い奥井雅美氏が作詞、「サイキックラバー」としてヒット曲も多いIMAJO氏が作曲で参加している。「私なんかが歌っていいのか、なんて思ったり(沼倉)」「うれしいと同時に、いつも以上の緊張感が(原)」と、大物プロデューサー起用にプレッシャーを感じながらの録音だったようだ。
今井 今回のCDの顔となるような曲を作っていただいたんですが、すごいハードな楽曲だったんです。最近のラジオが、わりと緩い感じでお届けしていることもあったので(笑)、これは気を引き締めねば、と改めて思うくらい。
また、今回のアルバム収録曲はアイマスのキャラソンではなく、今井さん、原さん、沼倉さんというアーティストとしての楽曲。沼倉さん、原さんにとっては自分名義の曲は初ということもあり、キャラクターに引っ張られがちな中で苦労しながらの収録だったという。
その分、普段のキャラソンでは聴くことのできない歌い方「3人が音程の高いところ、低いところを入れ替わり立ち替わり歌ったり(今井)」に挑戦するなど、聴き所の多い入魂の1曲に。千早、響、貴音として歌う3人と、アーティストとして歌う3人の違いは、ぜひ聴き比べてみて欲しい。
谷山浩子氏からの楽曲提供に今井感激!
3人の各ソロ曲については「沼倉っぽさっていうのは、いったい何なんだろうって歌いながら考えた(沼倉/「AVALON」)」「候補曲の中から(歌う曲を)選ぶというのも初めてで不安も多かったけど、収録するときには不安な気持ちは置いておかなければいけないので(原/「One Step」)」など、沼倉・原はやはり悪戦苦闘があったとか。一方で今井が歌う「SHADOWLESS」は、作詞・作曲を「まっくら森の歌」などでおなじみのシンガーソングライター谷山浩子氏に依頼。如月千早として「まっくら森の歌」をカバーした経験もある今井だが、谷山氏からのオリジナル楽曲提供には感激したという。
今井 割と今まではこういう歌が歌いたいですって言う方だったんですけど、今回は「お任せしたいです」って言ってしまったんですよ。「私に一番合う歌を下さい」って。数ある候補の作詞、作曲家さんの中から谷山さんに決定したと聞いたときは、震えが止まりませんでしたね。うれしさ半分、怖さ半分。CD「MASTER ARTIST 05」で千早として一度「まっくら森の歌」をカバーさせていただいくことになった時は、5メートル飛び退いたくらい驚いたんですけど、それくらい(「まっくら森」が)好きで。今回も谷山さんが弾き語りされてるデモを聞いたとき、電流走りましたもん。皆さんにもお聴かせしたいくらい!
子供の頃から「まっくら森の歌」が好きだったという今井さんは、谷山氏から「SHADOWLESS」が提供されたことも母親へ報告したそうだ。すると(今井さんの母が)「こんなに幸せなことがあっていいのかしら」と涙を流し喜んだというエピソードも披露された。
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