ITmedia ガジェット 過去記事一覧
検索
ニュース

KLab、Kindleで動く「テトリス」を世界ではじめて公開日々是遊戯

Amazonの電子ブックリーダー「Kindle」上で動作するKindleアプリを、なんと日本のメーカーが本家に先駆けて公開しています。

PC用表示 関連情報
advertisement

Kindleもとうとうゲーム機に

 KLabは4月7日、世界初のKindle用エミュレーターをリリースしたと発表しました(リリース)。またこれを使ったデモアプリとして、Kindle上で動作する「テトリス」と「ロードランナー」を作成・公開しています。

 今回作成されたエミュレーターでは、今後Kindle用アプリ開発者に配布されるという「KDK(Kindle Development Kit)」と呼ばれるツール環境を独自に再現。本家KDKの一般配布に先駆け、アプリを開発することに成功しています。本家KDKは現在、登録者向けに限定β版を配布中ですが、KLabでは本家の正式配布を待ちかねた結果、勝手に仕様からエミュレーターを自作し、今回のリリースに至ったとのこと。

 KLabではあわせて、この「KDKもどき」を使ったデモアプリとして「テトリス」「ロードランナー」の2ゲームをKindle向けに開発。残念ながら「ロードランナー」についてはソースの権利関係から未公開となっていますが、「テトリス」についてはソースコードもちゃんと公開されています。またこれらのアプリは、本家KDKが正式に配布された後でも、理論上ではソースコードを書き換えることなくそのまま動作させることが可能とのこと。その他、詳しい使い方などについては「KLab 若手エンジニアブログ」で紹介されています。

 現在は電子ブックリーダーとしての用途がメインとなっているKindleですが、今後KDKが正式リリースされれば、iPhoneやiPod touchのようにゲームプラットフォームとして台頭してくる可能性も十分に考えられます。iPadやKindleといった新ハードが、ゲームファンにどのように受け入れられていくか、今後の動きに注目したいところです。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る