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GACKT、声優界に出陣――新作TVアニメ「屍鬼」アフレコ後インタビュー!

TVアニメ「屍鬼」に桐敷正志郎役の声優としてレギュラー出演するGACKTさんにインタビューしてみました。

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 優美かつ壮大な世界観の楽曲で、圧倒的な人気を誇るアーティスト・GACKT。ソロ・キャリア開始以降、シンガーソングライターとしてだけでなく、映画、ドラマ、舞台、小説など幅広い活動をする彼が、満を持してTVアニメ「屍鬼」に桐敷正志郎役の声優としてレギュラー出演する事が決定したのは、先日の「ノイタミナラインアップAR記者発表」で発表された通り。

 その記念すべき初回アフレコが、3月某日に都内スタジオで行われた。

 すでにOVA、劇場用作品などで声優を経験しているGACKTだが、連続TVアニメーション作品へのレギュラー出演は今回が初。稀代の表現者・GACKTは、TVアニメという新たな舞台でどのような演技を見せてくれるのだろうか。収録を終えたばかりの、HOTなコメントをお送りする。

GACKT、声優活動について大いに語る

── 最初に桐敷正志郎役のオファーが来た時の感想を教えてください。

GACKT 原作を読んだ時に、吸血鬼が題材だし、桐敷正志郎という人物も非常に面白いキャラクターだと感じました。今回、TVアニメには初めての参加なんだけど、いい形の参加になったんじゃないかな。

── 桐敷正志郎というキャラの印象はどうですか?

GACKT ミステリアスで、心に闇を持っているアンバランスな人間。そんなシアトリカルで掴みづらい性格が彼の面白さかな。

── アフレコを終えられての感想をお願いします。

GACKT 思ったよりもスムーズだった。監督ともじっくり話し合ってキャラのイメージを確立できたので、非常にいい形のスタートが切れたと思う。今後も面白いアプローチができると思うよ。

── 今回初めてレギュラーで声優に挑戦されますが、これまで経験された声優、映画、舞台などの演技との違いは何でしょうか。

GACKT アニメの声優は姿が見える大河ドラマなんかと違って、自然にやればやるほど不自然になる。やっぱりアニメは独特の文化だと思う。僕は声というものには、すごく魅力があると思っていて、昔から声優をやりたいと思っていた。でも、だからこそ(声優の)先輩たちに対して、中途半端な気持ちでの参加はできないとも思っていた。音楽活動を始めて14年が経って、色々な作品に参加できるようになった今なら声優として認めてもらえると思ったので、声優活動を始めることに決めたんだ。だから最初に『屍鬼』に出演できてよかったよ。

── これからも声優としての活動を続けていかれるのですか?

GACKT 最初にアニメに触れた時、声の演技にすごく感動したんだ。だから声優として参加するなら、イベント的に参加するのではなく、声だけで勝負したいと思っていた。以前、池田秀一さんから「自分の思うスタイルを貫いていけばいいんじゃないか」と言われて、やっと少し認めてもらえたと思ったんだ。だから、これからも声の魅力を伝えるために活動していきたいね。

GACKTにとっての吸血鬼とは?

── 「屍鬼」は吸血鬼を題材にした作品ですが、GACKTさんは吸血鬼に興味はありますか?

GACKT 僕は「MOON SAGA」というコンセプトを掲げて、コンサートでもヴァンパイア(吸血鬼)を題材にしたものをやってきた。「MOON CHILD」を書いたり、小説や映画の脚本を書いたりするくらいヴァンパイアに対する想いは強い。ヴァンパイアという人でない存在を通して、人間の生々しいメッセージがストレートに届けられるんだよね。これはMALICE MIZERの頃から、ずっとやっている事でそれに関する歴史や本はたくさん読んだりしているよ。

── 今後の「屍鬼」出演にかける意気込みをお願いします!

GACKT 顔が出ない演技をする中で、何も知らない人が「GACKTがやってるんだ」と声から入って「GACKTっていいよね」って思ってもらえると嬉しいね。僕が過去にアニメを見て、声の魅力・魔力に惹かれたように、今の人にも僕の声に心酔してもらいたいな。

── 最後に、番組を楽しみにしているファンの皆さんにコメントをお願いします。

GACKT 非常にミステリアスで、魅力的な作品です。ぜひお見逃しのないよう、お楽しみに。


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