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「うみねこのなく頃に」シークレットイベント「魔女たちの宴会 in 六軒島」

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 春の陽気に包まれ始めた3月21日。パセラリゾーツ グランデ渋谷のイベントスペースにて、昨年7月から12月にかけて放送されたTVアニメ「うみねこのなく頃に」のシークレットイベント「魔女たちの宴会 in 六軒島」が開催された。


 本作は同人ゲームでありながら異例の大ヒットを記録し、一大ムーブメントを巻き起こした「ひぐらしのなく頃に」の原作者・竜騎士07氏が手がけた新作ゲームのアニメ版。この日のイベントでは、昨年テレビアニメ放送と並行してアニメイトTVにおいて配信されたWebラジオ「うみねこのなく頃に Episode R -Radio of the golden witch-」復活版の公開収録が行われた。

 また、竜騎士07氏が今後の展開について言及する一幕もあり、「うみねこ」ファンなら見所、聴き所満載の充実したイベントとなった。

美女4人に先生もタジタジ?

 会場のイベントスペースは、クラシカルなシャンデリアが吊るされた空間で、気分はまさしく右代宮家の邸宅。また、ちょうどイベントの前夜の関東は、作品の舞台「六軒島」もかくや、といわんばかりの大嵐。その影響でイベント当日も電車が遅れ気味になっていたということで、お膳立ては十分すぎるほど。いやが上にも会場のテンションも上がってくる。

 いよいよイベント開始。というところで、なにやらマイクの不具合があった模様。結局、開始予定時間から遅れること約5分。優雅なチェンバロのBGMが流れる中、ベアトリーチェ役の大原さやか、右代宮縁寿役の佐藤利奈、ルシファー役の斉藤佑圭、レヴィアタン役の米澤円。そして、原作者の竜騎士07氏が壇上に姿を現した。

「わらわがベアトリーチェである。最後まで楽しんでいってくれ」(大原)

 大原による大迫力のセリフから自己紹介がスタート。よく見れば作中では「魔女」の役を演じる大原と佐藤は、全体的に黒系統の衣装で統一されており、反対に「煉獄の七杭」を演じる斉藤と米沢はカラフルな衣装で登場。特に斉藤はキャラの衣装とそっくりな赤い上着とミニスカートと、キャラへのなりきり具合もばっちり。竜騎士07氏もコメントを求められ、「かわいいと思います」と照れつつも絶賛するのだった。

さーやの魔女っぷりが炸裂!

 ここで斉藤佑圭と米澤円は一旦退場。イベント前半は、大原さやかがメインMCを務めるWebラジオ「うみねこのなく頃に Episode R -Radio of the golden witch-」復活版の公開収録が行われた。

 右代宮縁寿役の佐藤利奈と、原作者・竜騎士07氏をゲストに迎えるという超豪華な布陣に、観客のみならず出演者本人たちもワクワクを隠しきれない様子。収録前に「ずっと出たかったんだけどなー」と恨めしそうな発言をしていた佐藤に至っては、大原に紹介される前にフライングで発言してしまうほどだ。

 そしてこの辺りより、声優界屈指の「ドSキャラ」として名を馳せる大原の本領が発揮され始める。番組開始の挨拶「こんばんにゃ〜」が恥ずかしいと言う竜騎士07氏に対して「じゃあ、もう一回言ってみようか」と満面の笑顔で命令するわ、観客に自分のニックネーム「さーや」を何度も言わせて「楽しい〜」とご満悦だったりと絶好調。しかし、嫌味な印象が全くないのは人徳のなせる業か。ともかく、終始大原がリードする公開収録であった。


白熱のダーツ大会!

 公開収録後は斉藤佑圭、米澤円も再び合流し、ダーツ大会が行われた。これは「七杭」がゲストに来ている。ということで、「杭的なゲーム」をしようという事で企画されたようだが、「こじつけだ(笑)」とここでも大原の鋭いツッコミが入る。

 ちなみにダーツの的は、円盤にベアトリーチェ、縁寿、レヴィアタン、ルシファー、金蔵、戦人の顔が印刷されたもの。回転させたこの的に、ダーツを投げて当たった箇所の、それぞれのキャラに設定された点数の累計で勝負を決めるというわけだ。

 ゲームは大原、米澤チームと佐藤、斉藤チームの対抗戦。負けた方は罰ゲームをさせられるということで、俄然勝負にも気合が入る。特に米澤は「マイダーツ」を持参する程の気合の入れようである。

 勝負自体は途中までは実力伯仲の白熱した展開を見せたものの、終盤に予想外の展開が待ち受けていた。

 ちなみに肝心の罰ゲームは、竜騎士07氏監修の「萌えセリフ」をしゃべらねばならないというもの。しかし、紆余曲折があり結局勝利チームも「萌えセリフ」をしゃべるはめになってしまい、罰ゲームでも何でもなくなってしまう。とはいえ、普段は見れない(聞けない)キャラの萌え〜な姿に会場からは拍手喝采。「楽しかったからいいよね!」(大原)というわけで結果オーライといったところだ。

まだまだ終わらない「うみねこ」の世界

 イベントのラストではプレゼント抽選会が行われ、出演者によるサイン色紙、サイン入り台本、そしてサイン入りTシャツが「七杭」にちなんで7名にプレゼントされた。

 なおこの日、会場では「うみねこのなく頃に」をイメージしたスペシャルドリンクが販売されており、パイン味の「ゴールデンウィッチ」、ソーダ味の「縁寿の『目を覚ましてお兄ちゃん!』ドリンク」、ブルーハワイ味の「六軒島トロピカルドリンク-Event ver.-」の三種類が用意されていた。

 そして、抽選会でプレゼントの一つをもらうためにはそのドリンクを買った際に渡された抽選券が必要となっていた。

 この他、椅子に当たりが仕込んであったり、出演者とのじゃんけん大会で勝ち残った人が当選……というように、可能な限りすべての参加者に当選のチャンスが用意されており、ファンを大切にするスタッフの優しさが感じられた。

 そして最後に出演者のコメントで宴会はお開き。

「このメンバーでの『うみねこ』イベントということで、昨日は嵐のせいもあるのですが(笑)寝れないまま参加いたしました。『うみねこ』自体がまだ全然終わっていない作品で、アニメチームとしてもここで終わるわけにはいかないので、今後の竜ちゃんの筆の進み具合に期待したいと思います(笑)!」(大原さやか)

「今日は『うみねこ』の世界観っぽい場所でイベントをやらせていただいて幸せです。さやかさんも……さーやも(笑)先程言っていましたが、『うみねこ』はまだまだ終わっていないので、これからも応援をよろしくお願いします」(佐藤利奈)

「ダーツでは散々な結果になってしまいましたが(笑)(大原「むしろ主役だったよ!」)、じゃあ良かった(笑)。そして今後も七姉妹の出番はありますかね(笑)。これからもよろしくお願いします!」(斉藤佑圭)

「今日、七姉妹は初めてイベントに参加して皆さんに会えて、すごく幸せです。まだまだDVDなども発売はされますし、これからも『うみねこ』をよろしくお願いします!」(米澤円)

 原作もこれから佳境に突入するということで、ひょっとしたらアニメ第2期もあるかも!? といった期待感を含ませつつ、イベントは大団円を迎えた。



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