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梶浦由記、過去最大規模のツアーが開幕!! 「FictionJunction/Yuki Kajiura LIVE vol.#6 at 横浜BLITZ」(1/2 ページ)

梶浦由記プロデュースによる「Kajiura Produce 3rd Anniversary LIVE TOUR」が開幕。ゲストに伊東えりを迎えて横浜BLITZで開催されたFictionJunctionのステージをリポートする。

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梶浦由記

 昨年、東京・名古屋・大阪を巡る初のライブツアーを行い、今年1月には“日本語封印スペシャルLIVE”を開催、さらに5月12日にライブ・ベストアルバムをリリースするなど、破竹の勢いに乗る梶浦由記。2008年に開催された初のライブから3年目を迎えたことを祝して、この度「Kajiura Produce 3rd Anniversary LIVE TOUR」が開幕した。

過去最大規模でのツアー

 今回のツアーでは自身がプロデュースするKalafinaFictionJunctionが、それぞれ同じ会場でKalafinaが土曜、FictionJunctionが日曜にライブを行うという異例の展開(※仙台はFictionJunctionのみだが、オープニングアクトにKalafinaが登場)だ。ツアー規模も大阪・仙台・横浜・名古屋・東京の5カ所に拡大し、過去最大となっている。今回は、ツアーど真ん中の横浜BLITZで5月30日に開催された、FictionJunctionのライブの模様をお送りする。

 開演時間になるとシンフォニックなメロディーと観客たちの大きな拍手に迎えられ、メンバーがステージへ。これから始まる幻想的な世界に思いを馳せている中、是永巧一の力強いギターと今野均が奏でる繊細なヴァイオリンが印象的なインストゥルメンタル曲「Crush」でライブの幕が切って落とされる。

スタートから梶浦語のオンパレード

 そのまま「frenetic」や「the image theme of Xenosaga II」といった疾走感あふれるサウンド――そしてそのサウンドに乗る、黒と白を基調としたシックな衣装に身を包むWakana、Yuriko Kaida、Keiko、Kaoriといった歌姫たちが紡ぐ梶浦語(※日本語や英語などではない、梶浦が創りだす独自の造語)の歌声によって観客たちは一気に高揚し、梶浦が織り成す世界へ入り込んでいく。

右からKaori、Keiko、Yuriko Kaida、Wakana

 世界の入口で待ち受けるのは、もちろん梶浦。「『FictionJunction/Yuki Kajiura LIVE vol.#6』へようこそいらっしゃいました! 今日は私たちも楽しんでいきたいと思います。みなさんも楽しんでください」と素敵なお客様の来訪を笑顔で迎えた。

 梶浦という当代きっての音楽コンシェルジュはまず、人気シリーズ「.hack」の楽曲で愉しませてくれる。5月9日に開催された「.hack//LiVE 劇奏」でも披露された「Liminality」、「fake wings」、「in the land of twilight, under the moon」を堪能した後は、いったんMCへ。


メンバーへのアンケート結果発表

 Yuki Kajiura LIVEでは恒例となっているツアーメンバーへのアンケート、今回は「家にある食べ物で絶対に切らしたくないもの」だ。まずは歌姫たちの回答が明かされた。Wakanaはトマト缶、Yuriko Kaidaは納豆、KeikoのボルヴィックにKaoriはビールという回答を受けて梶浦は、食卓に彩りを添えるようなアドバイスを4人それぞれに与えた。きっと音楽制作でもこういった、個性を尊重しつつ相手に適したアドバイスを与えるような関係性なんだろうな、と観客も笑顔になったところで今度は昨年リリースされたアルバム「Everlasting Songs」のパートが始まる。

 本日初の日本語曲となる「星屑」と「花守の丘」の、童謡のように一定のテンポを刻む音楽に浸っていると、それに続くアニメ「noir」のコーナーでは一転して、駆け抜けるようなメドレーが展開された。梶浦の仕掛ける揺さぶりに心地よくなっているところで、本日のゲスト、伊東えりが登場!


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