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スク・エニ、北米・仏で漫画有料配信 海賊版抑制へ
スク・エニは、「鋼の錬金術師」など人気コミックの翻訳版を電子化し、北米とフランスでPC向けに有料配信する。有料配信を新たな収入源にするとともに、海賊版抑制を目指す。
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スクウェア・エニックスはこのほど、「鋼の錬金術師」や「ソウルイーター」など人気コミックの翻訳版を電子化し、北米とフランスでPC向けに有料配信すると発表した。今秋から始める。有料配信を新たな収入源にするとともに、海賊版抑制を目指す。
世界で150万人いるという「スクウェア・エニックス メンバーズ」会員向け。オンラインゲーム事業で培ったコンテンツ配信技術やオンラインコミュニティ、既存の決済システムを利用し、現地の読者の二ーズに即応できる配信体制を築くとしている。コミック出版パートナーシップを組んでいる現地翻訳出版会社ともプロモーションなどで協力する。
有料配信に先立ち、北米と欧州グループ会社のWebサイトで、「鋼の錬金術師」「ソウルイーター」「黒執事」「サタン」の第1話を無料配信中。今後も配信コンテンツを順次、追加する。
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