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MMOなのにソーシャルゲーム!? ガマニア渾身のMMORPG「DIVINA」の魅力に迫る(1/3 ページ)

8月中旬よりクローズドβテストの実施が予定されている、ガマニアデジタルエンターテインメントの新作MMORPG「DIVINA」。他のMMORPGには見られない、その特徴的システムとは?

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満を持しての新作は、神話がモチーフのMMORPG!

 8月1日のオフラインイベントで発表された、ガマニアデジタルエンターテインメントの新作タイトル「DIVINA(ディビーナ)」。

 本作は「ルーセントハート」で高い評価を得たPlayCooが開発を担当するMMORPGで、様々な神話をモチーフとしたオリジナルの世界観と、「ルーセントハート」の流れを受け継ぐ“かわいい系”のビジュアルが特徴。すでにサービスが開始されている香港ではユーザーから非常に高い評価を得ているとのことで、日本での正式サービスが待たれる作品となっている。

 気になるサービススケジュールとしては、8月中旬にクローズドβテストを実施し、9月上旬ごろを目処にオープンβテストへと移行予定とのこと。今回はそんな「DIVINA」の特徴的なシステムや世界観などについてお伝えしていくことにしよう。また記事の最後には、日本版のディレクターを務める、ガマニアデジタルエンターテイメント・稲川義章氏へのショートインタビューも収録しているのでこちらも併せてチェックしてみてほしい。

公式ティーザーサイトでは現在、メインヒロインたちが“吹っ切れて”いる動画が公開されている
今回お話をうかがった、ガマニアデジタルエンターテインメントの島嵜直樹氏(左)、稲川義章氏(右)

北欧神話をベースとした、馴染みやすい世界観

 「DIVINA」のストーリーは、一言で言えば「崩壊しつつある世界を修復していく」お話。舞台となる世界は、神族が統治する上層界、人間たちが住まう中層界、そして魔族の界域である下層界の3つによって構成されており、プレイヤーは突如中層界に現れた少女「クラリス」とともに、世界修復の冒険へと旅立つことになる。

 グラフィックは同社の「ルーセントハート」と同じく“かわいい系”で統一されており、日本のユーザーにも親しみやすい印象。また物語の大筋は北欧神話がベースとなっており、世界樹やオーディン、ロキといったRPG好きには馴染み深い単語が随所に登場するのも嬉しいところだろう。

 北欧神話以外にも、本作では日本神話をはじめ世界各地の神話がモチーフとして組み込まれているそうで、イザナギやイザナミ、さらには安倍晴明といった日本の神々(?)もあちこちに登場するという。同じ神話でも北欧神話と日本神話ではずいぶんテイストが違うと思うが、このあたりの要素をどう違和感なく共存させているかも本作の見どころと言えそうだ。

 ちなみに本作、香港では「幻月之歌」という名前でサービスされており「DIVINA」は邦題。タイトルの由来は、“神学者”や“神聖な〜”といった意味を持つイタリア語「divina」からだそうで、このあたりからも「神話」が物語の大きなカギとなっていることがうかがえそうだ。

ビジュアルは「ルーセントハート」譲りの“”かわいい系”で、MMORPG初心者にも親しみやすい

本作のメインヒロインである「クラリス」。どうやら記憶を失っているようだが……
「クラリス」に似ているもう一人のヒロイン。果たして彼女の正体は?

二つの職業を使い分ける「ダブルキャスト」システム

 プレイヤーが選択可能な職業は、ファイター、ウィザード、クレリック、レンジャー、忍者の5種類。この中では忍者がちょっとユニークだが、これは他のMMORPGで言えばシーフやアサシンなどに近い位置づけで、いわゆるスピード型の近接職といったポジションだそう。MMORPGとしては一般的な職業がひととおり揃っているので、自分のプレイスタイルに合わせて選ぶとよさそうだ。

 また、本作の職業システムでユニークなのが、2つの異なる職業を切り替えながら戦うことができる「ダブルキャストシステム」だろう。二番目の職業が使えるようになるのはレベル30からで、習得後は移動中、戦闘中にかかわらず基本的にいつでも発動することが可能。経験値はもちろん、HPやMPなども別々に管理されているため、感覚的には2体のキャラクターを並行して育てつつ、状況に応じてバトンタッチさせていくシステムだと考えるとわかりやすいかもしれない。

 交代を行うと、職業や覚えているスキルはもちろんのこと、現在のHPやMPなども丸ごと入れ替わるので、HPが減った時の緊急バトンタッチとして使うのもアリ。ただ、もちろんそうそう多用できるわけではなく、街の外で交代を行う際には専用のハートマークを消費するので注意してほしい(町中での交代は自由)。ハートマークは隣にあるゲージを最大まで貯めることで1つストックされ、ゲージは敵を倒すことで少しずつ貯まっていき、ハートマークは最大3回分までストックしておくことが可能だ。

 プレイヤーの発想次第で様々な使い方ができそうな「ダブルキャストシステム」だが、今のところ香港では「忍者+クレリック」の組み合わせが一番人気とのこと。サポートにクレリックを入れることで攻守のバランスがグッと良くなるのに加え、マルチプレイでも活躍しやすくなる――というのが人気の理由だそうだ。

 なお職業システムについて補足すると、今のところ上級職への転職などはなし。ただし忍者なら近接系の「暗殺」、遠距離系の「忍術」といった具合に、各職業ごとに大きく二通りのスキルグループが用意されていて、どちらに特化させるかによってまったく違うスタイルへと成長していくとのこと。ダブルキャストシステムを使えば「忍者+忍者」といった組み合わせも可能なので、片方を「暗殺」型、片方を「忍術」型にしてみる、というのも面白いかもしれない。




職業はファイター、ウィザード、クレリック、レンジャー、忍者の5種類から選択することができる。ちなみに香港では忍者が圧倒的に人気なのだとか

レベル30から使えるようになる「ダブルキャストシステム」。サブ職業は習得時に選択し、レベルは25からスタートする形となる

忍者からクレリックへ瞬時に交代。ステータスはもちろん、装備品などもすべて一瞬で切り替わる

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