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CESA、漫画でマジコン問題に警鐘を鳴らす

社団法人コンピュータエンターテインメント協会が、公式サイトに漫画「ゲーム会社の許諾のない不正な装置は絶対に使わないで!」を掲載した。

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 社団法人コンピュータエンターテインメント協会(以下、CESA)は、社会問題となっているいわゆる「マジコン」問題に対して、特に若年層への注意喚起として、公式サイトに漫画「ゲーム会社の許諾のない不正な装置は絶対に使わないで!」(PDF形式)を掲載した。

 マジコン問題は、ゲームメーカーが販売する正規のゲームソフトを、不正な手段を用いて違法にコピーし頒布する犯罪と、その違法コピーされたソフトを入手し、マジコンらの装置(記録媒体)に記録しゲーム装置上で実行されることで、これら違法コピーソフトの利用行為が横行しているところに端を発する。

 違法コピーについては、著作権法等の違反行為であり、簡便なプロテクト解除装置やインターネット、ファイル交換ソフト等の普及などに伴い、簡単に犯行に手を染めてしまうといった事例が増加しており、CESAとしても苦慮していた。

 違法コピーされたゲームソフトが拡散していく背景としては、マジコン等の不正な装置を、違法性の認識が低い若年層が安易に購入したり、保護者が罪の意識なく買い与えてしまっている状況が挙げられる。

 こうした状況を踏まえ、CESAの調査広報委員会並びに知的財産委員会では協議検討の結果、改めてすべての消費者に違法コピーソフトの使用を止めるよう呼びかけていくことが急務と、特に若年層への訴求を目的に、本問題を分かりやすく理解できるよう解説漫画を作成したとのこと。こちらの漫画は、今後発刊する「テレビゲームのちょっといいおはなし・7」および「東京ゲームショウ2010ガイドブック」にも掲載する予定だ。

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