モバゲー、GREE、mixiの競争が“即席ゲーム”に!? DeNAチームが3日で開発へ:CEDEC 2010
DeNAの開発チームが3日でゲームを作るチャレンジが、CEDEC会場で始まった。クジで決まったその内容は、DeNA、グリー、ミクシィが激しく社員を奪い合って売り上げを競うという刺激的なものだ。
3日間で携帯電話向けソーシャルゲームを作るというチャレンジを、ディー・エヌ・エー(DeNA)の開発チームが8月31日、ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2010」(9月2日まで、パシフィコ横浜)で始めた。ゲームのタイトルは「Platform Wars」。DeNA、グリー、ミクシィが激しく社員を奪い合って売り上げを競うという内容だ。
DeNAの開発チーム5人が、CEDEC開催中にゲームを1本開発する企画。ゲーム内容とタイトルは、CEDEC会場で来場者から募集し、DeNAの南場智子社長が基調講演の冒頭でクジを引いて決まった。南場社長はクジを開けた瞬間、その刺激的な内容に思わず苦笑。読み上げると、来場者から笑いが起きた。
開発場所は、CEDEC会場内のオープンスペース。PCが並び、ホワイトボードも2つ置かれ、来場者が間近で見られるようになっている。作業は午前11時半ごろからスタート。来場者の人垣ができるなか、開発陣はまったく気にしていない様子で議論を白熱させ、ホワイトボードにゲームの展開や開発工程などをぎっしり書き出していた。
南場社長も基調講演を終えた後、開発現場を訪問。PCの画面をのぞきこんだり、スタッフに「集中して作って」「後で差し入れ持ってくるね」と話しかけて励ましたり、ゲーム内容について「モバゲーが勝つようにしてよー!」と冗談を飛ばしたりしていた。
CEDEC期間中の9月1〜2日に数回、進行状況の報告会を開き、2日午後5時50分からのセッションで開発を総括。同セッションの際、モバゲーに対応している携帯電話を持参すると、会場で開発したゲームをプレイできるかもしれないとのこと。どんなゲームに仕上がるか楽しみだ。
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