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Kalafinaが新たなスタートを切った!! 「Kalafina LIVE 2010 “Red Moon” at JCBホール」(1/2 ページ)

2ndアルバム「Red Moon」のタイトルを冠したKalafinaのツアー「Kalafina LIVE 2010 “Red Moon”」の最終公演がJCBホールで開催された。

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 3月17日にリリースしたアルバム「Red Moon」がオリコンウィークリーチャート5位にランクインするなど、順調に活動の幅を広げるKalafina。劇場版「空の境界」関連以外にも続々とタイアップが決まり、ますます勢いに乗るKalafinaにとって2回目となる全国ツアー「Kajiura Produce 3rd Anniversary LIVE TOUR / Kalafina LIVE 2010 "Red Moon"」のファイナルが6月12日、JCBホールにて開催された。

 今回、公演直前のメンバーと、Kalafinaのプロデュースを手掛ける梶浦由記にインタビューを行ったのでその模様をお送りする(ツアーおよび公演の詳細リポートは「『Kajiura Produce 3rd Anniversary LIVE TOUR』〜Kalafina LIVE 2010 “Red Moon”〜 ライブリポート」を参照)。

左からHikaru、Keiko、Wakana

―― これまでのツアーの感想と、今日のライブに向けての意気込みをお願いします。

Wakana 5月15日の大阪から始まって、1カ月という長いツアーだったんですけれども、始まってみるとものすごく早かったです。仙台は訪れるのも初めてでオープニングアクトとして参加させていただきましたが、みなさん本当に温かく迎えてくださって、楽しく歌うことができました。今日は最終日なので、今までのことも思い出しながら悔いの無いように全力で歌います!

Keiko 今日の東京を入れてツアーでは5カ所を回らせていただきました。1会場1会場を大切にしていくという気持ちが強かったので、今は千秋楽を迎える気持ちでいっぱいです。2ndアルバムのRed Moonを引っ提げたライブツアーですので、めいっぱいアルバムの魅力をみなさんに伝えられるよう、3人で表現していきたいと思います。

Hikaru ライブで出来たものをさらに広げていける――それがツアーです。ライブでいただいたパワーや笑顔を、次のライブにつなげていけるんです。すごく楽しいし、みなさんの温かさを感じられるものだと思っています。今日は最終日なので、笑顔とかも全部出しちゃいます(笑)。

―― 1回目のツアーと2回目のツアーを比べて、進歩したことや感じている違いなどを教えてください。

Wakana ライブの回数が増えたっていうのはすごく嬉しいですね! 前回のツアーは全部で3カ所だったのですが、今回は1カ月の間、毎週のようにライブを開催させていただきました。毎回、3人それぞれが「こういうところを気をつけよう」とじっくり考えるところもあって、すごくいい1カ月だったと思います。ツアーは本当に楽しいなと思いました。

Keiko 1カ月もの間、毎週末にライブがあるっていうのは初めてだったので、自分たちも未知なところがありました。でも、インターバルに1週間あったからこそ、自分たち3人の心構えというか、次の場所に向けてやるべきことを冷静に見つめる時間があったような気がします。その1週間で課題を見つけて3人でクリアしていくことができたのは自分たちにもプラスだったし、それがステージをご覧になった方にもお分かりいただけたらこの上なく嬉しいです。

Hikaru ちらっと2人の方を向いたらこっちを向いてくれるような、自然なコミュニケーションが前よりもすぐできるようになりました。

Wakana 今まで以上に目線を感じるようになりました(笑)。

―― パフォーマンスする上で余裕が出てきたということですか?

Wakana そう言っていいのでしょうか(笑)。去年と比べても一緒に居る時間が長くなってきているので、あまり意識しなくてもお互いのことを感じられるようになっているように思います。

Keiko アルバムRed Moonの名を冠したツアーだったので、今回のアルバムの曲に対するみんなの印象を深く話し合ったこともあってか、「この曲ではこういう気持ちで歌っているんだろうな」ということをすごく細かく感じ取れるようになりました。ここはメロディを一緒に感じ合いながら歌った方がいいなとか。そういう意味ではたくさんのコミュニケーションが取れたツアーだったと感じています。


各地での思い出

―― ツアー中の思い出やエピソードなどあればお聞かせください。

Hikaru 大阪は初日だったのですごく緊張していて、新曲をライブバージョンで聴いてもらうのが初めてだったんです。皆さんの反応がすごく気になってしまってライブ中もお客さんをいっぱい見つめて、この曲はこういう風に聴いてくださるんだなとか、そういう気持ちのやり取りをいっぱい感じられたライブでした。

Keiko 今回仙台はプロデューサーの梶浦由記さんのLIVEのOpeing ACTとして参加させて頂いたのですが、仙台駅を降りてすぐ会場で、“仙台”というものを感じられないまま会場に行ったことがすごく悔しくて(笑)。個人的にも初の仙台だったので食べものや空気感を味わいたかったんですけど、残念ながら仙台駅のお土産コーナーでしか感じられなかったんです。

Wakana みんなで大量のお土産を買ったんだよね(笑)。

Keiko そうなんです! でも、Kalafinaとしても初めて仙台に行けたっていうことが嬉しかったです。

Wakana 仙台は全部で4曲だったのですが私たちもぎゅっとアルバムを凝縮した内容でお届けできて、面白かったです。横浜は唯一スタンディングの会場だったので他の会場とは違う熱気を感じました。ステージに上がった瞬間「おっ!?」と言わされるすごい熱気を感じて、それが懐かしくて! ライブハウスで歌わせていただくこともたくさんあるので、その時のことを思い出しながら、楽しい時間になりました。お客様もバラードでは座りたい方もいらっしゃるだろうし、荷物も置けるし、椅子があるとすごく便利だと思うんですけど、スタンディングのみんなが密着している空間っていうのもまたやっぱりライブ感があって、すごくいいなって改めて思いました。

―― 新曲に込めたテーマや思いはどのようなものでしょうか?

梶浦 「黒執事II」という作品の曲で、テーマを言うとネタバレになってしまうところがあるのですが、なるべく作品世界を写し取るような曲にしたいと思って作りました。

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