おめでとう25周年! 意外と知られていない、マリオにまつわる豆知識25選:日々是遊戯(2/3 ページ)
日本で「スーパーマリオブラザーズ」が発売されたのが、今をさかのぼること25年前の9月13日でした。今回はこれにちなんで、意外なマリオの豆知識をお届けします。
8:当初はシャツとオーバーオールの色が逆だった?
マリオと言えば、トレードマークの赤いシャツに青いオーバーオールが印象的。でもこの配色って、最初は逆だったって知ってましたか? その証拠に、初代「ドンキーコング」のマリオを見ると……確かに青いシャツに赤のオーバーオールを着てますね。どうやら現在の服装になったのは「スーパーマリオブラザーズ3」あたりからで、それ以前の作品ではオーバーオールが赤だったり青だったりと、明確なガイドラインはなかったようです。
9:クリボーはキノコ王国の裏切り者
その名前からしばしば「栗」だと思われがちなクリボーですが、その正体は「しいたけ」。もともとはキノコ王国の兵士でしたが、クッパがキノコ王国に攻めてきた際に敵側へと寝返った――というのがクリボーの公式設定です。キノコなのに敵キャラクターとして登場しているのにはそういう理由があったんですね。
10:クッパの名前の由来は
カメ一族を引き連れ、キノコ王国を襲った憎き大魔王クッパ。その名前の由来はそのまんま、焼き肉屋の「クッパ」から。ただ宮本氏は当時クッパを知らず、焼き肉の種類だと思っていたとかいないとか……。
11:海外ではクッパ=カメ一族の総称
海外版のクッパは「Bowser(バウザー)」もしくは「King Koopa(クッパ王)」と呼ばれており、「Koopa(クッパ)」という単語はカメ一族の総称として使われているようです。このため海外版ではノコノコやパタパタも「Koopa Troopa」「Koopa Paratroopa」といった名前にそれぞれ変更されています。
12:ワールド1〜7のクッパはニセモノ
意外に知られていないのがコレ。各ワールドの最後には憎きクッパとのバトルが待ち受けているわけですが、実はワールド8のクッパ以外はすべて、クリボーやノコノコといった「部下」が変身したニセモノ。ファイヤーボールで倒すと、落ちていく一瞬だけその正体を見ることができます。
13:ブロックや土管の正体は
ステージのあちこちに存在するブロックや土管たち。これらはクッパの魔法によって姿を変えられた、キノコ王国の住人なんだそうです。というかマリオさん、普通にブロックとか壊しまくってますけど大丈夫……?
14:クッパがピーチ姫をさらった本当の理由
クッパがピーチ姫をさらったのは「ピーチ姫に惚れているから」だと思っていませんか? 実はピーチ姫こそが、クッパの魔法を解くことができる唯一の人物。だからこそクッパは真っ先にピーチ姫をさらって、自分の城に幽閉したんですね。ただ、最近の作品では単純に「ピーチ姫と結婚したい」という理由からさらっていくことが多いようです。
15:なんでキノコを取ると大きくなるの?
どうしてマリオはキノコを取ると大きくなるのか、不思議に思ったことはありませんか? 任天堂公式サイトの「社長が訊く『NewスーパーマリオブラザーズWii』」で、宮本茂氏は次のように答えています。
「昔から、魔法の国と言えばやっぱりキノコでしょう」
ええと、なんだか納得できたようなそうでもないような……。とにかく宮本氏の中では、キノコは昔からワンダーランドの象徴だったみたいですね。ちなみに海外でよく言われている「不思議の国のアリスに影響を受けて」というのは誤解だそうです。
16:なんでマリオの敵はカメなの?
これも「社長が訊く『NewスーパーマリオブラザーズWii』」から。当初「マリオブラザーズ」は下から床を叩いて敵を倒すだけのゲームだったのですが、それだとあまりにも簡単すぎてしまう。そこで宮本氏は「下から叩いた後、自分が上にのぼってトドメをささないといけないことにしよう」というルールを考案。「じゃあ下から叩いてもやられなくて、やがて復活するような生き物と言えば……」ということで見事「カメ」がマリオの宿敵に選ばれたのだそうです。
17:なんでブロックは空中に浮いたままなの?
またまた「社長が訊く『NewスーパーマリオブラザーズWii』」から。空中に浮かぶ無数のブロック……確かに不自然ですよね。これについて「なぜ落ちないんですか?」と聞かれた宮本茂氏は、冗談交じりで次のように答えています。
「実はあれ、奥のほうにつながっているんです(笑)」
ええええ! 確かに、そう考えれば理屈は通りますが……。
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