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「東京ゲームショウ2010」に参加する前に知っておきたい20のこと東京ゲームショウ2010

いよいよ明日より幕張メッセで開幕する東京ゲームショウ2010について、見どころ含めてまとめてみました。準備は万端。あとはどう楽しむかですよ!

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今年でめでたく20回目……ということで

写真は昨年の会場外観

 今年もゲームの季節がやってきた。最新のゲームソフトが一堂に集う日本最大規模のゲームの祭典「東京ゲームショウ2010」(以下、TGS2010)が今年も9月16日〜9月19日の4日間、幕張メッセで開催される。一般公開日となる土日には、発売前のタイトルの試遊やイベント観覧、会場限定商品を購入するために長蛇の列ができることだろう。

 社団法人コンピュータエンターテインメント協会(略称:CESA)が主催、日経BP社が共催する「東京ゲームショウ2010」の今年のテーマは「GAMEは、新章へ。」。昨年に引き続き、会期の前半2日間はビジネスデーに、後半2日間が一般公開日となる。今回で20回目の記念すべきイベントを尊び、TGS2010に参加する前に心がけておきたい20のことを強引ながら挙げ連ねながら今年の見どころを紹介したい。

 今回最大の注目といえば、カプコンのPSP用タイトル「モンスターハンターポータブル 3rd」に尽きるかもしれない。シリーズ前作となる「モンスターハンターポータブル 2nd G」は今年3月の段階で廉価版と合わせて約400万本の出荷を達成しており、当然ながら期待もでかい。また、ソニー・コンピュータエンタテインメントのPS3対応新コントローラ「PlayStation Move」とマイクロソフトのXbox 360対応新ゲームシステム「Kinect(キネクト)」、それぞれに対応したゲームタイトルのプレイアブル出展も注目を集めることだろう。これらは大きくスペースを確保しているとはいえ、混雑は必至だ。まだ残暑きびしく、昨今の不安定な天候からゲリラ豪雨に見舞われる場合も考えられる。少し暑さも和らぎ、会場もエアコンが効いているとはいえ、水をこまめに取るなどの熱中症対策は施し、無理な行動は控えることをオススメする。

01 暑さ寒さを舐めてはいけない――会場内はエアコンが効いているものの、天気によってはまだまだ暑い。室内との温度差にやられないように!

02 ケータイなどでリアルタイムの情報収集を心がける――突然の豪雨や交通情報のチェックは怠るべからず

03 局地的な混雑を予想し先に動く――特に「モンスターハンターポータブル 3rd」が本命。整理券をゲットして華麗に攻めたい(整理券については後述)

04 動きやすいかっこうで――「PlayStation Move」や「Kinect(キネクト)」の体験では、汗もかくのでタオルや制汗スプレーなど持参するとクール!

今年も例年どおりの混雑が予想される。なお、昨年はビジネスデーは両日とも2万人以上、一般公開日も両日6万人以上の人出。4日間で18万5030人が入場した

 ほかにも毎年ブースが混雑するスクウェア・エニックスは、「DISSIDIA 012[duodecim] FINAL FANTASY」や「タクティクスオウガ 運命の輪」「The 3rd Birthday」といったPSP初プレイアブルタイトルを含む20タイトルが出展。また、「モンスターハンターポータブル 3rd」のほかにもカプコンは、DS「逆転検事2」やマルチで展開する「MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds」、「デッドライジング2」などを試遊することができる。

 毎年、多種多様なタイトルを出展しているセガは、今年もPS3「龍が如く OF THE END」やPS3/Xbox 360「VANQUISH(ヴァンキッシュ)」、そして「ファンタシースターポータブル2 インフィニティ」、「クロヒョウ 龍が如く新章」、「シャイニング・ハーツ」といったPSPタイトルなど取り揃えて展示。「WORLD SOCCER Winning Eleven 2011」「ラブプラス アーケード」などを出展するKONAMIや、「テイルズ オブ グレイセス エフ」「テイルズ オブ ザ ワールド レディアントマイソロジー3」などを出展するバンダイナムコゲームスなどのブースは混雑が予想される。もちろん、他のメーカーブースも注目作品が目白押しだ。下に主なメーカーの東京ゲームショウ特設サイトへのリンクを併記しておくので改めてどんなタイトルが出展され、どのようなイベントがあるのか確認してもらいたい。

05 時にはあきらめも肝心――全部まわって試遊することなど不可能

06 物販コーナーの位置が例年とは違うので注意――今年はホール1(入口突き当り)にあります

07 コンパニオンのお姉さんたち(一部着ぐるみ)に癒されろ――撮影の際は一言声をかけましょう

08 撮影禁止などのルールは守る――撮影禁止のゲームも多いのでケータイなどでの撮影は要確認

09 Twitterをフォローせよ――各社Twitterアカウントでお得な情報や当日の様子をリポートしている

10 ファミリーだって楽しめる――ファミリーコーナーについてはこちら

東京ゲームショウの公式サイトはもちろん、各出展社の公式サイトを事前にチェック。会場のブース位置も把握できる

 8月30日現在、85の企業・団体から合計723タイトルの出展が見込まれている。今年はPC用のタイトル数が増加し、iPhoneやiPadおよびニンテンドーDSやPSPなどの携帯ゲーム機用のタイトル数が飛躍的に増えているのが特徴だ。「アジアNo.1の情報網羅性」と「世界最大規模のイベント」を掲げている今回のTGS2010では、「アジア・ゲーム・ビジネス・サミット」や「ビジネスマッチングシステム」「インターナショナル・キャリアパビリオン」「国際ビジネス相談コーナー」といったビジネス向けの施策も充実。

 展示企画ではモバイルコーナーに、「iPhone&iPad」と「Android」OSのスマートフォンに特化した専門コーナーが設置されるほか、ゲームPCコーナーには、アジア各国での利用度合いが高いオンラインPCゲーム向けハードやソフトウェアを紹介する「Gaming PC WORLD」が設置される。

 特別パートナー企画では、「コスプレ×ゲーム!遊びの最強コンビは、世界をめざす」をテーマにしたCosPlay@TGS2010が、9月17日にメインステージで開催。18日には会場内でコスプレグランプリを目指した企画も行われる。また、対戦格闘ゲームの最高峰のイベントとなる「闘劇'10 -SUPER BATTLE OPERA- THE 8th ARCADIA CUP TOURNAMENT」が、9月18日〜19日の2日間、幕張メッセ第7ホールで併催される。

11 ビジネスだって重要――ビジネス系ブースに寄ると、最新技術の展示などあり、意外な収穫があるはず

12 まだ申込可能なセッションあり――TGSフォーラムで情報収集するのもTGSのひとつの顔

13 今年はコスプレがアツい――どうしちゃったのと思うほど各ブースイベントでコスプレイベント多数

14 格闘ゲームファンは一般公開日に第7ホールから脱出できないかも――ほぼ終日イベントあり

15 ゲーム開発者と直接会って話せる機会がある?――話しかけるか、ただ見守るか、どうするかはあなた次第

 今回特筆したいのは、毎年人気のタイトルの試遊やイベント参加のために並ぶ入場者の列を解消する解決策として、主催者事務局整理券配布スペース(1ホール入り口付近)で出展各社による整理券が配布されることだろう。

 9月14日現在、ブース試遊ではカプコンおよびソニー・コンピュータエンタテインメントの「モンスターハンターポータブル 3rd」が、イベントステージでは9月18日に予定しているバンダイナムコゲームスの「アイドルマスター2 Presents『765プロダクション2010年度決起集会』」と「新作ロボットゲームスペシャルステージ」、そしてブシロード「探偵オペラ ミルキィホームズ in 東京ゲームショウ」、ディースリー・パブリッシャー「ドリームCライブ2010」の整理券配布が決定している。整理券は1人1枚のみの配布となる(整理券配布場所詳細については公式サイトを確認のこと)。「モンスターハンターポータブル 3rd」の試遊は、シングルプレイとマルチプレイの2つに分かれている。

16 整理券を利用しよう――入口すぐにある整理券配布スペースで、何のイベント/タイトルの整理券があるのかを要確認(メーカーブースで配布される場合もあり)

 なお、一部のゲームタイトルの試遊については、CESA倫理規定・CERO倫理規定のレーティング制度の運用に伴い、「Z区分」作品または「Z区分」に相当する表現を含む作品の試遊は、18歳以上のみとなっている。年齢制限のあるゲームタイトルの試遊については、年齢確認ができる書類(運転免許証・パスポート・学生証など)の提示が必要となる。

17 身分証明書を携帯すべし

 また、時流に乗って今年は、ライブ配信を実施するメーカーが多いのも特徴。KONAMIやセガ、ウェブマネーなどは、ほぼすべてのブースステージイベントをUstreamで配信するほか、バンダイナムコゲームスも9月18日午後1時15分からメインステージで開催予定の「アイドルマスター2 Presents 『765プロダクション 2010年度決起集会』」を配信することになっている。他にも、アークシステムワークスやコーエーテクモゲームス、またソニー・コンピュータエンタテインメントでもストリーム配信を予定。「CAPCOM LIVE STATION」を展開するカプコンでも、イベントやブース紹介を配信。マイクロソフトは「インサイド Xbox」にて東京ゲームショウ 2010特集を実施することになっている。

 これらライブ配信を利用すれば、同時間で開催されているイベントも両方見ることもできるし、必要によってはカメラがアップしてくれて、会場よりも見やすかったりするかもしれない。また遠方に居ながらにして東京ゲームショウの雰囲気を味わうこともできるだろう。ただ、やはり実際にゲームを体験するとなると会場に足を運ばなくてはならないし、ライブ配信を予定していないイベントも多い。また、朝から並び整理券を獲得し、人の波をかき分けて進む臨場感は、実際に会場に訪れて味わってもらいたいものだ。

18 家に居ても楽しめる――わざわざ会場に行かずともライブ配信でも楽しめる。でも行った方がもっと楽しめるはず

19 ニュースサイトの記事を利用すべし――事前の情報収集はもちろん、参加したイベントや遊んだゲームタイトルについて改めて確認できる

 ちなみに、会場ではなくては食べることができないものもある。編集部的には、なぜか飲食コーナーに出展している、アイレムソフトウェアエンジニアリングの「絶体絶命カレー」(700円)はぜひ食べてみたいと思う。

20 腹が空いては戦に勝てない――ちゃんと食事は取りましょう。ちなみに今年はアジアを中心とした各国料理が並ぶらしい


 以上、かなり苦しいところもあったが、東京ゲームショウに参加する20の心構えはいかがだっただろうか。いよいよ明日から始まる東京ゲームショウに備えて、我々も早く寝ようと思う。書き忘れたが、記事を執筆する我々以外は寝不足厳禁である。

ALT ITmedia Gamezも東京ゲームショウに出動します。会場でお会いしましょう

「東京ゲームショウ2010」開催概要

  • 名称:東京ゲームショウ2010(TOKYO GAME SHOW 2010)
  • 主催:社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
  • 共催:日経BP社
  • 後援:経済産業省
  • 会期:2009年9月16日(木)〜9月17日(金)ビジネスデイ 午前10時〜午後5時/9月18日(土)〜9月19日(日)一般公開日 午前10時〜午後5時
  • 会場:幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)
  • 入場料:一般(中学生以上)……前売り1000円(税込)/当日1200円(税込)、小学生以下……無 料

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