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PS3の目玉は“Move”と“3D”! SCEカンファレンス詳細リポート(ハードウェア編)TGS2010【SCEカンファレンス】

速報に続いて、SCEのプレスカンファレンス「Sony Computer Entertainment Japan Press Briefing」の詳細をお届け。長くなりそうなので、まずはハードウェア面の発表からお送りします。

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 速報でもお伝えしたが、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は「東京ゲームショウ」初日の9月16日、同社ブース内においてプレス関係者向けカンファレンス「Sony Computer Entertainment Japan Press Briefing」を実施し、PSP・PS3の今後のプラットフォーム展開について説明を行った。

 カンファレンスは2時間にも及び、前半は主にハードウェア面について説明を行い、後半は各ソフトメーカーのキーマンが登場し、PSP・PS3向けタイトルを発表するという形で進行。ここではひとまず、前半のハードウェア関連の戦略について詳細をお届けする。

PlayStation Moveをアピールする、SCEプレジデント・河野弘氏

 今回、特にSCEが強くプッシュしていたのが「PlayStation Move」と「3D」の2点。最初に、SCEプレジデントの河野弘氏は「Moveで何を目指すか」という点について、「お客様がゲームの中に入り込み、より直感的な操作を可能にすること」と説明。さらに今後は13社から合計35作品が発売予定であるとし、豊富な対応ソフト群を強くアピールした。日本では10月21日に発売予定となっているMoveだが、今後SCEでは発売前後にかけ「あそ棒。MOVE」をキャッチコピーに、大々的にプロモーションを展開していくという。

 なおSCEブース内では今回、サードパーティ製タイトルも含めて合計21タイトルのMobe専用・対応タイトルが試遊可能。「まるで手の延長にあるような、魔法のスティックのような操作感を、ぜひみなさんも遊んでいってください」(河野氏)

日本では10月21日発売となるMove。ローンチにあたり、お絵かきリズムアクション「ビートスケッチ!」を同梱した「スターターパック」も数量限定で発売予定

 Moveと並ぶもうひとつの目玉として、河野氏が掲げたのが「3D」。「PS3は次世代機の中でもいち早く3Dに対応しており、今後はこのアドバンテージをさらに生かしていきたい」と河野氏。続いてスクリーンでは、河野氏の自信を裏付けるように「みんなのGOLF」や「ファイナルファンタジーXIV」、「メタルギア ソリッド ライジング」などビッグタイトルの3D映像が次々上映され、来場者の度肝を抜いた。「みんなのGOLF」など一部タイトルはあくまで「参考映像」とのことだったが、「3Dに力を入れていく」という河野氏の意気込みは十分に伝わったのではないだろうか。

 また速報でもお伝えしたが、9月21日にはPS3でBlu-ray 3Dの再生に対応する「システムソフトウェア3.50」の提供が開始されることも明らかに。これは当初の予定よりも約1カ月早く、いかにSCEが「3D対応」を重要視しているかがこの点からもうかがえる。「今後はゲームのみならず、映画やミュージックビデオといったあらゆる3Dコンテンツを取り込んでいく核になる」と河野氏。

Bru-ray 3Dの再生対応により、ゲーム、映画、ミュージックビデオといったあらゆる3DコンテンツがPS3に集まることになる

「モンスターハンターポータブル3rd ハンターズモデル」を手に持って紹介する、カプコンの辻本良三プロデューサー

 このほかハードウェア面の戦略としては、10月〜12月にかけ、320GBの大容量HDDを標準搭載した新型PS3「クラシック・ホワイト」や、DUALSHOCK3の新カラー「キャンディー・ピンク」、ツートンカラーのPSP-3000本体を同梱した「PSP(PSP-3000)バリューパック」などを投入。また12月1日の「モンスターハンターポータブル3rd」発売に合わせ、「MHP3rd」チームの完全監修による特別仕様PSP「ハンターズモデル」を数量限定で発売することなどが発表となった。これらについては、速報およびニュースですでに紹介しているので、ここでは省略することとしたい。

 この後、壇上では河野氏に変わって、各ソフトメーカーのキーマンが次々登場し、今後発売予定の新作タイトルを次々紹介していく流れに。続きは「ソフトウェア編」にてお届けする。

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