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こんな時代だからこそ、初心に戻ったMMORPGで遊んでみないか?――「ALLODS ONLINE」先行体験リポート(2/2 ページ)

ゲームオンが新たにサービス予定のMMORPG「ALLODS ONLINE」。ロシアで開発された“洋ゲー”テイスト満載の本作を先行体験、その模様をリポートする。

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ローカライズプロデューサーへインタビュー!

 ここからは、本作のローカライズプロデューサーである、松田 雄介氏へのインタビューを掲載する。

―― 本作のセールスポイントを教えてください。

松田氏 一番は“アストラルシップ”です。ですが、そこに行き着くまでの部分もしっかりと作られています。本作をひとことで言えば、“マジメに作っているMMORPG”ですね。MMORPGを見つめ直し、本来MMORPGが持っていなければならない“本質”をおさえており、ほかのプレイヤーとのコミュニケーションが重要だったりします。最近は、MMORPGとはいえ、ソロでなんとかできてしまうゲームも多いですよね。でも本作はパーティプレイが前提のバランスになっているため、ぜひともパーティプレイでその魅力を味わってほしいです。もちろん、ゲームに慣れるまではソロで楽しめるバランスなので、そこはご安心ください。

どことなく懐かしさを感じるゲームデザイン。どっしりとしたハイファンタジーを楽しみたい、という人は要チェック!

 ちなみに本作では、あるクラスがほかのクラスの能力を、少しだけ補助できるようになっています。例えばパラディンは回復魔法が使えるため、ヒーラーが見つからない場合はパラディンに回復役を担当してもらう、というプレイも可能です。毎回、ヒーラーが見つかるわけではありませんからね。

 MMORPGの黎明期を知っているプレイヤーの方は、当時を懐かしみながら楽しめると思います。フィールドの草を集めて薬草を作る、といった生産システムもしっかり用意されています。

―― では、本作独自のシステムは、どのようなものがありますか?

松田氏 キャラクターのスキル成長ですね。タレントグリッドという機能で、いわゆるパッシブスキル(永続的に効果が発動するスキル)がありまして、アイコンがマス目で並んでいます。これを、ポイントを割り振って習得していくのですが、その習得方法が少し変わっています。中央からスタートして、習得済みスキルの上下左右にあるスキルを習得できる、という仕組みなんです。このため、目的のスキルが遠くにある場合、どのようなルートで習得するかが面白いですね。パズルではないですけれど、悩ましいです(笑)。

レベルアップするともらえるポイントで、ステータスを成長させていく。バランスタイプにするか、特化タイプを目指すかはプレイヤー次第

 ステータスも任意に割り振るタイプのため、キャラクター育成がとても奥深いことが特徴です。このようなシステムのため、いわゆる最強クラスというのは存在せず、どのクラスにも魅力があります。

 装備品の数も多いですね。装備には素材の概念がありまして、例えば魔法使いのクラスはローブのような布系の防具しか装備できません。これがファイターになると、プレートアーマーといった重装備も扱えます。レベルが上がると、装備できる種類が若干増えていく感じですね。同じ装備でも、レアリティが高い高性能のものがあるため、種類は非常に多いです。武器も、片手武器やメイス、両手剣、二刀流など種類が多く、それぞれで特徴が異なります。

 バトルに関しては、距離の概念があるのが面白いですね。最近のゲームですと、敵キャラクターを選択してスキルを選ぶと、キャラクターが自動的に敵に向かって移動し、攻撃してくれるものが多いです。でも本作では距離の概念があり、自分で間合いに移動して攻撃しなくてはならない。向きも、敵を正面に捕らえていないと攻撃できないため、いわゆるプレイヤースキル(プレイの上手さ)が重要になるゲームデザインになっています。

いわゆる召喚タイプのクラスも存在。可愛らしい召喚獣を従えるが、見た目に反してけっこう強いとのこと

―― オススメのクラスはありますか?

松田氏 個人的にはエンパイアのオークが好きなんですが、面白いと思うのは、リーグ側のいつも三位一体で行動するギバーリングですね。スカウトとかレンジャーとか、すばしっこいクラスを選べます。後ろのキャラクター2人は、直接操作をしているわけではないのですが、正面のキャラクターに合わせてかってに行動してくれるため、見ていて楽しいですね。

 エンパイア側は、機械のゾンビであるアリソンです。魔法系が得意な種族で、攻撃魔法はもちろんですけど、ゾンビを呼び出すなどネクロマンサーのような魔法も使えます。ダークな雰囲気が魅力ですね。

 アーキタイプでいうと、ウォーデンが面白いですね。これはペットを従えるアーキタイプで、敵のターゲットをとって盾役にすることもできます。ソロでも意外と戦えるので、MMORPG初心者の人にオススメですね。逆に、魔法系のアーキタイプや回復役のアーキタイプは、プレイヤースキルが必要とされるかもしれません。バトルが忙しいゲームですので。

―― 本作では、リーグとエンパイアという2つの勢力が選択できます。勢力によるメリットなどはありますか?

松田氏 いえ、どちらの勢力を選んだ方が得、というのはありません。一見、リーグ側が正義に見えますけれど、どちらが正義ということもありません。

 リーグ側は、一般的なMMORPGの世界観に近いかもしれませんね。人助けのクエストとかが多いです。対するエンパイア側は軍事国家のため、上官の命令とか、そういうクエストが多いですね。

 2つの勢力間では、いっさいコミュニケーションを取ることができません。ここは徹底していて、チャットすら行えません。そのため、友達と一緒に遊ぶ場合は、同じ陣営を選ぶといいですね。別の勢力のプレイヤーは、序盤はまったく絡みませんが、中盤以降で敵勢力として出会うことになります。

―― では、アストラルシップについて教えてください。

松田氏 いわゆるエンドコンテンツのひとつですね。クエストを何千とプレイして、けっこう遊びきったかな? と思ったぐらいから参加できるコンテンツです。そして、ここからが本作の本編と言ってもいいくらいのボリュームと楽しさがあります。

 このコンテンツも多人数で楽しむモノなので、仲間といっしょにワイワイ盛り上がってほしいですね。この一体感は、FPSのクランなんかに似ているかもしれません。アストラルシップのデザインは、リーグ側とエンパイア側で異なるので、そこにも期待していただければと思います。ちなみにティーザーサイトは、このアストラルシップをイメージしたデザインになっているんですよ。

―― では、課金体系について教えていただけますか?

松田氏 基本無料で、詳細については現在調整中です。洋ゲーっぽい雰囲気がある作品なので、その手のゲームが好きな人、または興味がある人は、ぜひとも遊んでほしいですね。必要なPCスペックはけっこう低いですので、手軽に楽しめると思います。今までMMORPGはソロで遊んできた、という人も多いと思うのですが、ぜひ本作で多人数プレイの魅力を味わっていただきたいですね。

―― 最後に、読者にメッセージをお願いします。

松田氏 「ALLODS ONLINE」は、マジメにしっかり、MMORPGを見直して作っているゲームです。一般的なMMORPG楽しさがあり、その上でさらにアストラルシップなど独自のコンテンツがたくさん用意されています。1日でも早く、1日でも多く遊んでいただけるよう、頑張ります!

―― ありがとうございました。

ITmedia Gamez枠で100名募集:「ALLODS ONLINE」クローズドβテスト募集は9月29日まで!

「ALLODS ONLINE」クローズドβテストに応募する

  • 募集期間:2010年9月15日(水)〜9月29日(水)午後6時まで
  • 募集人数:100人
  • クローズドテスト当選者発表:2010年10月1日(金)
  • 実施期間:2010年10月6日(水)〜10月13日(水)午前10時30分まで
  • 【特典1】:クローズドβテスト期間中に作成されたキャラクターデータは、そのまま引き継がれる。予期せぬ理由により、内容が変更になる場合もある。
  • 【特典2】:参加者にはもれなく、キャラクター育成に役立つ便利な特典アイテムをプレゼント。

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