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オンラインゲームの仮想宇宙ステーション、2800万円で落札日々是遊戯

海外のオンラインゲーム「Entropia Universe」で、史上最高額の不動産取引が行われたと話題になっています。

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もはや現実の不動産投資と変わりません

 以前ちょっと紹介した「Entropia Universe」というオンラインゲームを覚えていますか?

 「Entropia Universe」は宇宙開拓をテーマとしたMMORPGで、「セカンドライフ」のように、ゲーム内通貨(PED)を現実のお金に換金できるのが特徴。以前紹介したのは、その中にある「Crystal Palace」という巨大宇宙ステーションが、なんと33万ドルで落札された――というニュースでした。

 あれから約1年、ふたたび「Entropia Universe」で大型の不動産取引があったと、海外ニュースサイト「Forbes」が伝えています。

 記事によると、今回の取引額は前回を5000ドル上回る33万5000ドル(約2800万円)。売却されたのは、8つのバイオドームとスペースドック、スタジアム、クラブ、ショッピングモールなどを含む巨大施設で、これら一連の施設は元の持ち主のキャラクター名「Jon 'NEVERDIE' Jacobs」から「Club Neverdie」と名付けられていました。

ユーザーが作成した「Club Neverdie」のマップ。中央のショッピングモールを中心に、様々な施設が通路でつながっています

 前回取引された「Crystal Palace」同様、新たにクラブの所有者となったプレイヤーは、施設利用者が狩りや取引で得た利益の一部を税金として徴収することができます。元の持ち主であったJacobs氏は「Club Neverdie」から年間20万ドルもの収入を得ていたそうなので、元をとるのもそう難しくはなさそう。もちろん、以前より人気が落ちてしまったり、途中でゲーム自体が終了してしまったりする可能性もありますから、リスクもないとは言えませんが……。

 ちなみに「Club Neverdie」の元になった小惑星は、2005年にJacobs氏が10万ドルで購入したもの。Jacobs氏はこれを多くのプレイヤーが集まる人気スポットに改造し、5年間で約50万ドルもの利益をあげることに成功したのだそうです。

 オンラインゲームの施設に2800万円……あなたなら買ってみたいですか?

「Club Neverdie」の看板。内部には狩りが楽しめるバイオドームをはじめ、多くの施設が存在しています

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