まだまだ出てくる「Kinect」活用動画。今度は光学迷彩にモーションキャプチャも実現!?:日々是遊戯
米マイクロソフトによれば、発売1カ月で全世界約250万台を販売したというXbox 360の「Kinect(キネクト)」。今回もそんなキネクトの活動事例を紹介します。
ゲーム以外にも使い道満載?
オープンソースのPCドライバが開発されたのを受けて、ここのところ毎日のように新しい活用事例が出てきている「Kinect(キネクト)」界隈。そんな中、我らが日本からも、かなり先行きが楽しみな「Kinect」活用動画があがってきました。
1人目は、KinectとopenFrameworksを使って光学迷彩を実現してしまった人。これはもう、説明するよりまず動画を見てみてもらった方が早い。思わず「えっ、どうなってるの!?」とビックリすること請け合いです。
もちろん透明なのは画面の中だけですが、背景の透け具合や光の屈折など、僕らが通常思い描く「光学迷彩」のイメージにかなり近いですね。確かに人がいるのに、ゆらゆらと後ろが透けて見える様子は必見。1:30あたりから見るとより分かりやすいと思います。
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もう1つは、おなじみの3DPV作成ツール「MikuMikuDance(MMD)」とKinectを連動させてしまった人。正確にはMMDそのものではなく「Macで動くMMDみたいな何か」だそうですが、確かに体の動きに合わせて、ミクさんがグリグリと動いているのが確認できます。
現状ではまだ手や足といった細かな部分のモーションまでは拾えていないようですが、これが完成すれば高価なツールを使わなくても、個人レベルで手軽にモーションキャプチャ環境を構築することも可能に。MMD職人さんたちにとって、Kinectが「夢のツール」になる日もそう遠くないかもしれません。
ちなみにkinectのこうした「非公式な使い方」について、米マイクロソフトはどのように見ているのでしょうか?
海外サイト「National Public Radio(NPR)」によれば、マイクロソフトのAlex Kipman氏はNPRの番組内で、PCでのkinect活用について「意図的にプロテクトをかけなかった」ことを認めたそう。また現状、オープンソースで配布されているドライバ類などについても特に取り締まったりはしないとしており、実質「容認」というスタンスを表明した形となっています。
もちろんKinect自体の改造によるチート行為や、Xbox 360の内部にまで影響が及ぶようなハッキングについては引き続き厳しく対応していくそうですが、事実上オープン利用が認められたことで、今後さらにKinect利用の可能性は広がっていきそうですね。
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