レベルファイブ、「二ノ国」発売イベントを開催――招待されたユーザー1000名と豪華出演陣で発売を祝う
12月9日、レベルファイブのニンテンドーDS用タイトル「二ノ国」の完成披露発表会が開催された。主役の多部未華子さんをはじめ、豪華なゲストがJCBホールに集結した!
レベルファイブは12月8日に、同社タイトル「二ノ国」の発売を記念して、完成披露発表会を東京都文京区のJCBホールで開催した。
二ノ国は、マジックマスターと呼ばれる本を使い、現実の並行世界(二ノ国)を旅する大作RPG。スタジオジブリ製作のハイクオリティなアニメーション、久石譲氏担当の音楽、多部未華子さんや長澤まさみさんを初めとする声優陣と、各方面で活躍する豪華なスタッフによって製作されており、ニンテンドーDS史上最大のデータ容量を誇っている。
システム面においても、アイテム合成や、モンスター「イマージェン」の捕獲・成長・対戦システム、本を読み解きながら冒険を進めるシステムなどを搭載しており、ゲームとしても非常に作りこまれている。
完成披露発表会には、二ノ国制作に関わったゲストが多数登場し、軽快なトークが繰り広げられた。今回は、そんなイベントの様子を余すことなくお伝えする。
今回登場したゲストは下記の通り。
◯出演声優
- 多部未華子さん(主人公/オリバー役)
- 長澤まさみさん(ヒロイン/マル役)
- 古田新太さん(シズク役)
- 大泉洋さん(ジャイロ役)
- 八嶋智人さん(ニャンダール14世役)
- 渡辺えりさん(カウラ役)
- 溝端淳平さん(ブヒーデン役)
- 黒田知永子さん(アリー役)
◯エンディングテーマ
- 麻衣さん
◯TVCMに出演
- 芦田愛奈さん
◯スタジオジブリ
- 百瀬ヨシユキ氏
日野晃博氏率いる製作スタッフプロモーション!
開演とともにプロモーションビデオが流れ、その終了にあわせて登場したのはレベルファイブ代表取締役社長の日野晃博氏。
日野氏は挨拶の後、二ノ国のパッケージを片手に「二ノ国では、これまでユーザーさんたちが味わったことのない楽しみを用意しています」と語り、「市場の皆様にも受け入れ、すでに60万本の初回受注をいただいております」と、まずまずの滑り出しとなる数字を公開した。
続いて始まったのは、実機によるデモプレイ。登場したのは、同じくレベルファイブの本作チーフディレクター・本村建氏と、本作「魔法の本」ディレクター・丸屋教子氏。
以前開催されたイベント「レベルファイブVISION 2010」でのデモプレイと似た内容だったが、今回はアイテム合成とフィールドを新しく見ることができた。
「魔法の本」であるマジックマスターには、モンスターの詳細なデータや、アイテム合成の組み合わせなど、かなりの情報が用意されているようで、活用することでかなりプレイが容易になりそうだ。
デモプレイが終了すると、次に音楽担当である久石譲氏のビデオメッセージの上映が開始された。
ビデオメッセージの中で、久石氏は「ベーシックは格調のある、しかし懐かしい音の世界観を作ろうと考えました。朝起きるたびに(作曲の)スケッチを書くんですが、毎日あるメロディが浮かんでくるんです。これは後にエンディングの曲になるものだったんですが、今回は作品に望むスタンスをぶらさずに望めたかなと、そう感じました」と、本作の作曲について語った。
久石氏のメッセージを受けて日野氏は「僕は収録の時に、オーケストラでの演奏を生で聴かせてもらうという、実にぜいたくな体験をさせてもらいまして、本当に幸せでした。皆さんにもこの感動を体験していただけるように、コンサートなんかができたら、と思っています」と返礼した。
今後の展開によっては、コンサートイベントが開かれるかもしれないとのこと。これは期待して良さそうだ。
超豪華な10人のゲストが一挙登場!
ついにゲストパートがスタート。まず登場したのは、声優として出演した多部未華子さん、長澤まさみさん、古田新太さん、大泉洋さん、八嶋智人さん、渡辺えりさん、溝端淳平さん、黒田知永子さんの8人。
まさに、大作映画の試写会のような雰囲気。そこから、トークを交えて、各人が二ノ国についてのコメントをした。
各出演者の紹介と、二ノ国に対する簡単なコメントが終了すると、そのままフリートークの流れとなった。
どうやら、各出演者はすでにゲームの完成品を手渡されており、各人がプレイ状況を述べていった。そんな中、大泉さんが自信満々に「私は正直、RPGを初めてやったんですが、かなりやりこみましたよ!」と発言。「“滝の回廊”まで進んじゃいました、魔物もかなり倒しましたし」と、相変わらずの軽い口調で武勇伝を語る大泉さんに対し、日野氏が冷静に「そこは一番最初のダンジョンですね」とツッコミを入れる。さすが「レイトン教授」シリーズからの付き合いというべきか、やりとりも慣れた雰囲気だ。そして自分のトークの締めに「是非みなさんRPGをやってみてください」と、自分のことを棚に上げたこれまた軽めな発言に会場もゲストも苦笑いをするしかなかった。
ゲーム内容に関して八嶋智人さんは、「本を持って、それを見ながらプレイするというのがすごく斬新で、参加意識っていうんですかね、すごく面白かったですよ」と発言。さらに百瀬氏は本作を「DSという小さいものの中に、色々なものが詰め込まれている。まるで精巧な腕時計のような愛おしいような“気持ち”がある」と形容した。
続いて登場したのは、今回CMに出演した子役の芦田愛奈さん。会場からの「かわいい!」との歓声を受けて「芦田愛奈です、よろしくお願いします」と元気よく挨拶した。
芦田さんが出演するCMのメイキング映像がスクリーンに映し出され、日野氏は「朝早くから夜まで続いたんですが、ずっと同じ調子で頑張ってくれました」と撮影の様子を振り返ると、芦田さんも「1日に3つも撮ったので、ちょっと大変でした」とコメント。実にしっかりしている。
子供らしからぬ「プロっぷり」に日野氏は「人生の2週目を生きてるんじゃないかと疑っています」と舌を巻く。芦田さんは「私もやり始めてるんですが、とってもかわいくて、ほんとうに面白いです。みなさんぜひ、二ノ国を買って、楽しんでください」と、最後までしっかりとアピールも忘れずに役目をこなした。
この豪華なイベントのトリを飾るのは、本作エンディングテーマ「心のかけら」を歌った、歌手の麻衣さんの生ライブ。日野氏はこの「心のかけら」について「完成した歌を聴かせていただいて、この作品が“いい作品”になると確信を持ちました」と、歌を聞いた時の感動を語った。
最後に日野氏が「本作を、当社の『レイトン教授』や、『イナズマイレブン』に続くヒットタイトルにしたいと考えております。これからも私たちは“新しい物”を追い求めて作品を作っていきます」と期待を込めて今回の完成披露発表会の締めとした。
「ニノ国 漆黒の魔導士」 | |
対応機種 | ニンテンドーDS |
ジャンル | ファンタジーRPG |
発売日 | 2010年12月9日 |
価格(税込) | 6800円(※魔法指南書「マジックマスター」同梱) |
CERO | A(全年齢対象) |
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