「モバゲー」スマートフォン版公開 Samsungと協力して海外展開も
iPhone/Android端末のブラウザから利用できる「モバゲータウン for Smartphone」が公開。Samsungの海外向けAndroid端末にモバゲー海外版を搭載するなど、海外攻略も進める。
ディー・エヌ・エー(DeNA)は12月15日、iPhone/Android端末のWebブラウザから利用できる「モバゲータウン for Smartphone」を公開した。コミュニティー機能と一部ゲームをプレイできる。スマートフォンをベースに、海外展開も本格化。韓国Samsung Electronicsが海外市場で販売するAndroidスマートフォンに、モバゲー海外版を搭載する。
モバゲータウン for Smartphoneは、携帯電話向け「モバゲータウン」と同じIDで、アバターや日記、サークルなどコミュニティ機能が利用できる。ソーシャルゲームは「怪盗ロワイヤル」もプレイ可能。ケータイからスマートフォンに買い換えても、モバゲーで遊び続けられる。
外部ソーシャルゲームプロバイダーが提供するほかのゲームも、2月下旬以降に順次、対応する予定。来年4月には、iPhone/Android向け「モバゲータウン」アプリの提供も計画している。
スマートフォンをベースに海外展開を加速。まずは英語圏から攻略する。10月に買収した米ngmocoが運営するゲームコミュニティープラットフォーム「plus+ Network」(1750万ユーザー)を、「mobage」(モバゲー)に改名。数カ月以内に、Samsung製Android端末へのmobage搭載をスタートする予定だ。Samsungと協力し、強力なプロモーションも行うという。
ソーシャルゲームプロバイダーには、国内・海外のスマートフォン向けゲーム開発を効率化できるngmocoの開発エンジン「ngCore」を提供。まずはコーエーテクモゲームスやハドソンなど大手ゲームメーカーを含む国内・海外50社が「先行開発パートナー」として参加し、ゲームを開発する。海外展開するパートナーには翻訳会社を紹介するなど、サポートも行う。
12月15日に開いた開発者向けイベント「モバゲーオープンプラットフォームForum」で南場智子社長は「日本の東京で始まったモバゲーを世界に拡大していきたい」と意気込み、集まった約1000人のゲーム開発者に「みなさんと力を合わせ、世界でソーシャルゲームプラットフォームを作りたい」と呼びかけた。
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