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クリスマスの夜に徹夜でパーティーのお誘い――あえて乗りこんでみた

夜通しで桃鉄……なんか青春って感じしますよね? しかも高橋名人やクリスマスコスプレのグラビアアイドルが手ぐすねひいて待っていらっしゃるとか。そりゃあ、覗いてみたいと思いますとも。

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結局、楽しかったというお話

生放送中に取材敢行。視聴者置き去りで記念撮影をしてみました

 あれは、まもなくクリスマスも終わろうとしている12月25日深夜。恋人たちや家族連れが幸せそうに行き交うお台場エリアの人通りもまばらになる頃、家路につく人々とは逆行してゆりかもめから降り立つトナカイの格好をした弊サイト編集長の姿がありました。目指すはクリスマスも終わろうとしているのに、サンタのコスチュームを着たグラビアアイドルや著名人を招いて「桃太郎電鉄WORLD」を朝まで遊ぼう、そしてそれを生放送しようという趣旨のイベント会場となるスタジオへ。

 「いったいこんな時間にお台場まで来て何をしているんだろう。そしてなんでトナカイの格好をしているんだろう」と、編集長はかじかむ手を着ぐるみポケットに押し込んで歩いていたそうです。

 このイベントは、ハドソンより発売中の桃鉄最新作「桃太郎電鉄WORLD」を使用してオールナイトで対決しようというもので、12月25日午後11時より翌朝までUstreamで放送された「2010年あと僅か!! きよしこの夜 世界を駆ける。桃太郎電鉄WORLD 年末年忘れオールナイトスペシャル〜!!」略して「桃鉄忘年会」(紹介記事はこちら)。

 ハドソンの高橋名人のほか、映画コメンテーターの有村昆氏、「桃-1グランプリ」出場の菊地亜沙美さんなど、豪華ゲストが多数出場し、4チームに分かれて桃鉄で対決。当日は3年ルールで決算ごとに最下位と、ゲーム途中にサイコロでぞろ目を出すごとに用意された食材をミックスしたスペシャルドリンクを飲み干すという罰ゲームが科せられていました。この用意された食材がまたひと癖もふた癖もあるものばかりで、納豆やあさり、黒酢やイワシのかば焼きと、単品ならまだしも混ぜると危険な食材ばかりがそろっており、各チームとも本気で勝ちにいかなくては命の危険がありました。各チーム、絶対飲みたくないオーラを全開に、ひたすらサイコロを振り、目的地を目指します。

 話はちょっとさかのぼります。そもそもなぜ今回のイベントに参加することになったのか……。別件で編集長がイベント企画者と会った際、高橋名人やグラビアアイドルの女の子たちとキャッキャウフフと桃鉄を朝まで遊ぶという企画を聞き、つい「面白そうですね。参加したいなー」と漏らしたことが運の尽きでした。後日メールにて参加についての詳細が届きました。口は災いの元とはよく言ったものです。ばっちりチーム編成にも組み込まれてしまい、これはもう参加せずにはいられなくなったと笑顔で答える編集長がおりました(たぶん、半分くらいは面倒ながら行きたかったのだと推測)。せっかくなので単身取材して早々に帰ってもらうことにしました。しかし、編集長の参加は誰得だったのだろうか。むしろ申し訳ない気持ちでいっぱいです。

出入り自由な楽しい忘年会へ参戦

 編集長がスタジオに到着するとすぐさま出番とのこと。防寒着にも役に立つトナカイの衣装をとりあえず脱ぐや(到着時には12月25日が終わっていたから)、状況把握の時間もなくカメラの前に立つはめになりました。よく分からないうちにチームゲーマーに所属し、とりあえずプレイヤー席に座ることになりました。編集長がぐずぐずしているうちに、すでに1年目を経過していたようです。

 当初、編集長は無駄にカードを買ったり、物件を売ってしまったりとリアルボンビーとして場を荒らす気満々だったそうです。しかし、所属したチームはカードもなく、物件を何ひとつ持っていないかわいそうなチームだったのです。これはどうしたものかと悩んだ矢先でした。前のチームが入手から6カ月後までカードを持ち続けていると、強制的に次のターンのプレイヤーが目的地に入る「お先にどうぞカード」を所持しており、訳も分からずに目的地へ飛びゴールしてしまったのです。編集長、ボンビーどころかなんの苦労もせずチームの勝利に貢献してしまいました……。

 その後、負けたチームへの罰ゲーム食材を選び、けっこう楽しそうにゲームが進行。決算時にも得点獲得のためにミニゲームで勝利に貢献し、当初の思惑をすっかり忘れ、そもそも取材することも忘れて楽しい時が過ぎていきます。思い出した頃にはすっかり後半戦で、チームもゾロ目を出してミックスジュースを飲んだ以外は堅実に資金を取り戻し、結果優勝してしまいました。

放送中、ちらちらフェードアウトしてたのは写真撮影のため。あいつがフリーダムすぎてすみません
チームゲーマーのボスは菊池亜沙美嬢。当日は風邪で体調最悪だったらしい
出演者の席から放送の様子をモニターで見つつ、Twitterを確認しながら視聴者からのコメントに答えていく

 途中、さくっと取材も終え、編集長は帰って行きましたが、生放送はゲームが終わっても続行。「高橋名人の夜の十六連射(仮)」と題して、過去に囁かれ都市伝説となっている「高橋名人逮捕説」の真相や、「桃太郎電鉄」誕生の秘話などが語られ、始発もとうに走り出した頃、ようやく幕となったのでした。

 それにしても、やはりパーティーゲームの王道「桃太郎電鉄」は誰が遊んでも楽しいもので、遊んだことがない人でもすぐにルールを理解し、サイコロの出目やボンビー、各地イベントに一喜一憂できるのが素晴らしい。こうした忘年会ならまた来年もやってもらいたいものです。そういえば、なぜトナカイの格好をしていたんだろう編集長……。

こちらが恐怖の食材リスト。単品ではおいしいのに、混ぜるとえらいことになる
オレンジジュースベースに、ヨーグルトとねり梅、そしてキムチが加わるとどうなるかの実験
3人もいると平気な人が1人はいるのが不思議です。使用した食材はスタッフがおいしくいただきました

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