長島☆自演乙☆雄一郎が応援に駆けつけた!――「ファントムブレイカー」と「バレットソウル-弾魂-」の詳細情報を公開(2/2 ページ)
5pb.より発売される2つのタイトルの詳細がついに発表された。長島☆自演乙☆雄一郎氏や、声優の井ノ上奈々さんなどが登場した発表会の様子なども合わせてお届けする。
攻めて攻めて、敵弾を消滅させる「バレットソウル」の情報を公開!
続いてスタートしたのは、縦スクロール熱血シューティングゲーム「バレットソウル」ステージ。司会役の井上さん、志倉氏、自演乙氏は引き続き壇上に残り、登場したのは、本作に出演した声優の長谷川明子さんと、星野貴紀さんの5人で行われた。
長谷川さんは「バレットソウル」で、自らが演じたキャラクター「ユン」の衣装で登場した。
バレットソウルは、宇宙を舞台にした、悪の帝国「メッチャワール帝国」打倒のため立ち上がった者たちの物語。
ジャンルは、熱血縦スクロールシューティングゲーム。対戦格闘ゲームと同じく、初心者が入り込みづらいジャンルと言われている。
しかし、本作では「弾無効化」と「ソウルゲージ」システムにより、初心者のための敷居を下げると同時に、ゲーム全体の爽快感や戦略性を増している。
一般的な縦スクロールシューティングゲームは、画面一杯に張られた弾幕は、すべて自力で回避せねばならず、糸を通すような技術が必要だった。しかし本作では、弾を発射した敵本体を、弾が自機に接触する前に破壊すれば、その敵の発射した弾が「無効化」される。
さらに、前に出て積極的に敵を撃破する事で、加速度的にポイントが増加するシステム「ソウルゲージ」が搭載されている。これにより、ポイントを稼ぐためにはより高いリスクを背負わねばならず、やりこみプレイヤー向けに、歯ごたえのあるプレイができるのだ。
それ以外では「ワイドショット」と「クロスショット」の使い分けや、本数の制限されている「ボム」など、攻撃のバリエーションも様々。古くからシューティングゲームをプレイしているファンにも、十分に楽しめる深みを持っている。キャラクターと、キャラクターを演じるキャストにも力が入っている。
志倉氏は「この作品には、80年代のシューティングゲームを彷彿とさせるような、多くの隠し要素が用意されています。2つ同時に倒すとああなるあれとか、ゼットの書いてある特殊なアイテムとかです」と発言。
さらに、全国キャラバンの開催も決定。シューティングで全国キャラバンといえば、色々と想像できる。それに対して志倉氏は「色々あるとは思いますが、とりあえず、高橋名人に許可はとってあるので、ご安心ください」とだけコメント。
ひと通りの説明が終了すると、志倉氏によるデモプレイがスタート。井上さんが話しかけるも「今集中してるんで」とあしらった挙句、座り込んでプレイに集中をし始めた。
普通に真剣にプレイし、普通にゲームオーバーになるまでゲームを続けていた。
最後に、長谷川さんによる、本作の主題歌「蒼凛のペンデュラム」のミニライブをもって、イベントの終了となった。
「ファントムブレイカー」と「バレットソウル」体験プレイリポート!
イベントの全行程が終了すると、試遊台が解禁となった。ここでは、筆者の調べた両タイトルの情報をお伝えする。
ファントムブレイカー
特殊なシステムが多く搭載されている本作だが、そのシステム自体が、操作を簡単にするための要素であることが多いため、これといって問題は無くプレイできた。対戦格闘ゲーム経験者はもとい、未経験者であっても、すぐ動けるようになるだろう。
画面には、体力ゲージとタイマーの他に、下に必殺技ゲージが1本と、体力ゲージ下にガードゲージが存在する。必殺技ゲージはストック制で、2本までストックできる。中央にも何らかのゲージがあったが、何のゲージだったかは判明しなかった。
ボタンは全部で4つ。弱攻撃ボタン、中攻撃ボタン、強攻撃ボタン、必殺技ボタンに分かれている。弱ボタンと必殺技ボタンと一緒に、対応する方向キーを同時に入力する事で、必殺を撃つ事ができる。投げもボタン式で、中ボタンと強ボタン同時押しで出せる。
ここで危惧されるのが、無敵判定のある、発生の早い技をワンボタンで繰り出せてしまうと、バランス崩壊の可能性が出てしまう事だろう。試遊の際利用できたプレイアブルキャラクターは、美琴、柚葉、影霧、唯月の4人だったが、これに該当する技は見当たらなかった。
戦闘タイプの「クイック」「ハード」についても、かなり大きな違いがあった。クイックは、弱攻撃から弱・中・強・必殺技と、簡単にコンボを繋げられたが、ハードでは、一撃の威力が高いかわりに、コンボがあまり繋がらない。
雑感としては、クイックの1コンボが、ハードの強攻撃1発より少し強い、といった感覚。ハード側にも、コンボを繋げる要素があったので、今後研究しがいがありそうだ。
必殺技ゲージは、強ボタンと必殺技ボタンと方向キーによって出る「EX必殺技」などで使用する。基本的には、攻撃を当てたり、くらったりする事で増加するが、相殺が起こると、一気に2割ほど増加する。相殺を利用すると、ゲージの効率を高められる。
その他にも、体力バーの赤いゲージが、常時徐々に回復する仕様(かなり少ないが)や、キャラクター半分程度の距離であれば悠々と掴める強力な投げなど、研究すればいくらでも深く掘り下げられそうだ。
バレットソウル
基本的には他の縦スクロールシューティングゲームと同じ感覚でプレイできる。キャラクターごとに非常に尖った個性を持っていて、それを見ているだけで楽しい気分になれる。
ゼンイチは、直線の攻撃力が非常に高く、アイテムを入手しても、画面横側に対してはあまり弾を撃てない。それを機動力でカバーしなければならないので、上級者向けと言えるかもしれない。
ユンは、バランスタイプと言うだけあって、アイテムを入手すれば様々な攻撃を、一気に撃ち出してくれる。ホーミングレーザー系の武器もあるので、部位破壊を狙わねばならないボス戦では、戦いやすいだろう。ただし、中型で、防御力が高いボス意外の敵は、的を外しやすく、倒すのが難しいので注意が必要。
サダハールは、前面にバリアのように展開するドリルと、その周辺から扇状に発射される弾で戦う。ドリル部分が凶悪なほどに攻撃力が高いが、前に出なければ当てることも出来ないので、上級者向けの機体だ。
あまりシューティングゲームの得意でない筆者でも、弾の飛んでくる方向を見つけて、攻撃すると、どんどん玉が消えてゆき、1面をクリアする所には漕ぎ着けた。慎重なプレイだったので、スコアはあまり出ておらず、今度はスコア重視で前に出ようとした瞬間に、すぐにやられてしまった。こう書くと情けない話だが、スコアによる難易度調整は、十分に成功していると言えるだろう。
両作品とも、十分に初心者に配慮し、それでいて、既存のユーザーに満足のいく作品を目指し、それがかなり“成功”しているように思えるほど、完成度が高かった。
「ファントムブレイカー」では、ダウンロードコンテンツとして、キャラクターが配信され、「バレットソウル」では、今後無料体験版が配布される予定との事。2作品ともに、ぜひ注目してほしいタイトルだ。
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