アーケードにも3Dの波が到来? 「AOU 2011」会場で気になったゲームは:日々是遊戯
2月18日、19日の2日間、千葉県・幕張メッセにて開催されている「AOU 2011 アミューズメント・エキスポ」に行ってきました。
裸眼立体視ゲームも登場
各社の最新アミューズメントマシンが一堂に会する、アーケードゲームの展示見本市「AOU 2011 アミューズメント・エキスポ」が今年もスタートしました。開催期間は2月18日(金)、19日(土)の2日間。うち19日は一般公開日となっています。
「新たなアミューズメントの創造」をテーマに開催された今回のAOUでは、セガ、KONAMI、バンダイナムコゲームス、タイトーなどをはじめ33社以上がブースを出展。「Let's GO ISLAND 3D」や「マキシマムヒート」といった立体視対応ゲームが注目を集める一方で、「鉄拳 TAG TOURNAMENT2」や「ドラゴンボール ZENKAIバトルロイヤル」「AQUAPAZZA」といった格闘ゲームの人気も目立ちました。今回はその中から、特に注目度が高かったタイトルを抜粋してご紹介します。
「Let's GO ISLAND 3D」(セガ)
コミカルな演出と、巨大生物たちをマシンガンで撃ちまくる爽快感で好評を博した「Let's GO JUNGLE!」の続編にあたる作品。最大の特徴は筐体を一新し、メガネ不要の「裸眼3D」に対応したこと。舞台も前作のジャングルから一転、海に囲まれた美しい南国のリゾート地が舞台となり、美しく、迫力ある3D映像を存分に味わうことが可能となっています。
気になる裸眼3Dの「見え具合」ですが、3Dメガネ方式に比べ、顔の位置合わせなどややデリケートな部分もあるものの、ちゃんと顔の位置を合わせればしっかり3Dに見えました。特にガンシューティングのようなジャンルは3Dとの相性がよく、3Dならではの演出、没入感にも期待できそうです。2011年夏稼働予定。
「マキシマムヒート」(バンダイナムコゲームス)
こちらも3D立体視をウリにしたレースゲーム。ただしこちらは裸眼3Dではなく、バイザー型の3Dメガネを筐体前面に搭載。プレイする際は、バイザーをグイッと顔の前に引き下げることで迫力の3D映像が楽しめる仕組みとなっています。
ゲーム内容はオーソドックスなレースゲームですが、開始前にプレイヤーの顔写真を取り込み、車体上部にアイコンで表示する要素などもあり、どちらかと言えばパーティゲーム向けのチューニングがされているように感じました。ちなみに挙動エンジンは同社の「湾岸ミッドナイト」シリーズのものを使用しているそう。
3Dメガネを使用しているだけあって、立体映像の安定感はさすが。また筐体前面にある3Dボタンを押すことで、3Dの度合いを切り替えられる機能もユニークでした。もちろん3D映像が苦手な人は3Dを切ってプレイすることもできるのでご安心を。
「鉄拳 TAG TOURNAMENT 2」(バンダイナムコゲームス)
おなじみ「鉄拳」シリーズの最新作。タイトルにもあるとおり、本作では2対2のタッグバトル制を久々に採用。タッグバトル制の「鉄拳」としては、1999年の「鉄拳 TAG TOURNAMENT」から数えて、実に12年ぶりの復活ということになります。
キャラクター数は前作「鉄拳6BR」の38人に加え、三島仁八をはじめとする過去作のキャラクターも参戦し、シリーズ過去最大の40人以上に。仲間と強力して放つ「ツープラトン」や、コンボの途中で仲間と交代し、さらに技をつなげていく「TAGコンボ」など、前作にもあったシステムは今作にも継承されているほか、さらにある条件を満たすと控えのキャラクターの攻撃力がアップする「レイジシステム」や、パートナーと強力して空中コンボをたたき込む「タッグアサルト」などの新システムも追加されており、タッグならではの戦術はさらに奥深く進化しているようです。
「ドラゴンボール ZENKAI バトルロイヤル」(バンダイナムコゲームス)
最大4人同時対戦が可能な対戦格闘ゲーム。悟空やベジータといった「ドラゴンボール」のキャラクターたちが、生き残りをかけたバトルロイヤルを繰り広げます。
「生存率2/4!! 力と知恵で勝ち残れ」というキャッチコピーのとおり、対戦で勝ち残れるのは上位2名だけ。ゲーム終了時、体力が少なかった2人が「敗北」扱いとなり、ゲームから脱落してしまいます。4人同時プレイということもあり、必然的に一対一のテクニックよりも、全体を見渡せる視野の広さや、総合的な立ち回りのうまさが求められそう。
また本作では、「全国ネットワークバトルロイヤル」により、いつでも日本中のプレイヤーとオンライン対戦が可能とのこと。麻雀やクイズといったジャンルでは今やオンライン対戦が当たり前になりつつありますが、対戦格闘ゲームのオンライン対戦はおそらく本作が初。コンマ1秒以下のレスポンスが求められる対戦格闘ゲームで、どの程度の対戦クオリティを実現できるかも楽しみです。
その他のタイトル
とてもすべてのタイトルは紹介しきれませんが、そのほか気になったタイトルについても写真でまとめてご紹介。
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