PSP向けSFデジタルノベル「planetarian〜ちいさなほしのゆめ〜」、東北関東大震災のチャリティ版として5月12日に発売
2009年にプロトタイプのイベント会場限定で発売されたPSP向けSFデジタルノベル「planetarian〜ちいさなほしのゆめ〜」が、「東北地方太平洋沖地震被災地チャリティー版」として復刻発売に。パッケージも、チャリティ版オリジナルデザインとなり、利益は被災地の義援金に充てられる。
プロトタイプは、PSP向けデジタルノベル「planetarian〜ちいさなほしのゆめ〜・東北地方太平洋沖地震被災地チャリティー版」を5月12日より販売する。価格は3000円(税込)。
「planetarian〜ちいさなほしのゆめ〜」は、「リトルバスターズ!」などのを手がけてきたクリエイターチーム「Key」の手による本格的SFデジタルノベルで、2004年1月にWindows版が発売され、2009年にはPSP版が「イベント限定販売」として同社のイベントにおいて限定販売されていた。今回の発売は、3月11日の東北関東大震災を受けチャリティ版として発売されるもので、その収益のうち、同社利益については全額被災地への義援金に充てられる。
シナリオは涼元悠一氏、原画およびメカニックデザインにはイラストレーター駒都えーじ氏を起用。パッケージがチャリティー版専用デザインになるほか、主人公役の小野大輔氏をはじめとする声優陣によるフルボイス収録となっている。また、初回生産分の限定発売となっており、追加生産は行われない。なお、ストーリーのアウトラインは以下の通り。
「planetarian〜ちいさなほしのゆめ〜」ストーリー
舞台は近未来。
全地球規模の人口超過と宇宙開拓の破綻が原因で、30年前に世界大戦が勃発。人口は激減し、厚い雲で覆われた地表では、止むことの無い雨が降り続いていた。そんな世界にある自律型戦闘マシンが跋扈する危険な都市を、一人の男が訪れた。そして、身を隠すために侵入したビルの中で、ある施設を発見する。
プラネタリウム──昔、満天の星々を眺め人々が心を癒やした空間。そこで彼を一人の少女が迎えてくれた。
少女の名は「ゆめみ」。30年もの間、訪れる人が誰もなかったプラネタリウムで、客を待ち続けていた解説員ロボットだった。彼は「ゆめみ」に乞われるまま、動かなくなってしまった投影機を直すために、時を忘れて修理を続ける。降り続く雨のなか、静かに流れていく「ゆめみ」と彼の日々…。
遠い郷愁のような毎日が彼の心を揺り動かす。人工の星空に、彼は何を想うのか?
そして「ゆめみ」の運命は──?
「planetarian〜ちいさなほしのゆめ〜・東北地方太平洋沖地震被災地チャリティー版」 | |
対象機種 | PSP |
ジャンル | デジタルノベル |
発売日 | 2011年5月12日発売予定 |
価格(税込) | 3000円 |
CERO | A(全年齢対象) |
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