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「セーブデータお預かり」でますます便利に! SCEスタッフに「PlayStation Plus」のこれからを聞いたPS3に便利をプラス!(1/2 ページ)

3月10日のアップデートで、新たに「セーブデータお預かり」機能が追加されたPlayStation Plus。その魅力と、これからの展望についてSCEスタッフにお話をうかがった。

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3月10日のアップデートで、待望の「セーブデータお預かり」機能が追加された

 ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンが提供する、プレイステーションユーザー向けの定額制サービス「PlayStation Plus」が、3月10日にアップデートされた。

 今回新しく追加されたのは、プレイステーション 3用タイトルのセーブデータをオンラインストレージにバックアップすることができる「セーブデータお預かり」機能。従来は一部タイトルのフリープレイやディスカウントといった「コンテンツサービス」のイメージが強かったPlayStation Plusだが、システムサービス面での大きなアップデートは今回が初の試みとなる。

 そこで今回は、生まれ変わったPlayStation Plusの機能・サービスをあらためて振り返ってみるとともに、今後PlayStation Plusがどのように便利になっていくのか、SCEのスタッフに直接お話をうかがってみた。現在は30日500円(税込)/365日5000円(税込)という価格で提供されているPlayStation Plusだが、加入するべきか迷っている方はぜひ参考にしてみてほしい。


左から、SCEの関屋慎一氏、坂本佳菜子氏、岩田昌彦氏

ワンランク上のサービスが受けられる「PlayStation Plus」

 まずはPlayStation Plusの基本的なサービス内容についておさらいしておこう。

 PlayStation Plusは、「あなたのゲームライフをもっと便利に」というコンセプトで、昨年6月にスタートした定額制のネットワークサービスである。PlayStation Storeから30日500円(税込)/365日5000円(税込)の利用権を購入することで、「セーブデータお預かり」機能のほか、一部のタイトルを割引価格で購入できたりと、様々な優待サービスを受けることが可能となる。一定額を支払うことで優待サービスを受けられる――という意味では、ニコニコ動画の「プレミアム会員」や、Amazonの「Amazonプライム」などのイメージに近いかもしれない。

 PlayStation Plusに加入することで受けることができる優待サービスは次のとおり。なお、定額制サービスという性質上、サービス対象者は18歳以上限定となっているのでご注意を。

PlayStation Plusの利用権は、PlayStation Storeのメニュー左下から購入することが可能だ

システムサービス

 プレイステーション 3の機能をさらに拡張し、ゲームプレイをより便利にしてくれるサービス。これまでは「自動ダウンロード」のみだったが、今回新たに「セーブデータお預かり」機能が追加された。

セーブデータお預かり(New!)

 3月10日のアップデートで追加された新機能。PlayStation Plusに加入していると、XMBの「ゲーム / セーブデータ管理(PS3)」から、「オンラインストレージ」を選択することが可能となり、HDD内のセーブデータをPSNのサーバー上にバックアップしておけるようになる。

 通常、PS3のセーブデータは本体HDD内に保存されるため、万が一本体が壊れてしまった場合、従来はセーブデータも一緒に消えてしまうというリスクがあった(一応、USBメモリなどにバックアップしておくことは可能)。本体は買い換えるなり修理するなりすればいいが、消えてしまったセーブデータを元に戻すことは不可能。いざという時に備えて、大切なデータを守っておきたいという人には嬉しいサービスと言えそうだ。

 保存しておけるセーブデータの上限は1000個/合計150MBまで。また従来「コピー禁止」だったセーブデータも、「前回アップロード/ダウンロードから24時間以内はダウンロード不可」という条件付きでコピーしておくことが可能とのこと(大事な場面でのデータの巻き戻しなど、本来意図していない使われ方を避けるための配慮だそう)。また大切なデータのバックアップという「保険」用途以外にも、例えば自宅と会社でセーブデータを共有したり、友達の家にセーブデータを持って行ったりと(ただし自分のPSNアカウントでログインする必要があるので、パスワードなどを入力する場合には注意!)、様々な使い方が考えられそうだ。

※一部タイトルには非対応(2011年3月31日現在、SCEの「AFRIKA」と、フロム・ソフトウェアの「ENCHANT ARM」の2タイトル)
PSNにサインインしていれば、オンラインストレージへのアップロード/ダウンロードは瞬時に行うことができる


自動ダウンロード

 システムやタイトルのアップデートを検知し、自動的に最新のデータをダウンロードしておいてくれる機能。タイトルのアップデートはインストールまで自動で行われるが、システムソフトウェアはダウンロードのみ。ダウンロードの行程をカットすることができるため、アップデートにかかる時間を大幅に短縮することができる。

 自動ダウンロードを行う時間はあらかじめ指定しておくことが可能(寝ている時間などに設定しておくと便利)。指定された時間になると本体が起動し、必要なデータがあれば自動でダウンロードしておいてくれる。「このソフトウェアを利用するには、アップデートする必要があります」のメッセージにイライラさせられた経験がある人にとっては、地味ながらも有用度の高いサービスと言えそうだ。

「最新のアップデートデータが見つかりました」のイライラをちょっと軽減してくれるのが嬉しい


コンテンツサービス

 毎月更新されるタイトルを期限付きで遊べたり、割引価格で購入できたりするサービス。タイトルのラインアップは毎月の第3水曜に更新(3月は震災の影響により第4水曜に更新)され、現在配信中のコンテンツと、次回配信予定のコンテンツは「PlayStation Plus」の公式サイトよりチェックすることが可能。

フリープレイ

3月23日〜4月19日のフリープレイタイトルは、初代PSの名作レースゲーム「ワイプアウト」

 PlayStation Storeで配信されているコンテンツの中から、毎月1本以上セレクトされたタイトルを無料で入手することが可能。一度入手したタイトルはPlayStation Plus利用期間内なら回数や時間の制限もなく、何度でも楽しむことができる。


ゲームトライアル

3月23日〜4月19日は「BattleFantasia」「いっき おんらいん」「GTI Club Plus ラリー コートダジュール」の3本がプレイ可能

 PlayStation Storeで配信されているコンテンツの中から、毎月1本以上セレクトされたタイトルのお試しプレイが可能。フリープレイとは異なり、こちらは起動から一定時間(例えば冒頭の30分のみプレイ可能など)経過するか、ダウンロードから30日が経過するとプレイ不可能になるのが特徴。期間終了後は、製品版のプレイ権をあらためて購入すれば、セーブデータやトロフィーを引き継いでプレイすることもできる。



ディスカウント

3月23日〜4月19日のディスカウント対象タイトルは、ゲームアーカイブスから「アランドラ」「タイニーバレット」「ラリークロス」の3本

 PlayStation Soreで配信されているコンテンツの中から、毎月1本以上セレクトされたタイトルを20〜50%オフで購入することが可能。当然ながら、遊べる内容は通常の製品版とまったく同じ。ラインアップによっては合計で2000円以上お得なケースも。



スペシャル

今月の無料ダイナミックテーマは「Lava Lamp」。赤いゲル状の物体が、真っ青な空間をふわふわと漂います

 PlayStation Plus利用者限定アバターやダイナミックカスタムテーマなどを無料でダウンロードすることができる不定期更新サービス。他の人とはちょっと違ったアバターを使ってみたい人や、一風変わったダイナミックカスタムテーマを使いたい人に。



先行体験

 オンラインゲームのβテストや、ゲームの体験版などを一般ユーザーに先駆けて楽しめるサービス。こちらも不定期更新だが、過去には「実況パワフルプロ野球2010体験版」や「ララ・クロフト アンド ガーディアン オブ ライト」などのタイトルがPlayStation Plus会員限定で先行配信されていた。



提供:株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Gamez 編集部/掲載内容有効期限:2011年4月30日

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