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米Seagate Technologyと韓国のSamsung Electronicsは4月19日、戦略的提携を発表した。SamsungのHDD事業をSeagateに統合する。
このほか両社は提携の下、既存の特許クロスライセンス契約を拡大する。SamsungはSeagateのSSD製品向けにフラッシュメモリを、SeagateはSamsung製のPCと家電にHDDを供給する。両社は企業向けストレージソリューションの共同開発でも協力する。
この取引により、Seagateは合計で13億7500万ドル相当を現金と株式でSamsungに支払う。SamsungはSeagateの株式の約9.6%を持つことになり、Seagateの取締役候補の推薦権も得る。
Seagateは今回の提携で中国と東アジアでの顧客拡大が見込め、SSD製品を拡大する上でフラッシュメモリの供給源を確保できるとしている。
またSeagateはこの提携に関連して、SamsungのHDDにヘッドを提供しているTDKとその香港子会社SAE Magneticsとの関係を強化するとしている。
取引は規制当局の承認を得た後、2011年内に完了する見込みだ。
3月には日立がHDD事業を米Western Digitalに売却し、HDD事業の再編観測が高まっていた。
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