有償アップデートも充実――「torne」オンラインアップデートver.3.00“リモート”を7月7日に実施:やれることが多すぎ
PS3専用地上デジタルレコーダーキット「torne(トルネ)」のオンラインアップデートが7月7日に行われ、ソニーBDレコーダーとの連携や外出先からの番組予約機能など20項目以上が追加される。
ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンは、プレイステーション 3専用地上デジタルレコーダーキット「torne(トルネ)」において、20項目以上のオンラインでの機能アップデート(バージョン3.00“リモート”)を、7月7日に実施すると発表した。
今回のアップデートでトルネは、従来の録画・再生機能に加え、ソニー製ブルーレイディスクレコーダーとの連携「レコ×トルネ」機能を提供開始(対象製品はこちらのサイトを参照)。トルネからレコーダーへの予約録画や、レコーダーで録画した番組をトルネで視聴することが可能になる。
PSPへのビデオ書き出し機能に加え、ソニー製機器との連係を強化し、“ウォークマン”およびパーソナルナビゲーションシステム「nav-u(ナブ・ユー)」へのビデオの書き出しにも対応。画面上のデザインやBGM、効果音などを変更することができる「デザインテーマ」機能など、上記4点はトルネのトップメニューに追加される「STORE(トルネ屋)」から購入する有償のアップデートとして提供される。
無償のアップデートとしては、外出先から見たい番組をPSPを使って予約できるリモートプレイ機能、録画されたビデオを番組名でまとめて表示する「シリーズ表示」機能、ライブ機能でテレビ画面をより大きく表示する新しい表示モードなど。
「STORE(トルネ屋)」
「レコ×トルネ」機能
「デザインテーマ」機能
「ウォークマン」への書き出し機能
ウォークマンへビデオの書き出しができるようになる。対象製品は、NW-X1000 シリーズ・NW-A850 シリーズ・NW-A840 シリーズ・NW-A820 シリーズ・NW-S750/S750K シリーズ・NW-S740/S740K シリーズ・NW-S730F/S730K シリーズ・NW-S640/S640K シリーズ・NW-S630F/S630FK シリーズ。対象機種の詳細についてはソニー「ウォークマン」ホームページを参照のこと。500円。
「nav-u(ナブ・ユー)」書き出し機能
パーソナルナビゲーションシステム「nav-u(ナブ・ユー)」へビデオの書き出しができるようになる。対象製品は、「NV-U75」シリーズ・「NV-U76」シリーズ・「NV-U77」シリーズ・「NV-U35」・「NV-U37」。対象機種の詳細についてはソニー「nav-u」ホームページを参照のこと。500円。
無償提供される機能
「リモートプレイ」機能の強化
家庭内接続でのPSPのリモートプレイ機能を使って、テレビのない別の部屋からでもトルネを使うことができる従来の機能に加え、インターネット経由の外出先から番組表を見たり、番組の録画予約をすることが可能になる。
ビデオ書き出し機能強化
ビデオ書き出しを行ったあと、PS3の電源を自動的に切るかどうか任意に設定できるようになったほか、ソニー製のメモリーカードリーダー「MRW-F3」を使って「メモリースティック」へビデオを書き出すことができるようになった。メモリーカードリーダー「MRW-F3」の詳細はソニー「メモリーカードリーダー」紹介ページを参照のこと。
番組表機能の強化
番組のジャンルによって色分けする「ジャンルハイライト」機能、トル数の多い番組に表示される「トル情報リボン」が追加され、番組が探しやすくなった。また、選択したチャンネルの番組だけを表示できる「1週間表示」が追加。PS3がスタンバイ状態から(予約による)録画を開始した際、録画終了後に自動的に番組表情報が取得・更新されるようになった。
ライブ機能の強化
ツイートを画面下に表示することで、テレビ画面をより大きく表示する、新しい表示モードを追加。TwitterのストリーミングAPIに対応し、よりリアルタイムにツイートを表示することができるようになった。
また、スパムと思われるツイートを行うユーザーに対して、スパム報告を行うことができるようにも。これはTwitterへの公式なスパム報告となり、スパム報告されたユーザーは、自分のアカウントから見てブロックされた状態になる。L1/R1ボタンでツイートの文字サイズを変更できるようになり、ハッシュタグの色も見やすいよう変更された。
ビデオ画面の機能強化
ビデオを番組名で自動的にまとめて表示する「シリーズ表示」機能が追加。シリーズでまとまったビデオを選択して一括で再生、削除等の操作も可能となる。さらに、新着ビデオだけを表示するためのフィルタや、チャンネル別にビデオを表示できるフィルタが新しく追加され、管理しやすくなった。複数選択したビデオを連続して再生できるようにも。
プレイヤー機能の強化
ビデオの早見再生速度を、1.2倍〜2.0倍の範囲で調整可能に。また、早見再生時の音質が向上したとのこと。再生の頭出しや早送り等のパフォーマンスが大幅に向上し、特にシーンサーチでのサムネイル表示が早くなり、より使いやすく。コマ送りやコマ戻し、スロー再生、スロー逆再生が追加。ビデオの再生の開始位置を番組開始時間に合うように調整された。
番組検索機能の強化
検索画面に「日付」設定が追加され、「今日」や任意の日付などで絞り込んで検索できるようになった。また、2つ以上のキーワードでの検索は、詳細ボタンを押すことで開く「キーワード詳細設定ダイアログ」を使って設定するようになった。
その他のアップデート
- TV視聴時に、左スティック左右でチャンネルの切りかえができるように
- BGMが切り替わるタイミングで、曲名が表示されるように。また、TV画面から戻ってきたときなどのBGM再生時の開始位置を曲頭だけでなく、曲中からも再生可能に
- トルミル情報ヘッダタグは「ネットワーク情報ヘッダタグ」に変更され、トルミル情報表示機能、ライブ機能、「レコ×トルネ」機能のいずれかにエラーが発生している場合に表示されるようになった
- 番組表などでしかできなかった、先頭へ戻る操作(L3ボタン(左スティック押し込み))が、スケジュール画面、ビデオ画面、番組検索画面でもできるように
- BDリモートコントローラでの操作に、SLOW/STEPボタンでコマ送り/コマ戻し、(押しっぱなしで)スロー再生/スロー逆再生ができるように。また、CH+/-ボタンでチャンネル切りかえができるように
- 「見ながらネット」機能は、テレビ画面でのみ利用できる形に変更された
関連キーワード
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