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China Joyに行ってきた、ついでにパイラシーって何だべ?くねくねハニィの「最近どうよ?」(その43)(1/3 ページ)

くねくねハニィが7月末に上海で行われた中国最大のゲームショー「China Joy」に行ってきたらしい。ぎっくり腰を乗り越えてショーのリポートをしてみたそうな。「パイラシー」ってなんでしょう?

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 7月初旬にめちゃくちゃ暑かったので、今年はどんだけ長い夏に? と恐れていたハニィでしたが、去年の猛暑に比べたらちょっとマシかもね。ただ雨が急に局地的に降るのは止めてほしい。ハニィのオフィスでは豪雨だったのに、六本木に打合せに行ったらまったく雨なんて降ってなかったって聞いてびっくり。こんにちは、くねくねハニィです。

 さて、任天堂がニンテンドー3DSの値段を急に1万5000円(大幅ぁ!)に値下げしたけど、ハニィは既に2万5000円で購入済。アンバサダープログラムに登録しておいたので、9月以降フリーでいろいろダウンロードできるみたい(登録は8月10日まで)。ハニィと同じく前の値段で購入された方は、ニンテンドーeショップでの登録はやっといたよね?

 何とかこの値下げでニンテンドー3DSがもう少し出回ってくれればいいなと思っています。北米では169.99ドル、欧州では正式な価格は未発表だけど、北米同様の値下げを断行する予定とのこと。ちょっと任天堂らしくないのは、新色「フレアレッド」を発売したばかりなのに、それに合わせてではなく唐突に値下げしたこと。唯一のきっかけと言えば「スーパーポケモンスクランブル」の発売に合わせた(発売日が8月11日に延期になったんです)ってことかな。

 話は変わりますが7月末から8月頭まで上海で行われた中国最大のChina Joyなる展示会に行ってきました。ハニィは中国本土自体が3回目の訪問。英語がなかなか通じなくて、ものすごく苦労したんだけど、いろんな人の助けを得てしっかりと見てきましたぞ。

 そんな中国の話を交えながら、43回目を迎える「くねくねハニィの最近どうよ?」は、「China Joyに行ってきた、ついでにパイラシーって何だべ?」をお送りしようと思っとります。

まずは5月と6月の北米市場を報告してみましょう。

2011年5月と6月の北米市場報告をまとめてすることにするっ!(※くねくねハニィ調べ)

ハード

2011年5月2011年6月
Wii23万600027万3000
Xbox 36027万000050万7000
PlayStation 317万700027万6000
Nintendo DS20万000038万6000
Nintendo 3DS9万700014万3000
PlayStation Portable12万0000

 Wiiは前年比ではかなり落ちているものの、値下げ効果のためそこそこ売れているようですね。6月はTake2の「L.A. Noire」、「Duke Nukem Forever」、「infamous 2」など、コンソールのプラットフォームを引っ張るソフトがあったので、Xbox 360、PS3ともに頑張ったようです。それにしてもXbox 360の販売台数はものすごい……。このままの勢いが続けば、年明けまでにWiiを抜いてしまうかもね〜なんて声も聞かれそう。

 反対に元気がないのがハンドヘルド。特にニンテンドー3DSは6月に「The Legend of Zelda: Ocarina of Time 3D」が発売されたのに14万台とは……。むしろニンテンドーDSの方が売れているという異常な状態。新ハードなのに、北米で苦戦していると言われているPSPとあまり変わらないだから、そりゃ異常でしょ?

 業界全体としては、5月、6月ともに売上の前年割れっぷりがすごくて、5月は前年比マイナス13%、6月は前年比マイナス10%。何と5月は2006年10月以来の最低売上額だったのだ。特にソフトの売上に至っては前年比マイナス19%って……。

 Wii、ニンテンドーDSが好調だった前年に比べて、新ハードであるニンテンドー3DSの販売不振ってのが大きな原因かなぁとも思ってたんですけど、いやいや、他コンソールソフトの不振や値崩れなども相当影響している様子。ただ、このデータってあくまでも小売店で売られているパッケージソフトのデータなので、ダウンロードで購入している場合やDLCは入っていないのね。そっちは相当よかったんじゃないかなと、思いたい……。

 ニンテンドー3DSの値下げが敢行されて、市場がどう動くのか? 8月末のデータをお待ちくだされ。

ソフト

2011年5月

順位タイトル名販売元機種
1L.A. NoireTake 2360、PS3
2BrinkBethesda 360、PS3、PC
2Lego Pirates of the Caribbean: The Video GameDisney 360、PS3、Wii、PC、NDS、3DS、PSP
4Portal 2EA360、PS3、PC
5Mortal Kombat 2011Warner Bros360、PS3
6Call of Duty: Black OpsActivision360、PS3、Wii、PC、NDS
7Zumba Fitness: Join the PartyMajesco360、PS3、Wii
8NBA 2K11Take 2360、PS3、Wii、PS2、PC、PSP
9Just Dance 2UbisoftWii
10Lego Star Wars III: The Clone WarsLucasarts360、PS3、Wii、PC、NDS、3DS、PSP

2011年6月

順位タイトル名販売元機種
1 L.A. Noire Take 2360、PS3
2 Duke Nukem Forever Take 2360、PS3、PC
2 inFamous 2 SonyPS3
4 Lego Pirates of the Caribbean: The Video Game Disney360、PS3、Wii、PC、NDS、3DS、PSP
5 Legend of Zelda: Ocarina of Time 3D Nintendo3DS
6 Call of Duty: Black Ops Activision360、PS3、Wii、PC、NDS
7 NBA 2K11 Take 2360、PS3、Wii、PS2、PC、PSP
8 Mortal Kombat 2011 Warner Bros360、PS3
9 Cars 2 Disney360、PS3、Wii、PC、NDS
10 Just Dance 2 UbisoftWii

 Take 2が1、2フィニッシュしました(「L.A. Noire」はRockstarブランド、「Duke Nukem Forever」は2Kゲームズブランドで売ってますが、それぞれTake 2のブランド名なんですぜ)! マルチプラットフォーム展開は強いよね〜。だって、プラットフォーム別の売上を見ると、SCEAの「infamous 2」がトップなんです。1stパーティパブリッシャーのツライところですな。

 同じく「The Legend of Zelda: Ocarina of Time 3D」もプラットフォーム別でみると第2位。30万本近く売れたはず。残念ながらそれほどニンテンドー3DS自体の売上を牽引しなかったみたい。任天堂のニンテンドー3DSオリジナルタイトルが発売されるまでは厳しい状況が続くかもしれませんね。期待されたカプコンの「RESIDENT EVIL: THE MERCENARIES 3D」も3万本弱とのこと。うーん、頑張ってほしいんだけどね〜。

 ニンテンドー3DSの不振の原因として北米業界関係者に聞くと「ハードの値段が高い」が一番多いんだけど、これは今回の値下げで払拭されるはず。ただ、「キラータイトルの不足」という2番目の原因はどこで解決するんだろうか。「Pokemon Rumble Blast」(北米では10月発売予定)まで待つことになるんだろうか。

 さて、本題に行きますね!まずはChina Joyのお話から!

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