インターバル撮影を手軽に――キングジムの「レコロ」:仕事耕具
キングジムは、植物の成長や風景などのインターバル撮影が手軽に楽しめるインターバルレコーダー「レコロ」を9月26日に発売。防雨機能を搭載し、付属のミニ三脚を使用すれば、カメラの設置が難しい場所でも撮影が可能だという。
キングジムは、植物の成長や風景などのインターバル撮影が手軽に楽しめるインターバルレコーダー「レコロ」を9月26日に発売する。価格は6930円。カラーバリエーションはオレンジとホワイト。
レコロは、インターバル撮影を手軽に楽しむための専用カメラ。インターバル撮影以外の機能を省くことにより、低価格を実現したという。防雨機能(IPX3相当。水中での使用はできない)により、屋外での撮影にも対応した。撮影した画像は、本体にセットしたSDカードに動画(AVI形式)として保存。PCなどでそのまま動画を確認できる。
撮影間隔は最短で3秒から、最長で24時間まで。撮影した動画の再生速度はスライドショーのように見える毎秒1枚から、スムーズに再生できる毎秒24枚まで設定可能。色のメリハリが鮮やかに写る「ビビッド」、独特な雰囲気のある白黒映像が撮れる「モノクロ」などの撮影モードも用意した。カメラは30万画素相当のCMOSセンサーで、解像度はVGA。本体サイズは約102×73×30ミリ(幅×奥行き×高さ)、重さは約95グラム(電池、SD カード含まず)。
付属のミニ三脚を使用すれば、カメラの設置が難しい場所でも撮影が可能。単三形アルカリ乾電池2本で、3秒間隔で約2000枚分、24時間間隔で約365枚分の撮影ができる。別売の専用ACアダプタ(2100円)を使用することで9999枚までの長時間の撮影も可能だ。
インターバル撮影は、設定した時間ごとに連続的に撮影する手法で、その写真をつなぎあわせて動画として再生することで、時間の流れを縮めて、植物の成長する様子や移りゆく風景などをダイナミックに観賞できる。一部のデジタルカメラや、スマートフォンのアプリケーションを用いること撮影できたが、撮影が長時間におよぶため、デジタルカメラやスマートフォンを他の用途に使えないなど不便な点があったという。また、カメラを長時間放置することが多く、盗難や紛失、屋外の撮影の際に水濡れによる故障などの懸念もあった。
キングジムでは「植物の成長、花の開花、雲の流れなどの風景、車での移動過程の記録、長時間の観測が必要な研究、学校での教材、建設現場の様子など、幅広いシーンで手軽に活用できる。レコロで、新たな市場の獲得を目指す」としている。なお、レコロとは、記録する「record」と長時間の撮影をすること「long」を合わせた造語だという。
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