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イモリの名前は「バ加」? ピットレックで動物名刺を作ってみた名刺管理ガジェットで遊ぶ(1/3 ページ)

名刺管理デバイス「ピットレック」のカメラが予想以上に高性能。名刺を撮影するだけというのはもったいないぞということで、大好きな動物を撮影することにしました。ビジネスの合間に癒やしの名刺リストを眺めたい!

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 机の中に放置され増え続ける名刺。机の上に放置され山積みになる名刺――多くの人が泣かされているに違いない名刺管理。これまで何度も管理に失敗してきた筆者は名刺管理の達人になるため、「ピットレック(PITREC)」というガジェットを手に入れました。


ピットレック。名刺ケースとほぼ同じサイズ

 ピットレックはカメラを内蔵した名刺管理専用のガジェット。名刺を撮影して画像データとして保存できるため、電子化済みの名刺をどんどん捨てることができます。片付けが下手な筆者にとって救世主的な存在になりました。そして、ピットレックをいじって遊んでいたところ、名刺管理にとどまらない画期的な使い方を思いついてしまったのです。

動物が好きだから、ピットレックを片手に上野へ

 ピットレックは通常、名刺をセットして内蔵カメラで撮影し、会社名と氏名を読み取って保存するという使い方をします。しかし、筆者は使い始めてすぐ内蔵カメラの可能性に気付きました。


おや……名刺じゃなくても?

 名刺をセットしていないときにカメラを起動していると、そのままカメラの先にある風景がディスプレイに映し出されます。それを見てふと、ピットレックに名刺以外の画像データを保存したら面白いのではないかと思いました。例えば、動物園に行って動物たちの名刺データを登録すれば、仕事の合間に名刺を見る振りをしてニヤニヤできる……できる!

 ――ということで、やって来たのは上野動物園。ピットレックは名刺ケースサイズで、重さは約85グラム。カバンにポイっと入れておくことができます。

 内蔵カメラで保存できるのは名刺の表面と裏面。しかし文字の読み取りは表面だけなので、表面として動物の名前や解説が書かれた看板を撮影し、裏面に実際の動物を撮影するという方法を取りました。

 最初に撮影する動物は、やはり動物園といえば、ゾウさんとキリンさん。

ゾウさんとキリンさん。ピットレックで撮影しました

 ピットレックはズーム機能のない単焦点のカメラ。名刺をセットした位置にピントが合うように調整されています。そのため、遠くのものはピントが合わずぼやけてしまいます。オリや柵があって近くで撮ることのできない動物園ではまともに撮影できないんじゃないかという不安もありましたが、撮れた画像は予想以上に鮮明です。

 デジカメのような画像とまでは言えませんが、名刺撮影用のカメラでもちゃんと撮れるんだと驚きました。ピントが合わずぼやっとした感じは、iPhoneの写真共有アプリ「Instagram」で加工したようにも見えます。

 次は上野動物園のアイドル。もちろん、パンダさんのことですが、今回は隠れアイドルのハシビロコウさんも一緒に紹介します。

パンダさん(左)とハシビロコウさん。ハシビロコウさんは中央奥にいます

 パンダさんは、撮影してみると黒い手しか写っていませんでした。行列ができていて遠くからの撮影になってしまったため、パンダ部屋の中と外の明るさの差が大きすぎて白飛びしてしまったからです。撮影した本人でもどれがパンダなのかギリギリ確認できるレベルになってしまいました。お客さんのほうが多くて、パンダを撮ったのか人間を撮ったのかよく分かりません……。

 ハシビロコウさんも柵からかなり離れた場所にいたため、どこにいるのか分からない画像になってしまいました。これでは「ハシビロコウさんを探せ!」状態です。

過酷すぎた文字認識

 看板の文字認識は、どれも厳しい結果になってしまいました。当たり前ですが、ピットレックは名刺の情報を読み取るように設定されているので、想定外の動物園の看板にはなかなか対応できません。

 名刺を読み取る場合でも、会社のスローガンが入っていたり、デザインが個性的すぎると正確に読み取れず意味不明な文字列が出てしまう場合があります。どうしても読み取れないと判断された場合は、撮影日時が登録されるようになっています。

 文字認識でうまくいったのはシマクサマウスさんとハシビロコウさん。シマクサマウスさんは、看板がきれいに撮れたこともあり、正確な読み取りができました。ピットレックは名前のほかに、会社名と判断した文字列も読み取ることができるのですが、当然ながら社名は判断できなかったようで、「'11年08月」と撮影日時が記録されました。

シマクサマウスさん

 ハシビロコウさんは、「ハシピロコウ」と登録され、あと一歩という結果。ただ、周囲が明るすぎたため撮影した看板の文字が読みにくくなっており、この画像からそこまで読み取れるのかということに感心しました。

ハシビロコウさん

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