ドコモ、980円で20時間使える「PS Vita」向けプリペイドデータプラン発表:通信速度は128kbps
ドコモは、128kbpsの3G通信を30日間980円から利用できるプリペイド式のデータプランを発表した。対応機器第1弾はSCEが12月17日に発売する「PS Vita」。上位プランとして、4980円で180日間に103時間の3G通信が利用できるプランも用意する。
NTTドコモは9月14日、128kbpsの3G通信を30日間(20時間)980円から利用できるデータ通信専用プリペイドプランを発表した。
発表時点の対応機器はソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の「PlayStation Vita(PS Vita)」のみで、PS Vitaが発売される12月17日から提供を開始する。なお対応機器は今後も拡充する方針だが、ドコモによると、通信機能付きのポータブルゲーム機などエンターテイメント向け機器が中心になるという。
今回発表されたデータ通信専用プリペイドプランは、一定期間ごとのパケット数ではなく接続時間ごとに課金される。「プリペイドデータプラン 20h」は30日間に20時間の3G通信料が含まれており、料金は980円。また上位プランの「プリペイドデータプラン 100h」は、4980円で180日間に103時間の3G通信が利用できる。通信時間を使い切ったり、利用期間が終了した場合は、料金をチャージして継続利用する。
プラン名 | プリペイドデータプラン 20h | プリペイドデータプラン 100h |
---|---|---|
利用料金 | 980円 | 4980円 |
通信利用可能時間 | 20時間 | 103時間 |
通信利用期間 | 30日間 | 180日間 |
なおプリペイドデータプラン 100hは、下り最大14Mbps/上り最大5.7Mbpsでのネット接続が3時間だけ試用できる。PS Vitaは従来のデータ通信用プランも契約できるため、「速度制限がないプランを試せるよう」(ドコモ広報部)に提供するという。なお通信速度の切り替えはPS Vitaの設定画面から行う。
各プランとも自動更新はされず、利用期間+14日間内(20hの場合は44日間、100hの場合は194日間)に専用Webサイトから更新を申し込まないと、自動で解約される。更新可能な猶予期間を過ぎてから利用を再開する場合は新規契約となり、2100円の契約事務手数料と、ドコモから郵送される新しいSIMカードが必要になる。
プランの更新や新規契約などは、専用webサイトのみで受け付け、ドコモショップなどでは取り扱わない。料金の支払はクレジットカードかドコモ ケータイ払いで行う。またこのプランには、青少年保護対策として有害サイトへのアクセスを制限する「プリペイドフィルタ」をあらかじめ設定されており、解除の手続きはドコモショップで受け付ける。
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