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HDの4倍の高解像度を300インチの大画面で楽しむ――ソニー、4Kプロジェクタ「VPL-VW1000ES」
最近各社の参入で注目が高まっているHDの4倍の高解像度「4K」に対応したプロジェクターが、4K技術のトップランナーの一角・ソニーから発売される。
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ソニーは、約885万画素の4K映像を投影するホームシアタープロジェクター「VPL-VW1000ES」を12月下旬に発売する。価格は168万円。
「VPL-VW1000ES」は、同社独自のハイフレームレート対応フルHDパネル「SXRD」に4K映像投影用のさらなる改良を加えた新開発されたパネル「4K SXRD」を搭載。フルHD解像度の映像を超解像度技術によりリアルな4K映像に変換する「4K映像表示デバイス向けデータベース型超解像処理LSI」を使用することで、フルHDの映像を4K映像として投影する。レンズには、大口径の4K解像度向けに設計された大口径の「ARC-F」レンズを搭載。2,000ルーメンの高光出力および1,000,000:1の高コントラスト比を実現している。3D映像にも対応し、3Dメガネのレンズシャッター開閉を同期させる3Dシンクロトランスミッターも、プロジェクター本体のレンズ周辺部に内蔵する。また、静止画をプレイステーション 3経由で4K画質で投影するアプリケーションも提供予定で、2012年初を目処に現在開発が行われている。
なお、「VPL-VW1000ES」については10月22日、23日の2日間、東京・銀座のソニーショールーム(東京都中央区銀座5-3-1 ソニービル4F)、大阪・梅田のソニーストア大阪(大阪市北区梅田2-2-22 ハービスENT4F)で先行展示会が実施される。
「VPL-VW1000ES」 | |
製品ジャンル | 4K対応プロジェクター |
パネル | ハイフレームレート対応0.74型 SXRD(884万7360画素×3枚) |
3D対応 | 3Dシンクロトランスミッター搭載 |
光源ランプ | 330W 高圧水銀ランプ |
レンズ | 2.1倍ズームレンズ(21.3〜46.2mm/F2.9〜3.9) |
レンズシフト量 | 垂直: +/- 0.8V/水平: +/- 0.31H |
投影サイズ | 60〜300型(17:9) |
輝度 | 最大 2000ルーメン |
コントラスト比 | 最大 1,000,000:1 |
入力端子 | HDMI×2、コンポーネント×1、アナログRGB(D-Sub15ピン)×1、TRIGGER×2、REMOTE(RS-232C)×1、LAN(10BASE-T/100BASE-T)×1、IR IN×1、3D SYNC×1 |
対応信号 | ビデオ: 480/60i・576/50i・480/60p・576/50p・720/60p・720/50p・1080/60i・1080/50i・1080/60p・1080/50p・1080/24p・3840x2160/24p・3840x2160/25p・3840x2160/30p・4096x2160/24p、PC: fH: 19〜72kHz, fV: 48〜92Hz(最大解像度: 1920×1080 fV:60Hz) |
電源 | AC100V 50/60Hz 480W(待機時:0.3W/スタンバイモード選択時: 4W) |
サイズ | 200W×520H×640Dmm |
重量 | 約20kg |
主要付属品 | 3Dメガネ×2/USB充電ACアダプター/リモートコマンダー |
発売日 | 2011年12月下旬発売 |
価格(税込) | 168万円 |
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