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ゲームの中にいるような没入感 ソニーの3D対応ヘッドマウントディスプレイを体験した:CEATEC JAPAN 2011
11月11日発売予定の3D対応ヘッドマウントディスプレイを一足先に体験。3Dのグランツーリスモで遊んでみた。
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画面に映る映像が現実のように思える没入感――10月4日に開幕した「CEATEC JAPAN 2011」のソニーブースで、3D対応ヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T1」の体験会が行われていた。スパイダーマンの予告編映像を見られるほか、グランツーリスモを試遊することもでき、来場者は最先端の技術に驚いていた。
実際に記者がグランツーリスモを試遊してみると、最初はぼやけた状態で見づらかった。これは瞳の間隔とディスプレイの間隔が合っていないため。本体底部にレンズの間隔を動かすスイッチがあり、これを調整することで映像がくっきり見えるようになる。カチカチと1段階ずつずらすタイプのスイッチなので微調整が難しく、片目は合ってるのにもう片方はぼんやりという状況が何回かあった。
調整には少し手間がかかったものの、間隔がぴったり合ったときの没入感はすごい。3Dの効果はそれほど感じられないが、高精細の映像と相まって、自然な映像として感じることができた。
グランツーリスモはゲームとしての操作が初心者向きではないため、遊んだことがない人はスパイダーマンの予告編を見たほうがいい。HMZ-T1の性能に集中できるからだ。スパイダーマンがビルからビルに飛び移る場面など、つい自分も頭を下に向けてしまう。ディスプレイごと頭を動かせるヘッドマウントディスプレイならではと言える。
ちなみに、隣では9月30日に発表されたばかりのデジタル双眼鏡「DEV-3」の体験会も行われていた。
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