バンダイナムコゲームス、他業種向けに「ゲームメソッドコンサルティング」を開始
エンターテインメントコンテンツ開発時に必要な知見やノウハウを教えます。チーム「SPECIAL FLAG」にお任せ。
バンダイナムコゲームスは、電通と協力してエンターテインメントコンテンツ開発時に必要な知見やノウハウを他業種の製品開発やサービスに役立ててもらうことを提案するサービス「ゲームメソッドコンサルティング(チーム名「SPECIAL FLAG」)を共同展開する。
チームは今後、バンダイナムコゲームスが持つゲームをはじめとするエンターテインメント開発ノウハウと、広告、マーケティングにおける電通のノウハウを用いて、家電や通信機器、インテリアや食品といった人々の生活に密着した製品の開発やサービスに関するコンサルティング業務を受諾していく。
チーム名となっている「SPECIAL FLAG」とは、ある特定の条件を満たすと画面上に出現し、「ボーナスアイテムの獲得」や「1UP」などの特典が付与されるバンダイナムコゲームスのゲーム内アイコン。クリエーターの遊び心から生まれたアイコンが、ゲームに少しだけ付加価値を生み出すように、日常生活にも少し遊び心を加えることで、より豊かで、心が温まる毎日を送ることができるようにと名付けられた。
バンダイナムコゲームスは1980年代後半から「ゲームメソッド」に関する研究を開始。プレイヤーを夢中にさせるための心理的分析や年齢問わず誰でも簡単に楽しむことができるプレイシステムの構築など、さまざまな角度から研究・検証し完成するコンテンツの開発スキームを応用し、現在までに「福祉事業」や「教育分野」などの分野で事業を展開している。
ゲームメソッドを活用した取り組みとしては、九州大学病院リハビリテーション部と共同で研究開発したリハビリテインメントマシンや、脳性まひや脳血管障害などにより会話や筆談が困難な方のための会話補助装置「トーキングエイド」を開発。2010年には小学生向け文部科学省認定教科書を制作している。
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