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大賞は東日本大震災での「通行実績情報マップ」 2011年度「グッドデザイン賞」決定

2011年度の「グッドデザイン賞」が本田技研工業のカーナビゲーションシステムによる情報提供サービスに決定した。

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 日本デザイン振興会は11月9日、2011年度「グッドデザイン賞」の特別賞全6賞、計45件の受賞対象を発表した。大賞には本田技研工業のカーナビゲーションシステムによる情報提供サービス 東日本大震災でのインターナビによる取り組み「通行実績情報マップ」が受賞している。

 グッドデザイン特別賞は、10月3日に発表した2011年度「グッドデザイン賞」1112件の中から決定したもので、「グッドデザイン大賞」(内閣総理大臣賞)は、すべてのグッドデザイン賞受賞対象の中で2011年を象徴するデザインという位置付け。

 本年度は3月11日に発生した東日本大震災後の情勢をふまえ、日本社会の復興や、人びとの暮らしにおける豊かさの再定義につながる活動の展開を軸にした。

 「通行実績情報マップ」は、東日本大震災の被災地域でのスムーズな移動を支援する目的で、震災翌日の3月12日午前10時30分よりHondaのカーナビ「インターナビ」会員の車両から収集した走行実績データを活用した通行実績情報を公開。この通行実績情報を活用した地図を、Googleが「Google 自動車通行実績情報マップ」として3月14日から、Yahoo! JAPANが「Yahoo!地図」道路通行確認マップとして4月21日から公開している。4月27日からは両社に渋滞実績情報の提供も開始している。

 グッドデザイン大賞は、2011年を象徴するデザインとして審査委員、グッドデザイン賞受賞者、受賞展来場者の投票により決定された。なお、グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)には、パナソニックのLED電球やシャープの薄膜太陽電池、日本マイクロソフトのKinect for Xbox 360が受賞している。

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