2D映画が見たいのに3D上映しかない……そんなときのための2D変換メガネ「2D Glasses」:逆転の発想
3D映画を見ると酔ったり、頭が痛くなったりしてしまうあなたに最適な2D変換メガネ「2D Glasses」を紹介します。誕生の背景には、開発者の妻に対する深い愛と思いやりがあったようです。
3D映画は酔ったり頭が痛くなったりして楽しめないという方のために、3Dを2Dに変換してしまうメガネ「2D Glasses」を紹介します。これがあれば、3D映画好きの恋人とも楽しく映画デートができそうです。
2D Glassesは外観こそ一般的な3Dメガネと変わりませんが機能はまったく逆。このメガネをかけて3D映画を見ると、立体感がなくなり2D映画に見えます。
3D映画では、3Dメガネを使って観客の左右の目にそれぞれ色や視点が異なる映像を見せることで、脳内で立体物を見ていると錯覚を起こしています。2D Glassesは、右目に見せるはずの右目用の映像をブロックし、右目にも左目用の映像を見せ、両目に左目用の映像を見せることで、3D映画を2D映画に変換しています。ただし「IMAX 3D」は投影方法が特殊なため、2D Glassesを利用することができないので注意が必要です。
開発者のハンク・グリーン氏は、妻が3D映画を見るたびに頭痛に悩まされていたことからこの商品を考案したそうです。妻の悩みを解消し、2人で一緒に映画を楽しむため、映画館から持って帰って来た3Dメガネを材料に試作品の開発を始めたそうです。完成したメガネは友人の間で話題となり、一般向け商品として販売することになりました。
2D Glassesは、公式サイトで1個7.99ドル(約700円)で販売されています。お手頃な値段ですし、国外発送も行っているので、3D映画を見るのがつらい方はお1ついかがでしょうか。
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