iPhoneのカメラで肌チェック! ワンタッチ装着できるマイクロスコープ「Pocket Micro」
iPhoneに装着して肌の状態を詳細にチェックできるマイクロスコープ「Pocket Micro」が登場。ユーザー向けの特設サイトで肌に関するアドバイスも受けられる。
光学・電子機器メーカーのスカラは、iPhone4/4Sに装着して肌の状態を詳細にチェックできるマイクロスコープ「Pocket Micro」を2月20日に発売する。iPhoneのカメラで肌のキメや毛穴を観察し、肌荒れや化粧くずれをいつでもどこでもチェックできる。ユーザーを対象に、スキンケアに関するアドバイスを受けられる特設サイトも展開する予定だ。価格は9800円。
ワンタッチでiPhoneに取り付けられるカバー型で、マイクロスコープとバッテリーを内蔵した。10万ミクロンの解像度を持つ特殊なレンズと、肌を照らすためのLEDライトが付いている。ライトは反射/無反射を切り替え可能。反射照明なら皮膚表面のキメが鮮明に分かる。無反射照明なら皮膚の奥の毛細血管の状態が分かるので、シミの素や炎症を早期発見できるという。
サイズは62(幅)×120(高さ)×22ミリ(奥行き)ミリ。5時間連続動作できる。専用アダプターを付ければiPod touchにも装着可能だ。
発表会では、同社の山本正男社長と美容整形外科医の宇津木龍一医師がPocket Microの肌診断を説明。洗顔などでこする回数が多く、紫外線にも晒されやすいほっぺたの出っ張り部分や、刺激を受けにくいあごにレンズを当て、iPhoneの画面で映し出して見比べるといった方法を紹介した。自分の目で確かめる場合は、鏡越しに確認するのが良さそうだ。
ユーザー向けの特設サイトはPocket Microの発売と同日にオープンする。マイクロスコープの画像を手元で見つつ、サイトに書かれた情報と照らし合わせれば、自分の肌の乾燥度、老化度、毛穴のダメージなど、何が原因でどれくらい肌トラブルが起きているか分かるという。専門医による肌診断といったサービスも展開する予定だ。
これまで肌の観察には高価な業務用マイクロスコープが必要で、専門クリニックでしか診療を受けられないという難点があった。Pocket Microは「もっと手軽に肌チェックをしたい」という声を受けて開発。山本社長によると業務用に比べて性能は劣るが、「日常的にチェックして肌のダメージを予防し、美肌に導くことができる」と話していた。
同社は過去にもiPhoneにワイヤレス接続できるマイクロスコープを開発するなど、個人向け商品への挑戦を続けている。Pocket MicroはWebなどを通じて販売し、年間5万台の売り上げを目指す。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「甘酒点滴」って何!? 池袋の「点滴BAR」へ潜入してみた
池袋のとある病院には「点滴BAR」がある。メニューはアンチエイジングから薄毛対策セットまでよりどりみどり。記者は今秋登場した「甘酒点滴」を体験してみた。 - タニタ社食のヘルシーメニューが食べられる「丸の内タニタ食堂」 1月オープン
2012年1月に、タニタのレストラン「丸の内タニタ食堂」がオープンする。タニタの社食で提供している日替わり定食も食べられる。 - “枕ロボット”が寝ている人をつんつん 睡眠時無呼吸症候群に対抗する「じゅくすい君」初公開
熊型の枕ロボット「じゅくすい君」は睡眠時無呼吸症候群の患者をつんつんして寝返りを促し、呼吸しやすい姿勢にする。