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ドミノを並べて自分で倒す! 全自動ドミノ設置ロボット「ドミネーター」がすごいナニコレ

起動ボタンを押すとモーターでタイヤが動き出し、前進するロボットの側面からドミノが一定間隔で出てくる。人の手よりも早く正確に置くことが可能だ。

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 筆者が子供のころは、テレビで頻繁にドミノ倒しの番組が放送されていた。倒れ始めるとあっという間だが、並べるまではかなり地道な作業。誰かが不注意でドミノを倒してしまったり、設置ミスで最後まで倒れなかったり……。しかし、もうそんな不注意や設置ミスの心配はしなくて済むかもしれない。全自動ドミノ設置ロボット「ドミネーター」があるからだ。

 ドミネーターは、海外のレゴユーザーが作ったレゴロボット。起動ボタンを押すと、モーターでタイヤが動き出し、前進するロボットの側面からドミノが一定間隔で出てくる。人の手で置く場合は、置く場所に目印を付けるか、間隔を計りながら置かなければいけないが、ロボットなら休むことなく正確にドミノを置ける。



 ロボット内にストックされたドミノの最後尾には黄色のレゴブロックが置かれ、ストックが減っていくとこのブロックがカラーセンサーを通過する。ロボットはこの情報を基に、ドミノの設置を完了して倒すタイミングを判断する。設置が終わるとレゴが出てくる場所に設置されていたロボットのアームが動き、ドミノを倒す。

 ドミネーターは、ユーザーが書いたプログラミングコードを使ってモーターやセンサーを動かし、レゴをロボット化する「マインドストーム」というキットを利用している。

 実はこの全自動ドミノ設置ロボットは、あるロボットをマインドストームを使って再現したものだ。木工工芸家のマティアス・ワンデルさんが作ったロボットで、YouTubeに「Lego domino row building machine」という動画が投稿されている。ドミネーターのようにプログラミングによって動いているわけではないため、進みながらドミノを押し出すという動作しかできないが、30年ほど前に作ったとは思えない正確で俊敏な動きをしている。


 どちらも直線的な動きしかできず、カーブの部分は人の手で置かなければいけないのだが、プログラムの書き方によっては可能かもしれない。マインドストームにはカラーセンサーがあるので、こちらもうまく活用すれば、ドミノが倒れた時に絵が浮き上がる仕掛けも自動で作れるようになるかもしれない。

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