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レベルファイブがGREE参入――日野社長「ゲームに対する理解が深く、コンテンツを大切にしてもらえると感じた」

参入第一弾は二ノ国大冒険モンスターズ」。さらに「イナズマイレブン」「ダンボール戦機」も今後投入していく。

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 レベルファイブとグリーは3月21日、共同で記者発表会を開催し、両社の間に包括的業務提携を結んだことを発表した。レベルファイブはすでにMobageにて「レイトン教授ロワイヤル」を提供しているが、今後はGREE向けにも自社のタイトルを投入していく。

画像 グリー代表取締役社長 田中良和氏(左)と、レベルファイブ代表取締役社長/CEOの日野晃博氏(右)

 会場ではまず、参入第1弾タイトルとなる「二ノ国大冒険モンスターズ」が発表された。同社の「二ノ国」シリーズの世界観を受け継ぐソーシャルカードゲームで、様々な外見・能力を持つイマージェンたちを仲間に加えながら、クエストやバトルを楽しんでいく。

 正式なサービスインは4月の予定で、本日(3月21日)より事前登録を開始する。なお課金方法について明言はされなかったものの、「ガチャのようなシステムを入れていく予定はあるか」との質問に対しては、「カード収集というゲーム内容上、それに近いものは入れていくことになると思います」と回答していた。

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画像 タイトルロゴとメインビジュアル

画像画像 様々なクエストをこなしながら、プレイヤーはイマージェンたちとともに二ノ国を冒険する

画像画像 ボスとの戦いは「RAIDバトル」と呼ばれる。ボスには弱点となる方向があり、どの方向から攻撃するかが重要となる

 さらに会場では、「イナズマイレブン・アツメヨーゼ!!(仮)」、「ダンボール戦機 ハイグレードカスタム(仮)」の2タイトルも画面写真が公開された。いずれもレベルファイブの人気シリーズ「イナズマイレブン」、「ダンボール戦機」をソーシャルゲームにしたもので、コンシューマ版同様、日野社長直轄のプロジェクトとして注力していくという。

 どちらもやや低めの年齢層に向けたシリーズというイメージがあるが、「大人のプレイにも耐えられるよう、高級感を出していきたい」と日野社長。こちらの2作品についてはまだ開発中とのことで、具体的なゲーム内容、サービス日程などについては明かされなかった。

画像画像 「イナズマイレブン・アツメヨーゼ!!(仮)」のゲーム画面。「もともと(イナズマイレブンは)収集・育成のの要素が強く、ソーシャルというゲーム性にも合っている」と日野社長

画像画像 「ダンボール戦機 ハイグレードカスタム(仮)」のゲーム画面。開発中の画面だが、LBXたちはしっかりCGで描かれており、グラフィックのクオリティは高い

 グリーとの提携に至った理由として、日野社長はグリーの「ゲームに対する理解」の深さを挙げた。

「田中社長から提携の話をいただいた際、ゲームに対する理解が深く、この会社ならコンテンツを大切にしてくれるだろうと感じた」(日野社長)

 また近年ではゲーム業界がソーシャルゲームに押され気味といった声もあるが、「ユーザーが携帯やスマホで作品を楽しめているのなら、それはもうゲーム業界と言っていいだろうと考えるようになった」という。これまでモバイル・ソーシャルの分野では今ひとつ「勝手が分からず苦戦」(日野社長)していたというレベルファイブだが、そうした流れの変化に対応し、ここで一度、しっかりと成功の足固めをしておきたかった、という狙いもあったのだろう。

 日野社長によると、今回発表した3タイトル以外にも、すでにいくつかのタイトルが動いているとのこと。最後は「レベルファイブとしても本気で取り組んでいきますので、ぜひご注目ください」と発表を締めくくった。

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