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ブラウザゲームの雄、ONE-UPが動き出す! 同社初のオリジナルパブリッシングタイトル「メガミエンゲイジ!」&「戦国zero」発表!

長く沈黙を守っていた、「ブラウザ三国志」のONE-UPがついに動きを見せた。そんな「動き」の第1弾である、初の自社パブリッシングタイトル「メガミエンゲイジ!」、「戦国zero」の情報をお伝えする。

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 ONE-UPは8月8日、東京・銀座の本社ビルにて、同社の新作発表を行うプレスカンファレンス「ONE-UP PressConference2012」を実施した。

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 「ブラウザ三国志」や「戦国IXA」で大ヒットを飛ばし、ブラウザゲーム製作において第一人者行っても過言ではないONE-UPだが、現在までは自社でゲームをリリースしていない。だが今回は、ONE-UP初のパブリッシングタイトルが2作品発表された。そのタイトルはGREEで提供するモバイル向けの戦国ソーシャルゲーム「戦国zero」と、mixiで提供するブラウザゲーム「メガミエンゲイジ!」。

 ここに来て「独自パブリッシング」という大きな動きを見せたONE-UP。本記事では、今回発表された2作品の概要についてお伝えしていく。

画像 メガミエンゲイジ!

画像 戦国zero

あの世界のヒロインとともに、東京を駆け巡る! ブラウザゲーム「メガミエンゲイジ!」

 開会の挨拶として、ONE-UP代表取締役社長の中元志都也氏が登壇。昨年5月以降から発生した体制の変更と今後の動きについて「2011年までは地道な活動を続けて来ましたが、今年6月より積極的な活動を実施し、アジア各国への展開についてを公開しました。今回のタイトル発表は、その第2弾にあたります」と解説。中元氏の挨拶が終了すると、さっそく作品の発表が行われた。

 まず最初に情報が公開されたのは、mixiで提供されるブラウザカードゲーム「メガミエンゲイジ!」、解説を務めたのはディレクターの太田孝平氏だ。本作は8月8日の17時より、基本プレイ無料の形ですでにサービスが開始されている。

画像 ONE-UP代表取締役社長、中元志都也氏
画像 ONE-UP、「メガミエンゲイジ!」ディレクターの太田孝平氏

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 ゲームの舞台は、魔法の世界と融合してしまった東京。プレイヤーはその世界に存在する「太陽」、「月」、「星」、「大地」という4つの勢力のうちひとつに所属する「マスター」となる。そして、各世界のヒロインたちとともに、新たな東京で「領地」を奪い合うのだ。各勢力には、象徴となる「女神」が存在し、彼女たちが本作のオリジナルキャラクターとなる。

画像 太陽の女神「メリス」
画像 月の女神「マーテル」

画像 星の女神「えると」
画像 大地の女神「マーテル」

 領地の中には4種類の「マナ」と呼ばれる資源が存在し、それをもとに建物の建設や、「オートマタ」と呼ばれる兵士の生産を行える。兵士はヒロインたちの下に配備され、領地を広げるための戦闘での能力を底上げする役割を果たしている。

 注目すべきは、美少女ゲームにおける有名ブランドの人気タイトルから参戦し、カードという形で登場しているヒロインたちだ。その数は7社、30作品(シリーズ)にものぼる。出演しているブランドや作品は下に記している。もちろんキャラクターイラストは原作のイラストレーターで、中元氏は「女性キャラクターしか登場しない」という点をさかんにアピールしていた。

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「CLANNAD」

「智代アフター」

「Kanon」

「AIR」

「リトルバスターズ!シリーズ」

「Rewriteシリーズ」

「plametarian〜ちいさなほしのゆめ〜」

ぱれっと

「晴れときどきお天気雨」

「ましろ色シンフォニー」

「すてぃ〜るMyはぁと」

フロントウィング

「グリザイア」シリーズ

「ジブリール」シリーズ

「ほしうた」

「きみはぐ」

「めがちゅ!」

ネクストン

「絶対★魔王」

「極道の花嫁」

「妹選抜☆総選挙」

工画堂スタジオ

「蒼い海のトリスティア」

「蒼い空のネオスフィア」シリーズ

「暁のアマネカと蒼い巨神」

「白銀のカルと蒼空の女王」

Escu:de

「ふぃぎゅ@メイト」

「紅蓮華」

「あかときっ!」

「彼女は高天に祈らない」

「乙女恋心プリスター」シリーズ

feng

「星空へ架かる橋」シリーズ

「あかね色に染まる坂」

「青空の見える丘」

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 各ヒロインには、勢力に分かれた4つの属性が割り振られており、キャラクターの性格や見た目によって分かれている。さらにヒロインのカードにはレベルが設定されており、それが最大値に達すると「BRAKE」というシステムが発動して絵柄が変化するなど、より「キャラクターのかわいさ」に迫ったシステムが多数搭載された作品となっている。

 同タイプのゲームと同様に、ある程度の機関のゲームプレイが行われると、ゲーム環境のリセットが行われる。本作におけるプレイ期間は4カ月とのことだが、今後のプレイ環境によって変化する可能性もあるとのことなので、まだまだ情報には注目だ。

3×3×1のデッキで、自分だけの戦略を作り出そう! 「戦国zero」

画像 ONE-UP、「戦国zero」ディレクターの人見楽氏

 続く2作品目は、戦国をテーマにしたソーシャルゲーム「戦国zero」。プラットフォームはフーチャーフォンで、配信は8月末よりGREEにて行われるとのこと。本作の解説を担当したのは、ディレクターの人見楽氏。

 クエスト部分や、カードの取得などは、行動力を消費してクエストをこなし、カードやポイントを入手する……。という「いわゆるソーシャルゲーム」のシステムを採用しているが、本作において特に特筆すべきは戦闘システムとカードの成長システムだ。

 デッキは攻撃役の前列3枚、支援役の後列3枚、特殊な硬化をもたらすSPカード1枚で構成され、それぞれがターン制でぶつかり合う形になる。それぞれのカードには「職業」と、それに噛み合う「スキル」が設定されているので、それらの組み合わせを考えるのが本作における最も重要な要素だ。人見氏によると、デッキ構築の面白さをより楽しむため、「プレイヤーやコンピューターと対戦する機会も多い」とのこと。

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 また、体力減少時のみ発動するスキルや、職業などに関わって能力が変動するスキルなども用意されており、さらにはターンの流れに干渉するものなども存在するようだ。相性や、良い組み合わせを見つけ出す、というこれまでのソーシャルゲームにはない遊びが用意されている。

 そしてそれらのスキルは、戦闘を繰り返して「覚醒ゲージ」上昇させることによって入手できる。入手できるスキルは職業やカードごとにランダムだが、習得したスキルは他のカードに奥義を受け渡すことも可能なので、戦略の幅は広い。さらにカードのレベル上限は、同じカードを用意することで上昇させられるので、低レベルのカードでも戦いに組み込める。カードイラスト自体もかなり凝っているので、努力次第で自分の好きな武将を使っていけるのは嬉しい配慮だろう。

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 ローンチの時点での収録カード枚数は70枚。今後はカードの追加を積極的に行い、アップデートですぐに100枚、その後には150枚程度まではすでに見据えているとのこと。スマートフォンへの対応も近いうちに予定されているらしく、先の展開も期待できそうだ。

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 以上で、今回のプレスカンファレンスは終了の運びとなった。どちらもすでに公式ホームページが公開されているので、いずれかの作品に興味が出たら是非チェックしてみていただきたい。新たに始動したONE-UPの先鋒に立つ両作と、今後の動きに注目しておこう。

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