「お手軽ビデオレター」の“普通じゃない”使い道を考えてみた:なんだか“物足りない”ヤツを試してみよう
上海問屋の「ビデオメッセージ グリーティングカード」は、手軽にビデオレターを作れる作成キットだ。でも、全然違う目的で使ってもいいよね?
誰でも簡単にビデオレターを作れる
もうすぐ彼女の誕生日。プレゼントは買ったものの、どうやってお祝いの言葉を伝えようか。口頭、メール、手紙……、方法はいろいろあるけど、動画でメッセージを伝えてみるのも面白そうだ。
というわけで、上海問屋の「ビデオメッセージ グリーティングカード」を使ってみることにした。
この製品は、2.4型の液晶ディスプレイを内蔵したグリーティングカードだ。128Mバイトのメモリを搭載しており、最大10分間の動画を保存できる。ディスプレイの解像度は320×240ドットと、サイズともども少し物足りない気はするものの、プレゼント用なら話は別。大事なのは画質じゃない、気持ちだよ気持ち。
ビデオレターの作り方はいたって簡単だ。付属の専用ソフトを使って動画を変換し、USBケーブルで本製品にデータを転送する。これで出来上がり。ね、簡単でしょ。カードを開くと、動画が始まり、閉じれば停止する。再び開けると、動画が最初から再生される仕組みだ。
素材はWMV、AVI、MPEG-1/2などのファイル形式をサポートする。300ミリアンペアアワー/3.7ボルトのバッテリーを内蔵しており、満充電の状態で動画を約2時間再生可能としている。
本体サイズは180(幅)×131(高さ)×11(奥行き)ミリで、重量は95グラム。作り方も使い方も簡単なので、誕生日や結婚式のお祝いなど、色々な場面で使える。価格も1999円と、プレゼントと考えればお安いものだ。
“普通じゃない”使い道を考えてみた
この製品は、カードを開けば動画を再生、閉じれば停止と、操作がシンプルな分、色々な用途に応用できそうだ。お祝いでなくてもいい、人に気持ちを伝えなくてもいい。試しに、ちょっと変わった使い道を考えてみよう。
パターン1 ゲームに使う
例えば、この製品をゲームで使ってみるのはどうだろう。オリエンテーリングやリアル脱出ゲームなど、ミッションをこなして進むイベントで、人に指示を出すための方法として使えないだろうか。
文字で指示を出すよりも、情報量が多いし、雰囲気も出る。謎解きの要素とも相性がよさそうだ。何度でも再生できるし、同じ映像しか流れないのもちょっと不気味でいい。
パターン2 イタズラに使う
カードを開けたら、いきなり「ドッキリ大成功」という映像が出たらどうだろう。そんなちょっとしたイタズラにも使えそうだ。
試しに家のリビングルームに仕掛けてみたら、運良く(?)妹がひっかかってくれた。映像を見た妹は、驚きの声を上げた後、きょろきょろと周りを見渡していた。端から見ている分にはサイコーに面白かったのだが、その後、こっぴどく叱られたのは言うまでもない。
パターン3 自分自身で使う
いっそ、誰にも渡さず自分自身で使うという方法もアリ……なのかもしれない。試しに自分が好きな動画(もちろんニコニコ動画だ)を入れて再生してみたが、これがなかなかいい。複数の動画を記録できるので(順次再生される)、内蔵のメモリを余すことなく使える。
……うん、これにしよう。仕事の間にこっそりとニコニコ動画を見る。これで決まりだ。どうせカードを渡す人もいないし。彼女? ああ、それは2次元の話ね。
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