自分の今を知り、変えていく――ポラール のウェアラブル「Loop」「M400」「V800」それぞれの活用法(2/2 ページ)
計測したデータは「活用」がポイント Polar Flowで振り返りとアドバイス
さて、ここまで日々の運動のデータを自動的に記録してくれる便利な機器を中心に紹介してきましたが、実は計測することが大事なのではなく、取得したデータをどのように見て、どう活用するかがとても重要です。目標に到達していなければ、どうやったら到達できるのか、どんな原因があってできなかったのかを確認し、次の運動へ生かしていく必要があります。
そんなデータの管理と振り返りが簡単にでき、さらに結果に基づいたアドバイスまでしてくれるのが、「Polar Flow」です。
ポラールの製品を最初にPCやMacに接続するときに、Polar Flowへのユーザー登録も同時に行います。このWebページにアクセスすることで、いつでも自分の運動のデータが確認できるほか、運動の内容に基づいたアドバイスを受けることが可能です。
運動の記録はカレンダー形式の「ダイアリー」画面で確認できます。カレンダーの下部に「アクティビティー概要」というタブと「トレーニング概要」というタブがあり、1カ月間や1週間、1日など、選択している期間の合計数値などが集計されます。
特にデイリーの結果は、アクティビティー概要の画面で24時間のうちどれくらいの時間アクティブだったかなどが円グラフで確認できたり、ウォーキングなどのアクティビティーがどのように健康に影響を与えたかも分かります。
当日のデータを見ると、アクティビティー目標の達成のために、ほかの運動に換算したら後どれくらい何をやったらいいかといったアドバイスも提示してくれるので、モチベーションアップに役立ちます。また睡眠の状態も記録してくれるので、睡眠分析も可能です。よく運動した日は深い眠りが長い、といった相関関係もあるようなので、ぜひ一緒にチェックしてみることをお勧めします。
スマートフォンアプリの「Polar Flow」なら、手元でいつでも過去の履歴やアクティビティの履歴が確認できるので、ぜひインストールしておきましょう。Bluetoothでペアリングすれば、PCと接続しなくてもデータの同期ができます。
運動のデータは共有も容易、コースの追体験も
記録したデータの活用法として、そのデータがグラフ化できたり、データを元にしたアドバイスが受けられたりすることをご紹介しましたが、Polar Flowにはもう1つユニークな機能があります。Polar Flowを起動した最初の画面で世界地図が表示されるのですが、この画面で、世界各地でポラールの製品を使って運動をした人のアクティビティログ(公開設定されているもの)が確認できます。
初期画面は欧州が中心になっているのですが、スクロールして拡大すると自分の住んでいるエリアの近くでログを公開している人のデータが閲覧できます。運動した距離やトレーニングの所要時間、消費カロリーなどが大きく表示されるので、気になる人がいたら詳細もチェックできます。
例えばランニングのログを見ると、どんなペースでどんなコースを走行したのか、といったデータが簡単に確認できます。平面の地図だけでなく、地形図にも切り替えられるので、坂道の多いコースなども分かりやすく表示してくれます。
またGoogle ストリートビューを使ってコースを「追体験」できる機能も用意されています。他の人が走ったルートがどんな景色なのか、オリジナルの動画を作って見せてくれる機能は見ているだけでも楽しめます。もちろん、コースを自分のランニングに取り入れたりする際の参考にもなります。こうしたデータから、コースをお気に入りに登録したり、その人を「フォロー」したりもできます。
運動を続けるのに、一緒に楽しむ仲間がいたり、目標となる人がいたりすると、途中で挫折せず継続しやすいといわれています。こうしたすでに運動をしていて、データを公開してくれている人を目標にがんばってみるのも面白いでしょう。
「そろそろちゃんと運動しないと」という危機感を持ちつつも、なかなか実行に移せていない人は、今回紹介したポラールの製品を使って、日々の運動を可視化し、足りない部分をウォーキングやランニング、あるいはサイクリングなどで補う、という生活を始めてみてはいかがでしょうか。新しいガジェットでモチベーションを上げつつ、健康な体作りをする。そんな役に立つのがポラールのスポーツウォッチです。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ヘルスケア編集部/掲載内容有効期限:2015年5月31日