インタビュー
» 2015年05月20日 06時01分 UPDATE

「第4の朝食目指す」衝撃のコイケヤ ポテトチップス もも味&バナナ味はいかにして生まれたか (2/2)

[杉本吏,ITmedia]
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 まあ自分たちからこんなことを言うのもなんですが、もちろんパンやごはんに取って代われるものだとは思っていません。

――えっ……。

 だってそうじゃないですか! 私はこのもも味とバナナ味をおいしいと思いますけど、さすがに毎日は食べませんよ!

――えっ……ハイ……。

 でも、忙しい朝の選択肢の一つとして、提案したいんです。ポテトチップスって、これまでは基本的にお昼以降に食べられるものと思われてきました。15時のおやつとか、夜中に晩酌をしながらおつまみ代わりに、とか。それが朝になるだけで、いろいろ変わると思うんです。

 まず、朝ならカロリーを気にせずに食べたいものを食べられる、と考えてくれる人は多いですよね。それに、ポテトチップスは袋を開けるだけで食べられますし、もちろん保存性も高いから買い置きしておけますし、忙しい朝の時間に意外とフィットすると思うんですよ。

――確かに。ちなみにこれって、どんな風な食べ方をすればいいんでしょう。グラノーラなら牛乳を掛けたり、パンならコーヒーと合わせたりと、いわゆる朝食らしい食べ方というのがあると思うんですが。

 そうですね、牛乳はやっぱり合いますよ。食べていただければ分かると思うんですが、ヨーグルトや飲むヨーグルトも合います。いわゆる「(本物の)桃とバナナが合うもの」であれば、たいてい合うと思います。

 それと、少し時間に余裕のある日には、アレンジメニューも試してみてほしいです。朝食の枠からは外れるかもしれませんが、もも味でしたら生ハムやクリームチーズと合わせたり、バナナ味ならチョコレートソースを掛けたマシュマロトーストの上に乗せてみたり。

ts_koikeya04.jpg 甘いもも味としょっぱい生ハムを合わせた「ももクリームチーズ風」
ts_koikeya05.jpg パリッとしたバナナ味とふわふわのマシュマロを合わせた「マシュマロバナナトースト風」

――何だかとてつもなくオシャレな雰囲気になりましたね。

 もも味はシャンパンにも合うんです。あとは、もも味とバナナ味を一緒に食べるとミックスジュースみたいな風味になりますよ。こんな風にして楽しみながら、1週間のうち1回とか2回、「今日はポテトチップスから1日を始めてみよう」という日が増えてくれれば良いですね。

既存の発想の先にはないものを

――今後の展開についてはどう考えていますか?

 そうですね、まずは今回の新商品が話題になってくれれば、さらに別のフルーツでも……ということはあるかもしれません。

 味に関しては、賛否両論あってもいいと思っています。スルーされちゃうのが一番悲しいですから。そういう意味では、「おいしい!」でも「イマイチ……」でも、食べた方の感想をたくさん聞きたいですね。

 みかん味のヒットがなければ、今回のもも味とバナナ味はなかったと思いますし、もっと言えば、みかん味の前に出した(カラムーチョやすっぱムーチョに続く)「あまムーチョ」がなければ、甘いポテトチップスという発想そのものがなかった。この一年くらいで一気に「こんなに自由なことをしてもいいんだ!」と気づいたようなところがあります。

 これからも既存の発想にとらわれずに、皆さまに喜んでいただけるような斬新な、でもしっかりとおいしいお菓子を作り続けていきたいですね。

――江口さん、本日はありがとうございました!

ts_koikeya06.jpg お話を聞かせていただいた江口さん。写真右奥は創業当時に使われていたポテトチップスの手揚げ釜
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