ついに登場した「UP3 by Jawbone」 1カ月使用レビュー(3/3 ページ)

» 2015年08月02日 06時00分 公開
[すずまりITmedia]
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心拍数は安静時のみ。睡眠はまだ手動でモード切替

 ただ、期待の心拍測定機能はやや残念だった。エプソンのBS-500BやFitbit Charge HRが活動時の心拍数をリアルタイムに表示するのに対して、UP3は安静時、具体的には就寝時が中心で、現在の心拍数を知るすべがないのだ。あくまでも安静時にこだわるというスタンスなので仕方ないのだが、せめて1日分の変動グラフは欲しいところ。

 心拍数を測定できるなら睡眠サイクル測定も自動になるのかとおもいきや、従来通りのモード切り替えだったのも残念なポイント。心拍センサーを搭載したエプソンのPULSENSE、Fitbit Charge HR、さらには心拍センサー非搭載のソニーのSmartBand Talkですら今は自動測定である。モード切り替え時のタップでなかなかUP3が起動しないのも悩ましい。眠いときや寝起きになかなかうまくいかないとつらい。

 救いなのは、切り替えを忘れても、アプリ上で「(この間は)寝ていましたか?」とお知らせしてくれる点。しかし、実際の就寝時間とはかなり差があることもあるうえ、当人が正確な時間を覚えていないことも多い。手動なら、UP24やUP MOVEのように長押しだけで切り替えられるようにするなど、せめてもう少し簡単にしてほしい。

眠りを通じて心と体のコンディションを知りたい方に

 当初予定されていた発売日よりも、半年遅れての登場となったUP3。製品として悪くないのだが、期待が大きすぎたのか、UP24を使い始めたときのような大きな感動は残念ながら得られていない。

 UP24のデザインリューアルモデルともいえるUP2が既に発売されているが、心拍センサーを持たないUP2との価格差を考えると、安静時の心拍数を知るために9000円ほどプラスするイメージとなる。目玉機能である心拍センサーをどう活用するかが鍵となるだろう。

 UP3の心拍センサーは“フィットネス用ではない”。正直、印象としてはかなり地味だ。しかし、普段の生活では気付きにくい問題点をあぶり出すきっかけになってくれるかもしれない。

 今のところ目立った変化もないせいか、心拍数データをもとにしたアドバイスは現れていないのだが、例えば筆者の睡眠総時間と安静時心拍数の関係をグラフで見ると、睡眠時間が短いときは心拍数が高めで、長く寝れているときは低めという傾向がありそうだと気付いた。

 筆者の場合、明らかに夜更かしが原因なのだが、夜更かしなどしているわけではないのにあまり眠れず、心拍数も高めになるというのであれば、それに関する助言がSmart Coach機能によって得られるのだろうと推測する。もともと睡眠サイクルの見やすさには太鼓判のUPシリーズだけに、眠りを通じて心と体のコンディションを知りたいという方に向いていそうだ。

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