「寝ながら猫背」は危険? 快眠におすすめの姿勢はコレ!

猫背の寝姿は睡眠障害になりやすいといわれています。その根拠と正しい寝姿勢を紹介します。

» 2015年10月08日 06時00分 公開
[石原亜香利ITmedia]

 「あおむけ派? 横向き派? それともうつ伏せ派?」そんな質問をされたら、あなたはどう答えるでしょうか。寝るときの姿勢(寝姿勢)は人それぞれに好みやクセがあるものの、それが「睡眠の質」に関わることはあまり知られていません。普段からなんとなく寝つきが悪い、起床後も寝た気がしない、夜中頻繁に目が覚めてしまう、など不眠の兆候を感じている方はいませんか?

 そこで、睡眠障害になりやすい寝姿勢とぐっすり眠れる正しい寝姿勢を探っていきます。

猫背は睡眠障害になりやすい?

 一般的に、人間が最も眠りやすい姿勢は身体のどこにも負担がかかっていない状態です。当然、身体のどこかに大きな力が加わった不安定な状態では、眠りにくいものです。

 よって、猫背のような身体に負担がかかる姿勢で寝ると、眠りにくくなります。猫背は、背中が丸まり、お腹部分が圧迫され、内臓の位置がずれるなど身体にとって大きな負担がかかる姿勢です。よって、猫背は睡眠障害になりやすいということが言えるのです。

姿勢と睡眠の関係って?

 では、なぜ身体に負担がかかると眠りにくくなるのでしょうか? 睡眠障害そのものは、ストレスやライフスタイルによる自律神経の障害、または身体のコリが原因となる場合が多いといわれています。どちらも神経や身体が緊張している状態。つまり、裏を返せば、人間は“緊張が緩んだ状態”が最も快適に眠りやすいのです。

 実際、身体を緊張させたまま寝るのと、ストレッチやマッサージをした後に寝るのとでは、ぐっすり感に違いが出るといわれています。つまり、姿勢についていえば、どこにも力がかからない、より緩んだ状態が最も眠りやすいといえるのです。

睡眠時の正しい姿勢とは?

 余分な力が、骨格と筋肉のどこにもかからない状態。それが、質の良い睡眠を得るための基本です。コツは背骨を真っすぐに保ち、首と腰にできるだけ負担をかけないこと。

 正しい姿勢を作るには、起きているときの座り姿勢や立ち姿勢、歩き姿勢など全ての姿勢を正すことから始めると良いでしょう。姿勢はくせになりやすいものなので、睡眠中は無意識に普段くせとなっている姿勢を取ってしまうもの。普段猫背の人は、日中に猫背を正す方向で意識をしていれば、寝ているときも猫背になりにくいでしょう。

 最も身体に負担をかけない寝姿勢は、立っているときと同じあおむけの姿勢。布団と枕に、頭・背中・お尻・かかとがついている状態がベストです。腰痛持ちの人は、横向きが楽ですが、骨盤がゆがむこともあるといわれています。防止するためには、膝と膝の間に座布団などを挟むのをおすすめします。うつ伏せ寝は腰に負担をかけるためあまり推奨されていませんが、片膝を曲げて横に出してバランスを取ることで、腰への負担は軽減されます。

 最も負担のかからない寝姿勢を習慣化して、ぐっすり快適な眠りを目指しましょう!

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2403/26/news158.jpg 元横綱・貴乃花、再婚後の激変ぶりに驚きの声 ヒゲ生やした近影に「ショーケンみたい」「ワイルドー」
  2. /nl/articles/2403/27/news130.jpg 中山美穂、金髪&ミニ丈の大胆イメチェンに視聴者びっくり! “格付け”出演の最新ビジュアルに「誰だか分からなかった」
  3. /nl/articles/2403/26/news169.jpg 「『ちゅ〜る』の紅麹色素は大丈夫?」 小林製薬の「紅麹」報道で飼い主に不安広がる
  4. /nl/articles/2403/27/news126.jpg ミス筑波大モデル、25キロ減量したビフォーアフターに「ホント凄い」 整形疑う声も「元々は埋もれてたようですね」
  5. /nl/articles/2403/26/news161.jpg 【まとめ】小林製薬「紅麹」問題 味噌や酒など紅麹原料メーカーの自主回収相次ぐ 20社以上が発表
  6. /nl/articles/2403/27/news127.jpg 日本エレキテル連合・中野、ネタで酷使し容姿に異変→手術を決断 「ダメよ〜、ダメダメ」でブレイク、2022年にがん公表
  7. /nl/articles/2403/20/news067.jpg 「紫のトトロ買った」 “ジブリを1ミリも知らない”友だちから連絡→まさかの正体に爆笑 友だちはその後ジブリを見た?
  8. /nl/articles/2403/26/news016.jpg ドイツ人家族が日本のバウムクーヘンを実食、一番おいしいと絶賛したのは…… 満場一致の結果に「参考になります」「他の食べ比べもお願い」
  9. /nl/articles/2312/30/news041.jpg 「紫のトトロ買った」 “ジブリを1ミリも知らない”友人から連絡→まさかの正体に爆笑「それトトロやない」
  10. /nl/articles/2403/26/news145.jpg 「ご安心ください」 “紅麹ショック”でDHCとファンケルが声明…… サプリ販売は継続中 小林製薬では死亡患者がサプリ摂取
先週の総合アクセスTOP10
  1. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  2. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  3. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  4. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  5. 田代まさしの息子・タツヤ、母の逝去を報告 「あんなに悲しむ父親の姿を見たのは初めて」
  6. 「遺体の写真晒すのはさすがに」「不愉快」 坂間叶夢さんの葬儀に際して“不適切”写真を投稿で物議
  7. 大友康平、伊集院静さんの“お別れ会”で「“平服でお越しください”とあったので……」 服装が浮きまくる事態に
  8. 妊娠中に捨てられていた大型犬を保護 救われた尊い命に安堵と憤りの声「絶対に許せません」「親子ともに助かって良かった」
  9. 極寒トイレが100均アイテムで“裸足で歩ける暖かさ”に 今すぐマネできるDIYに「これは盲点」「簡単に掃除が出来る」
  10. 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
  2. パーカーをガバッとまくり上げて…… 女性インフルエンサー、台湾でボディーライン晒す 上半身露出で物議 「羞恥心どこに置いてきたん?」
  3. “TikTokはエロの宝庫だ” 女性インフルエンサー、水着姿晒した雑誌表紙に苦言 「なんですか? これ?」
  4. 1歳妹を溺愛する18歳兄、しかし妹のひと言に表情が一変「ちがうなぁ!?」 ママも笑っちゃうオチに「かわいいし天才笑」「何度も見ちゃう」
  5. 8歳兄が0歳赤ちゃんを寝かしつけ→2年後の現在は…… 尊く涙が出そうな光景に「可愛すぎる兄妹」「本当に優しい」
  6. 1人遊びに夢中な0歳赤ちゃん、ママの視線に気付いた瞬間…… 100点満点のリアクションにキュン「かわいすぎて鼻血出そう!」
  7. 67歳マダムの「ユニクロ・緑のヒートテック重ね着術」に「色の合わせ方が神すぎる」と称賛 センス抜群の着こなしが参考になる
  8. “双子モデル”りんか&あんな、成長した姿に驚きの声 近影に「こんなにおっきくなって」「ちょっと見ないうちに」
  9. 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほど様変わりした光景が379万表示「そこだけボッ!ってw」
  10. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」