医師が嫌うのはどんな患者?

病院にかかるときにぜひわきまえておきたい、患者としてのマナー。医師から煙たがられる患者とは、どんな人なのでしょうか。

» 2016年06月13日 07時30分 公開
[石原亜香利ITmedia]

 普段、何気なくかかっている病院。医師とのやりとりのときや、薬の処方時、通院のときなどに、もしかしたら医師に嫌われている行動をとってしまっているかもしれません。しかし、医師にかかるときというのは、たいていの場合、何かしらの症状を抱えているもの。そんな状況の中、なかなか気づかないこともあるはずです。

 そこで、医師から嫌われる患者像を探り、医師から煙たがられずに、円滑にしかるべき診療を受けるためのポイントを見ていきましょう。

医師

こんな患者は医師から嫌われている!?

 医師向けのコミュニティを運営するMedPeer(メドピア)が、2015年1月16日から2月2日の間に実施した調査の中に、「患者さんにされて最も困ることは?」という質問がありました。会員登録している医師から得られた有効回答は1365件。その答えの上位5つを確認してみます。

  • 1位 スタッフへの暴力・暴言
  • 2位 自己都合で治療を中断する
  • 3位 処方した薬を正しく使用しない
  • 4位 無理な要求をする
  • 5位 コンビニ(時間外)受診

 暴力・暴言はもってのほかではあるものの、「とにかく注射を打ってくれ」などの無理な要求をしたり、文句を言ったりするのは医師でなくとも迷惑でしょう。その他、通院しなくなる・処方薬の服用をやめるなどの「勝手に治療を中断する」ことも、注意が必要です。

 定期的な通院ルールを守らず、気まぐれに通院するのも病院側にとって迷惑です。また、最近増えているという、夜間のコンビニ受診は、やむを得ない場合を除き、医師にとっては困りもののようです。

 6位以下には「タクシーがわりに救急車を使う」「医師の指示に従わない」「病状・症状について正直に話さない」「お客様扱いされるのが当たり前と思っている」「メディアの情報をうのみにする」なども挙がっていました。

患者として注意したいこと

 これらの結果から、患者としてぜひ気を付けたいことをまとめてみます。

  • 医師からの指示に基づくルールは守る
  • 自己判断・自己都合で通院・服薬を勝手にやめない
  • 夜間の受診や救急車利用は本当に必要なときに

 受診するときは、基本的に医師の指示に従うことで、治療がきちんとなされるということを前提に。

 ただし、どうしても疑問がある場合には、医師に直接相談・質問したり、セカンドオピニオンを聞くという選択をすることも必要です。とはいえ、セカンドオピニオンについても、まずは主治医のファーストオピニオンの意見を大切にすべきともいわれています。

 この点、慎重な見極めが必要になりそうです。

<参考リンク>

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」