便秘、肌荒れ、むくみ――「腸の汚れ」が引き起こす症状とチェック方法

自分の腸は汚れているかもしれません。ぜひチェックリストで自分の腸のきれいさを確認してみましょう。

» 2016年11月19日 06時00分 公開
[石原亜香利ITmedia]

 便秘、肌荒れや冷え、むくみ、太りやすさ、イライラや落ち込み、肩こりなどの症状を抱えているのであれば、もしかすると腸が汚れている可能性があります。心当たりがある人はチェックリストを確認し、早急に食生活を改善しましょう。

こんな悩みがあるなら、腸が汚れているかも!

 腸は、健康と美をつかさどるといわれています。まずは以下のリストでチェックしてみましょう。

汚腸チェックリスト

  • 便秘が慢性化している
  • ちょっとしたことですぐお腹を下す
  • いつもお腹に膨満感がある
  • 便やガスの臭いが気になる
  • 肌が荒れている・乾燥肌が気になる
  • 排便してもまだ残っている感じがある
  • 食欲不振ぎみ
  • いつもイライラしている
  • 気分が落ち込みやすい
  • 冷えやむくみに悩まされている
  • 太りやすい

 いくつか当てはまるようであれば、汚腸の可能性があります。

デブ菌が増える食事とは?

 この汚腸の原因の1つが「デブ菌」が優勢になっていること。

 腸内にいる細菌は、デブ菌とやせ菌に分けられ、デブ菌が優勢だと肥満になりやすいことが分かっています。米カリフォルニア大学が行った2014年の調査では、マウスに脂肪が豊富なエサを無制限に食べさせ続けたところ、腸内にデブ菌の傾向を持つ菌が優勢になったそう。

 つまり、人間でも同じく、食べたいときに食べたいだけ脂肪の多い揚げ物、マーガリンやバター、乳製品、肉の脂、チョコやケーキ、ポテトチップスなどの菓子類などの高脂肪な食品を食べ続けると、腸内にデブ菌が増えて太りやすくなる可能性があるというわけです。

 デブ菌優勢な状態を改善するには、やせ菌が菌を発酵させて脂肪の取り込みを防止する効果を引き出すことが肝心です。それには、水溶性食物繊維である干ししいたけ、大麦、納豆、ニンニク、切り干し大根などを食べるといいといわれています。

もともと女性は便秘になりやすい?

 汚腸のチェックリストで便秘に該当した人は、もしかしたら女性が多いかもしれません。そもそも、女性は便秘になりやすいからです。

 女性はもともと、体の構造が便秘になりやすい上に、トイレを我慢しやすい傾向があること、ダイエットなどの偏食が多いことから、腸のぜん動運動が活発にならない状態が生じやすいのです。

 普段、体調全般が良くない、太りやすいと感じている人は、長時間の我慢はせず、快便を心掛ける、偏食はやめて水溶性食物繊維をしっかりとりやせ菌を増やすなどして、腸をキレイにするように努めましょう。

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